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VANNER 独占インタビュー 「ファンの皆さんが燃え上がるような愛をくれたら嬉しいです」

  • 2024.6.25
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(後列左から)ヨングァン、テファン、ヘソン、ソングク、(前列)ゴン ※提供写真
(後列左から)ヨングァン、テファン、ヘソン、ソングク、(前列)ゴン ※提供写真

【写真】歌もパフォーマンスもカッコよくて釘付け!VANNERコンサート写真

去る5月に、日本で1stコンサートを行った韓国のボーイズグループ・VANNERに独占インタビュー。2019年の韓国デビュー前から日本で精力的に活動してきた彼らに、遂に実現した初コンサートや韓国での活動について、また日本での“お気に入り”やこれからの目標などをきいてみた。(ソングクは兵役の為、不在)

サバイバル番組で優勝してブレイク

VANNERは、2019年に韓国でデビューした5人組のボーイズグループ。グループ名は、勝利を意味する「Victory」と旗を意味する「Banner」を合わせた造語で、「トップに立ち勝利の旗を立てる」という意味が込められている。

デビュー後、コロナ禍の影響などもあり思うように活動できない中、アルバイトをしながら歌手の夢を諦めなかった5人。2023年に、デビュー経験のあるK-POPボーイズグループを対象にした韓国のサバイバル番組「PEAK TIME」に出演し、どのミッションでも高いパフォーマンススキルを見せて優勝。優勝後の2023年8月に発売した1stミニアルバム「VENI VIDI VICI」は、初動セールス10万枚を記録。そして、今年1月発売の2ndミニアルバム「CAPTURE THE FLAG」では初動セールス14万枚を突破。快進撃を続けている。

日本では、韓国デビュー前から連日ライブを行うなど精力的に活動し、“知る人ぞ知る実力派グループ”だったが、「PEAK TIME」が日本でもAbemaとCS・テレ朝チャンネルにて同時放送されたことにより知名度と人気が急上昇した。

初コンサートは、大きなプレゼントをもらった気持ち

――まず、日本でコンサートをした感想を教えてください。

テファン 単独コンサートをこんなに早くできるとは思ってなかったので、本当にすごく不思議な気持ちがしたし、光栄でした。ファンの皆さんにもボクらの良い姿をお見せすることができて、良い時間を過ごせました。

ヘソン 単独コンサートをするまでに結成から6年かかったんです。だから夢を叶えた気分でした。ホンッットに楽しかったです!

ヨングァン ソングク兄さんが軍隊に入隊して、日本のコンサートは4人だったんでちょっと心配だったんです。でもファンの方々が楽しんでる姿を見て安心しました。

ゴン コンサートはファンが居てこそできるので、皆さんからすごく大きなプレゼントをもらった気持ちです。

――コンサートを拝見したんですが、めちゃくちゃ盛り上がって、ファンの方々も本当に楽しそうでした。ライブで心掛けてるのは、どんな事ですか?

ヨングァン ファンの方それぞれ、好きな曲やパフォーマンスが違うとは思いますが、どの曲でもVANNERだから見せられるエネルギーを届ける事を重点に置いています。

ヘソン それと、ライブはファンの皆さんと作っていくモノなので、歓声を誘導したり「一緒に歌って!」って、その瞬間を共有して、良い思い出ができるようにしています。

「2024 VANNER 1ST CONCERT [THE FLAG : A TO V] IN TOKYO」より 撮影=草刈雅之
「2024 VANNER 1ST CONCERT [THE FLAG : A TO V] IN TOKYO」より 撮影=草刈雅之

夢だった「KCON」にも初参加

――先日、初めて「KCON JAPAN」にも参加しましたよね。

ヘソン はい。すごく出たかったイベントだったから、嬉しかったです。ステージではStray Kids先輩のカバーをする機会をいただけたんです。光栄でした。それと、日本でのイベントなので、いらっしゃった方がわかるように、トークをできる限り日本語でするようにしました。

ゴン VVS(ファンの名称)以外の方もたくさん居る所でパフォーマンスするのは、ワクワクしました。ボクたちを信じてくれてるVVSが居てくれたから、自信を持ってパフォーマンスできました。ボクたちが楽しんでパフォーマンスしてる姿を見て、気に入ってVVSになってくださったら嬉しいですね。

ヨングァン VANNERを知らない方に知っていただける機会だったので幸せだったし、楽しんでパフォーマンスしました。

「2024 VANNER 1ST CONCERT [THE FLAG : A TO V] IN TOKYO」より 撮影=草刈雅之
「2024 VANNER 1ST CONCERT [THE FLAG : A TO V] IN TOKYO」より 撮影=草刈雅之
「この1年忙しかったけど幸せだった」と言うテファン
「この1年忙しかったけど幸せだった」と言うテファン

