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京本大我さんインタビュー。恋人には知っておいてほしい、自分のトリセツ

  • 2024.6.25

人生も、仕事も、恋愛も、「すべて知ってしまったらつまらない」。胸を高鳴らせながら走り続けたいから、もっと新しい自分に出会いたいから彼から見える世界はいつだって「知らない」と「知りたい」で彩られている。

誰も知らない京本大我 SixTONES 京本大我
出典元:MAQUIA ONLINE

彼の世界は、自由でいつも美しい 京本大我 知らないこと、知りたいコト

京本大我の「言えない秘密」

「親しい人の間に秘密はあっていいと思うか?」そう質問されたら僕はきっと「秘密はあっていい」と答えると思う。親しくなるほど相手の感性や価値観が見えてくるから「これを言ったら困らせてしまうな」とか相手のためを思って言わない、そんな秘密は自然と生まれる気がするし。逆に、そんなに親しくない人や出会ったばかりの人なのに「この価値観をわかってくれるなら、もしかして」と今まで誰にも言ったことのない心の内を打ち明けてみたら「それ、わかる」「自分も感じたことがある」と二人の関係を驚くほど急速に縮めることもあったりして。誰にも言わない秘密を持つことで誰かと深く繋がれることもあるんだよね。

誰も知らない京本大我

最近、Xやインスタグラムを始めたり、他人にはなかなか理解してもらえないちょっと特殊な恋愛観を披露したり。いろんな自分を知ってもらえる場所が増えた。そこで、ファンや周りの人たちから言われるのが「まだまだ知らない京本大我がいそう」という言葉で。それはきっと「正解」なのだと思う。なぜなら、僕も追いつけていないんで、自分に。自分もずっと自分を追いかけているんで、全然、間に合わないんですよ。変化なのか、劣化なのか、進化なのかよくわからないけどふと「オレ、よく出かけているけど、こんなに出かける人だっけ」とか「オレ、なんでこの食べ物にハマっているんだろう」とかひどいときは「オレって誰なんだろう」なんて思うこともあったりする(笑)。でも、それでいいと自分では思っている。人生も、恋愛も、自分自身にも満たされたくない「仕事ってこんな感じでしょ」「人生ってそんなもんでしょ」「恋愛ってこんな感じでしょ」ってそんなふうに歩いていくのはつまらないから人生も、恋愛も、自分自身も、全部知らなくていい。「まだまだ足りない」「もっと知りたい」とずっと渇望していたいなって思うんです。

恋愛は知らなくていいことだらけ

「知ったところで良いことない」ことが恋愛においてはとても多いと思う。大体、聞いたところで聞きたくないことが必ず出てくるじゃないですか。例えば、相手に「どんな恋愛してきたの?」と聞いて、そこで共通の友人の名前が出てきてもイヤだし。今、自分が見ているその人が素敵なら僕はそれだけでいいんですよ。また、相手のことを全部知るなんて傲慢だと思うし全部知ってしまったらつまらないと思う。恋は振り回されるくらいが面白いというか、ずっと追いかけていたいし、安心したくない僕は極論、相手の連絡先だけ、それだけ知っていればいいと思っている。それさえわかっていれば、繋がっていられるというか、連絡先さえあれば追っかけることはできるから(笑)。

恋人には知っておいてほしい、自分のトリセツ

自分のことは知っておいてほしいというか、理解があるといいなとは思います。例えば、休日に家で一緒に過ごしているとして「今からちょっと写真を撮りに行ってくるわ」と言ったら「私も好きなことするから、どうぞ」と送り出してくれたり……。僕の性格や性質を理解したうえで手のひらの上で転がしてほしい。そのかわりと言ったらなんですが、付き合ったらめっちゃ楽しいはず(笑)。僕の恋人になる人はきっと今までにしたことのない恋愛を経験できると思います。なぜなら、あんなオレやこんなオレ……僕の中にはまだまだ「誰も知らない京本大我」がいるから。僕の恋人になったあかつきには意外性やギャップに満ちた「見たこともない京本大我」に山ほど出会えることでしょう。

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京本大我 『言えない秘密』
出典元:MAQUIA ONLINE

『言えない秘密』

6月28日公開 ©2024「言えない秘密」製作委員会

心にトラウマを抱えてピアノ留学から帰国した湊人(京本)は音楽大学のキャンパスで雪乃(古川琴音)に出会う。ピアノを通じて心の距離を縮めていく二人。雪乃に惹かれていく湊人だが、ある日突然、雪乃が姿を消してしまう……。「ただの胸キュンではなく、心の深いところにまで響くラブストーリーになっていると思うので。多くの方に観てもらいたいです」(京本)

MAQUIA 7月号
取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)

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