1. トップ
  2. レシピ
  3. 東京でも限られた所しか出回らない「江戸崎かぼちゃ」

東京でも限られた所しか出回らない「江戸崎かぼちゃ」

  • 2024.6.25

JA稲敷新利根直売所(茨城県稲敷市)で22日、年に一度の「江戸崎かぼちゃフェア」が開催された。

江戸崎かぼちゃ
江戸崎かぼちゃ

同フェアでは江戸崎かぼちゃの特売や江戸崎かぼちゃを使用したスイーツ、朝採りのとうもろこしやすいかなど、地元の旬の農産物も販売。

江戸崎かぼちゃ大使のAyaka Rosy Mutoさんといなのすけくん
江戸崎かぼちゃ大使のAyaka Rosy Mutoさんといなのすけくん

また、店舗前では江戸崎かぼちゃ大使などによるステージのほか、個性豊かな店舗が集まる新利根マルシェも行われ、多くの方が訪れた。

江戸崎かぼちゃの販売
江戸崎かぼちゃの販売

一般的なかぼちゃは着果してから45日前後で収穫を行うが、「江戸崎かぼちゃ」は、およそ55日で完熟させてから収穫することで、ホクホクの食感のかぼちゃになる。

江戸崎かぼちゃに貼られているシール
江戸崎かぼちゃに貼られているシール

平成27年12月に夕張メロンなどと共に全国で初めて『地理的表示(GI)保護制度』に登録されたことで全国的にも名が知られるようになり、「かほちゃのブランド品」と呼ばれるほど人気に。

※地理的表示(GI)保護制度……地域で長年育まれた農林水産物・食品の名称をその生産地や品質の基準等とともに国に登録し,知的財産として保護する制度のこと

JA稲敷 根本作左衛門代表理事組合長
JA稲敷 根本作左衛門代表理事組合長

JA稲敷の根本作左衛門代表理事 組合長は「今年の出来は上々で、去年よりも良い。昨年以上の販売高になると嬉しい。『かぼちゃといえば江戸崎』とご指名を頂けるよう頑張っている」と述べた。

江戸崎かぼちゃを販売する、JA稲敷の高谷朋幸さん
江戸崎かぼちゃを販売する、JA稲敷の高谷朋幸さん

ただ、年々高齢化に伴う生産者数の減少が問題となっている。JA稲敷の高谷朋幸さんは「生産者人数は現在20名。農業をする若者や定年後に農業をという方は増えているが、家庭菜園にちょっと毛が生えた程度でしか考えていない方も多い。就農で生活をしていくとなると若いうちからやっていかないと。それを志す人がまだまだ少ない」と話す。

JA稲敷新利根直売所 加藤洋子店長
JA稲敷新利根直売所 加藤洋子店長

JA稲敷新利根直売所の加藤洋子店長は「江戸崎かぼちゃの生産が減ってきているというが、稲敷市の地域おこし協力隊として、かぼちゃの生産研修生が2名入ってきた。彼らが頑張ってもらえればありがたい」と今後の活躍を期待している。

JA稲敷 新利根直売所
JA稲敷 新利根直売所

集荷場直送で入荷するのは主にこの直売所で、東京など首都圏のスーパーではわずかな入荷だという。

今年の江戸崎かぼちゃの販売は、7月末までの予定。

元記事で読む
の記事をもっとみる