「PEAK TIME」優勝後からすごく忙しく過ごした1年でした

――「PEAK TIME」で優勝してから、もう1年経ちましたね。

テファン この1年間は、本当にすごく忙しく過ごしました。ミニアルバムも2枚出せましたし。忙しかったけど、ボクらを助けてくださる方がたくさん居てくださったので、幸せでラクな気持ちで活動する事ができました。

ヨングァン ボクも時間が本当に早く感じて、ファンの皆さんに、ボクらの良い姿をもっとお見せできたら…と思いました。

ゴン ボクは、ゆっくり見せていきたいです。これから先、長~く時間はありますから。

ヘソン この1年の全てを活動に費やせた事が幸せでした。コロナ禍で活動できなかった分が、この1年に凝縮されたみたいでした(笑)。

――思い出に残ってる事は?

ゴン やっぱり「PEAK TIME」後のカムバックです。ボクたちもVVSも緊張と期待…同じ気持ちで迎えました。今年、「JACKPOT」でカムバックした時も、歌番組の収録に応援に来てくれたVVSの歓声がスゴくてビックリしたし、TV局の関係者の方々からもたくさんホメていただいて、嬉しかったです。

ヨングァン ずっとできなかったファンミーティングをやれたのが、すごく嬉しかったですね。昔からのファンの方も来てくださって、涙が出るほど感激しました。

テファン 「PEAK TIME」が終わった後、番組のコンサートや歌番組で、初めて大勢のファンの方を目の当たりにした事です。驚いたと同時に、こんなにたくさんの方に愛されてるんだ!という事を実感したんです。

ヘソン ソウルと東京だけじゃなくて、台湾と香港でもコンサートができるのが、本当に嬉しいです。

この1年の「変化」

――この1年、今まで以上に一緒に居る時間が増えましたね?「今まで知らなかった新たな一面」や「変わったな」っていうところはありますか?

テファン ゴンが掃除をちゃんとするようになったんですよ(笑)。前は、そうでもなかったような…。

ゴン もともとキレイ好きなんだけど…。

テファン ゴンの家に行ったら、トイレがスゴくキレイで(笑)。一緒に居た時は、逆に気付かなかったのかな。離れたからこそわかったのかも。

ゴン 前は全員一緒に住んでたけど、今は2人と3人だから、汚れる度合いも前より少ないし、目も届きやすいって事もあるよ。メンバー全員キレイ好きですよ!

ヘソン ボクが感じたのは、みんな「PEAK TIME」前よりカッコよくなった。特にヨングァンさん。ファンの皆さんに愛されて、顔つきが変わったのもあるし、露出が増えた分、ボクも含めてだけど自分自身でも気を遣うようになったからだと思います。

――他には?

ヨングァン 前より親密になりましたね。冗談を言い合ったりする事が増えました。

ヘソン ボディタッチも…。

テファン ボクとゴンちゃんが、他のメンバーにスキンシップが多いんです。

ゴン 違う違う違う…ボクはヘソンにしかしないですよ。テファン兄さんへは、ボクを触ってくるから仕返ししてるだけです!

テファン ボクたちのライブの映像を見たら、ほとんどのステージでゴンちゃんがおしりを強く叩いてるのが見れると思いますよ(笑)。

ゴン 映像に残ってるのが全てではない…。

「『PEAK TIME』に出る前より、みんなカッコ良くなった」と言うヘソン
「『PEAK TIME』に出る前より、みんなカッコ良くなった」と言うヘソン

アップグレードした姿を見せた「JACKPOT」

――先日の「JACKPOT」の活動は、いかがでしたか?

テファン ボーカルもダンスもアップグレードした姿を見せられたと思うし、限界に挑戦する経験ができて良かったです。

ヨングァン 今回、新たなコンセプトに初挑戦できました。ボクたちの変化をいつも受け入れて喜んでくれるVVSに感謝してます。それと活動中、皆さんが一緒に歌ってくれて感動しました。

ヘソン 「JACKPOT」はPENTAGONのフィ先輩とウソク先輩、「BE MY LOVE」はBTOBのイム・ヒョンシク先輩と一緒に作業できて幸せでした。先輩たちからたくさんの事を教わりました。

テファン 「JACKPOT」の振付の多くをゴンが作ったのですが、サビ部分のネコちゃんポーズもゴンが考えたんですよ。最初、ゴンが見せてくれた時、奇抜な振付だな、と思いました。シリアスでハードな曲にカワイイ振付のギャップがいいなと思いました。

ヘソン 今回のアルバムは、ファンの皆さんがどんなボクたちが見たいのかな、と考えながら作ったので、視野が広がった気がします。これを生かして、次のアルバムではまた新しい事に挑戦したいし、もう今から楽しみです。

――ソングクさんが兵役を終えて、また完全体になる日が待ち遠しいすね。連絡は取ってますか?

