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日本中が「ガチ号泣」… 感動のラストで知られる名作日本映画(3)最強アニメがずるい…涙でびしょ濡れの理由は

  • 2024.6.25
山崎貴監督【Getty Images】

家族や兄弟、恋人との別れなど、観客に幾度となく涙を流させてくれる日本映画の中でも、観終わった後もその世界観に浸っていたいと思わせる名作は数少ない。今回は、映画好きなら観ておきたい、とにかく泣きたい時におすすめの感涙映画をセレクト。クライマックスとともに作品の魅力を紹介していく。第3回。(文・ニャンコ)

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『STAND BY ME ドラえもん』(2014)
上映時間:121分
監督:八木竜一、山崎貴
原作:藤子・F・不二雄
脚本:山崎貴
キャスト:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、萩野志保子、三石琴乃、松本保典、田原アルノ、妻夫木聡

【作品内容】

ネコ型ロボットのドラえもんは、のび太の悲惨な未来を変える任務を果たすため、22世紀の未来からやってくる。

ドラえもんは、のび太の孫・セワシのプログラムにより、のび太を幸せにするまでは未来に帰れない状況に置かれたため、未来の道具を使ってのび太の生活を改善し、のび太としずかちゃんの良い未来を作るべく奮闘する。

【クライマックスは…】

ドラえもんの道具なしでも、何度もジャイアンに立ち向かう姿を見たドラえもんは、未来へ帰ることを決意する。

ドラえもんが未来へ帰ったあと、ドラえもんが最後に残した秘密道具「ウソ800」という、喋ったことが全て嘘になる道具を使い、スネ夫とジャイアンに仕返しを企てる。仕返しは大成功したが、ドラえもんがいないという寂しさは変わらず、「ドラえもんが帰ってこない」と呟く。

【注目ポイント】

本作のラストシーンは、成長したのび太とドラえもんの別れを描いており、多くの観客の涙を誘った。

今までドラえもんの未来の道具に頼りっぱなしだったのび太が、道具やドラえもんに頼ることなく、自らの力のみで困難に立ち向かい、そして乗り越えていく姿に、ドラえもんだけではなく多くの観客が涙を流し、「ドラ泣き」という造語まで生まれた。

特に終盤の、のび太がジャイアンに立ち向かうシーンでは、何度倒れてもドラえもんを心配させたくない一心で立ち上がるのび太の姿に、思わず「がんばれ!」と声をかけてしまった観客も多いことだろう。

そして訪れるのび太とドラえもんの別れのシーンでは、のび太を心配し、別れることに戸惑っていたドラえもんだったが、成長したのび太の姿を見て安心して未来に帰ることができた。

ラストシーンを詳しく見てみよう。喋ったことが全て嘘になる道具を使い、のび太はスネ夫とジャイアンに仕返しを企てる。仕返しは大成功したが、寂しさは変わらず、「ドラえもんが帰ってこない」と呟く。その言葉がウソとなったため、ドラえもんが帰ってくるという、なんともほっこりする結末だ。

この時、ドラえもんとのび太は、友人同士というよりかはまるで親子のような関係に見える。本作を感動的にしている大きなポイントは、成長した我が子が親元を離れ、独り立ちしていく寂しさと安心感が入り混じったような感情にさせられるところにあるのではないだろうか。

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