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【加齢に負けない「まつ育」ルポ】まつ毛にも老化の波が…“40代お疲れ目元”をどうにかしたい!

  • 2024.6.25
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まつ毛のカールに欠かせないビューラー。くいくいっと動かした後、ビューラーのゴム部分を見ると大事なまつ毛1本、2本と付着しているのは日常茶飯事です。
力をいれずにやさしくビューラーしても、まつ毛が抜ける不思議。気が付けば、まつ毛自体にコシがなく、細くなったような…。40代半ば、「まつ毛の老化」とも向き合わなければならんのか!

まつ毛も加齢とともに老化する!

とおいとおいとおい昔の話…(写真:iStock)
とおいとおいとおい昔の話…(写真:iStock)

【日めくりコクハク】

「まつ毛も頭髪と同じで、加齢とともに細くなったり、抜けやすくなったりします。3カ月に一度とされる毛周期が変化することで成長期間が短くなり、再生サイクルが遅れてしまうと“老化現象”につながりやすくなってしまうんですね」

こう話すのはまつ毛を知り尽くしたプロ、日本ラッシュアーティスト協会の認定講師も務める岡市貴美子さんです。

40代半ばの記者、ビューラー使用歴は四半世紀はくだりませんが、まつ毛を痛めず、切れないように動かすのは無理なんじゃね? と半ば諦めています。

そう嘆くと、岡市さんは優しく頷きながら、「ビューラーを使いこなすのは難しいですよね。加齢も気になるアラフォー世代の方々には『まつ毛パーマ』を上手に活用いただきたいです」。

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最近のまつ毛パーマは「まつ育」できる

【ビフォー】よくよく見ると毛が抜けて、“穴”が開いている(C)コクハク
【ビフォー】よくよく見ると毛が抜けて、“穴”が開いている(C)コクハク

まつ毛パーマか。そういえば、10年ほど前に数回トライしたものの、薬剤がしみてちょっぴり痛かったり、持ちもイマイチだったりして、あまりいい記憶がないなあ。

「まつ毛パーマも、薬剤や器材ひとつとっても技術革新がとても進んでいるんですよ。最近の主流は、栄養を入れながらまつ毛を上げる『ラッシュリフト』や『コスメリフト』と呼ばれる施術が人気です。

自前のまつ毛を活かしてナチュラルに垢抜けた目元を作りながら、まつ毛自体を元気にしていくことができる。まつ毛パーマはただまつ毛をカールさせるだけでなく、アラフォー世代が気軽に取り組める“まつ育”という側面もあります。

コロナ以降、もともとエクステ派だったかたが、クレンジングもラクにできるまつ毛パーマに移行されるケースも多く見られます。個人差はありますが、エクステの持ちは3~4週間程度なのに対し、まつ毛パーマは4~6週間程度。持続性の面でも優秀なんですよ」

なるほど、まつ毛界もすこぶる技術革新が進んでいるのね。ものは試し、お疲れまつ毛のケアをするべく、ラッシュリフトを体験させていただきました。

ラッシュリフトに挑戦

まつ毛にロットにまつ毛を巻きつけ、薬剤を塗布してステイ(C)コクハク
まつ毛にロットにまつ毛を巻きつけ、薬剤を塗布してステイ(C)コクハク

まずは目元用シャンプーを使って汚れを落とし、施術の前にまつ毛の生えぐせやまぶたの形状、毛穴の向きを確認します。えっ、岡市さん、まつ毛の毛穴の向きまで見るんですか?

「毛穴の向きって実はとても大事なんです。カールの角度や施術方法、どのようにまつ毛をデザインしていくのかなど、顧客ごとに最適な施術を見極める重要な要素になります」

施術前に受けた“まつ毛診断”では、アラフォーお疲れ記者はビューラーで毛が抜け、“穴”が開いた箇所がいくつかあるものの、癖のないお利口なまつ毛とのこと。

寝心地のいい施術ベットに横たわり、やさしくまつ毛を触られていると睡魔が襲ってくる(苦笑)。それでもなんとか寝落ちをこらえること40分、施術終了です。

【アフター】「生き返った!」

マスカラ未付着でも目ぱっちり!(C)コクハク
マスカラ未付着でも目ぱっちり!(C)コクハク

自分の目元を手鏡で見ると、まるで美容整形級! まつ毛ひとつでここまで印象が変わるとは、正直、侮っておりました。

「常連のお客様の中には『生き返った~!』と言われる方もいらっしゃいます(笑)。日々のお手入れは、マスカラはじめ、アイシャドウや日焼け止めなど正しい方法できちんと汚れを落とすことが何より大切。その後、用途に合ったまつ毛美容液を塗布すれば、加齢に負けないまつ育につながります」

ラッシュリフトの価格はサロンによってまちまちですが、おおむね6000~7000円前後が多いとのこと。美容の投資としては手が届かない額ではないかも。

メイクが楽チン、お疲れ顔に改善の兆しアリ

何度も何度もリピ買いしてきましたが…(C)コクハク
何度も何度もリピ買いしてきましたが…(C)コクハク

メイクのたびにビューラーし、マスカラ下地でカールをキープさせてから、マスカラを塗る3工程が、“いきなりマスカラ”で済むのが楽チンです(まつ育の観点でいえば、マスカラの前に日中用のまつ毛美容液を投入するとなお良し)。

時短にもつながり、何より、ずっとくるんとしたまつ毛のおかげで、お疲れ顔でもちょっぴり自信が持てたのが嬉しい。たとえ誰にも気付かれなくても、まつ毛パーマが、何かと難しいご自愛にもつながるのなら、試す価値は大アリ。

お疲れ目元&まつ毛に嘆く、アラフォー世代の同志の皆さまの参考になれば嬉しいです。

(編集O/コクハク編集部)

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