テファン 週末は電話が使えるので、何度か話しましたよ。

ゴン 日本のコンサートが始まる直前にも電話して、ステージに向かったんですよ。

――何かおっしゃってました?

ゴン (ソングクのモノマネで)ファイティン!って(笑)。みんなで面会にも行きたいです。

現在兵役中のソングク
現在兵役中のソングク
”じゃんがらラーメン”に大ハマリ中のゴン
”じゃんがらラーメン”に大ハマリ中のゴン

メンバーがドハマリ中の日本の食べ物とは…

――日本での活動が長い皆さんは、日本でお気に入りの食べ物は何ですか?

ゴン じゃんがらラーメン(九州じゃんがら)!!いつもスープまで全部飲み干します!毎日行きたいです!

ヘソン ボクたちがよく行く店舗では、ファンの方が「ゴンの」「ヘソンの」って言ったら、ボクたちが食べてるのと同じメニューが出てくるんです。BGMでもVANNERの曲をかけてくれて、嬉しいですね。

ゴン お店に行った、っていうVANNERの公式Xを、リポストしてくれたんですよ。店長さんにサインもして、「成功したオタク」になった気持ちです。

ヨングァン ボクは、やよい軒!特にチキンカツ。一番です!

テファン ボクは日本に来たらいつも、たこ焼きを食べます。あと、この間来た時に食べた焼肉がおいしかったです。韓国とは違ったおいしさでした。いろんな種類の肉があるのも良かったですね。

ゴン あー!あと、お寿司も大好きです!

湯布院vs札幌…

――行きたい場所は?

ゴン 湯布院!

テファン ボクは雪が多い所…北海道ですか?行ってみたいです。

ゴン (テファンに)湯布院、行きましょう。雪が降ってる中、露天風呂に入るんだよ。

テファン わぁ、いいねぇ…。札幌に行きたいです。

全員 ワハハハハハ。

ゴン ヒドいなぁ。

ヨングァン ボクは久しぶりに大阪に行ってみたいです。たこ焼きがすごくおいしかった思い出があるので、また行って食べたいです。

テファン パチパチパチパチ(拍手)

ヘソン 東京タワーに行ってみたいです。で、TikTokを撮りたい(笑)。

日本で出たい番組は「IPPONグランプリ」!?

――日本で今後してみたい活動は?

テファン 日本のアルバムを出したいです。たくさん出せたらいいなぁ。音楽番組にも出たいですね。

ヘソン 日本でコンサートをもっともっとしたいですね。で、どんどん大きな会場になって、スタジアム公演ができるようになりたいです!

ゴン 「紅白歌合戦」とかね。あと、ボクはバラエティも出たいです。森川葵さんが神業チャレンジをしてるのを観て(「それって実際どうなの課」。放送終了)、ボクもやってみたいと思いました。

ヨングァン 機会があったら「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)に出たいです。韓国には無いタイプのバラエティ(大喜利)で、スゴく面白かったんですよ。それと、「仮面ライダー」に出たいです。前にファンの方に何をしてほしいか聞いたら、「仮面ライダー」に出てほしい、って言われたんです。だから、いつか実現したいですね。

テファン 悪役で?(笑)

ヨングァン 何でもいいよ、出られるなら。

ゴン じゃあ、「悪役4」で!

全員 ゲラゲラゲラ

「『IPPONグランプリ』に出てみたい」と言うヨングァン
「『IPPONグランプリ』に出てみたい」と言うヨングァン

燃え上がるような愛をくれたら嬉しい

――では最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

ゴン 昔から応援してくださってるVVSには、まだ見せていない姿をお見せするので、新たな愛を育ててくれたら嬉しいです。そして、新しくファンになった方々は、これから始まる燃え上がるような愛をボクたちにくださったら嬉しいです。愛してます。

ヘソン (日本語で)VANNERを見つけてくださって、ホントにありがとうございます。絶対にVANNERを忘れないでください。大好き。

ヨングァン 早くカムバックとコンサートをするという約束を守れるようにしてくださってありがとうございます。これからも会える機会がたくさんあったら嬉しいです。

テファン ボクたちのそばで応援してくださって、韓国まで来てくださる方もいらして、本当にありがたいです。これからは、ボクたちが日本の皆さんにたくさん会いに来ます!

◆取材・文=鳥居美保

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