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【今日の一養生 6月25日】蚊に刺されたときは、塗り薬代わりにお灸をすえる!?:漢方養生で毎日上々!

  • 2024.6.25
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。

6月25日 蚊に刺されたときは、塗り薬代わりにお灸をすえる!?

夏になり存在感たっぷりな蚊。
実は、蚊に刺されたときにお灸をすると、すぐにかゆみがひくのをご存じですか?
2000年以上の歴史のあるお灸のメカニズムが近代科学的にも解明されてきています。

たとえば、お灸による皮膚への温熱刺激により、皮下の筋肉や血管、リンパに影響し、副腎皮質ホルモンが分泌され、白血球が活性化されることがわかっています。
つまり、お灸には、炎症や痛みを抑制する効果があるのです。
また、お灸で熱刺激をすると、ダメージを受けていた細胞を修復する作用のあるヒートショックプロテインという特殊なタンパク質が分泌され、細胞が治ろうとする働きを活性化してくれます。

蚊に刺されたら、セルフ灸ができる人は、なるべくすぐにお灸をしましょう。
この場合、少し熱いかな?くらいまでお灸をしてあげるのがオススメです。
早ければ早いほどかゆみが出ないので、皮膚を掻きむしることを避けられます。
半日経ってもまだかゆみが出るようならもう一度お灸をするとよいでしょう。
セルフ灸に慣れている方は、キャンプなど夏のお出かけのお供にお灸があるとよいですね。

メスの蚊は3m先の匂いを嗅ぎ分け、熱に反応し、私たちの血液を栄養にするそうです。
刺された場所を鍼灸師がみると、意外にもツボの位置を刺していたりするので、すごいなぁと、蚊にも関心してしまいます。
蚊のように痛くなく鍼を刺せるようになりたい、と思う鍼灸師の私たちです(笑)
とにもかくにも、蚊に刺されたら、セルフ灸を。


今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。

illustration:moxies edit:Nao Yoshida
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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