1. トップ
  2. グルメ
  3. 運転免許がなくても入れます。日比谷『LEXUS MEETS…』は都内有数の穴場カフェラウンジだった

運転免許がなくても入れます。日比谷『LEXUS MEETS…』は都内有数の穴場カフェラウンジだった

  • 2024.6.25

銀座からほど近い東京ミッドタウン日比谷の1Fに、超穴場のカフェラウンジがあると聞いて

インバウンド需要の高まりで東京はどの街も海外からの旅行客でにぎやか。中でも銀座はホントーに土日も平日もすんごい人で、カフェでゆっくり座れる席を見つけるのも一苦労です。が! 2024年4月にリニューアルした日比谷の『LEXUS MEETS…』が、めちゃ広くて、静かで、スイーツも美味しいのにわりとスッと座れるんだよねという話。なんで? 値段が高いとか? 謎を解明すべく、編集部がおしゃれ取材のフリをしてカチ込んでみました。

レクサスとは……説明不要でしょうが、日本が誇る高級車ブランドです。トヨタ自動車にはセンチュリーとかクラウンとかランクルとか高級車のラインナップはいくつもありますけど、安心感のあるレクサスのあの乗り心地、一度乗ったら忘れられないですよね。入口のロゴでまず圧倒されます。

LEXUS MEETS…
東京都千代田区有楽町1丁目1−2 東京ミッドタウン日比谷 1F
電話番号:03-6273-3225
営業時間:11:00~22:00
※臨時休業や営業時間の変更あり。最新の営業状況はInstagramなどでご確認を!

東京ミッドタウン日比谷の1Fのまさに正面に構える『LEXUS MEETS…』は、少し前までカフェと高級車のレクサスの展示を併設していた旧形態からリニューアルして、どどーんと席数を増やしたカフェラウンジになったんだそう。なるほど、席がぐっと増えたから急に座りやすくなったわけね。かつ、もう、入り口からしてラグジュアリー。こんな一等地に、カフェラウンジなのに、エントランススペースが広すぎるくらいあるんですもの。

モダンで高級感のある入り口。この丸い柄はよ~く見るとロゴやエンブレムがあしらわれていて、車好きの人はここでひとつひとつ車種とかつぶやいているらしい。

右手奥にうっすら見えているのが客席スペースその1なんですが、遠いっていうか、エントランスがまあ広いんです。「予約や会員証や、ここに入るには何かが必要なのかもしれない」と一瞬不安になる感じ=フラッと入っていいことを知らないと入りづらい……かもですが、結論から言うとそういうのは要らないんで、もう知っている我々はラクして座っちゃいましょう♡

上がリニューアル前、下が現在。落ち着いた雰囲気に変わっていますね。

胸に去来する不安、そう「こんなラグジュアリーなスペース、きっと会員制に違いない……」ブー! 違います!

最初は私も思いましたよ、一瞬「私なんかが入っていいんだろうか」と。これがOKなんです。別に会員制とかチャージ料金がかかるとかレクサスオーナーじゃないと入れないとかじゃ、ないんです。かつ、コーヒー1杯700円、ランチの定食は1,500円です。銀座は目と鼻の先にあるここ日比谷で、ランチ1,500円って正直、お安め。なんならここ、東京ミッドタウン日比谷の地下のフードコートより安く食べられるんじゃないかって話。

塩角煮と旬の野菜のせいろ蒸し定食 1,500円。湯気がフワ~ッ!

銀鱈と旬の根菜 酒粕西京焼き定食(1,500円)も美味。ここ、なにげにお味噌汁がハイレベルですよ!

コーヒー700円は、日本が誇るレーシングドライバーの小林可夢偉さんが監修。可夢偉さん実はレース前にコーヒーが欠かせないそうで、監修つっても豆の選定から煎り方、淹れ方までガッツリ関わっているそうです。お味は軽めで、この後ご紹介する和スイーツとの相性をかなり意識されたのではないかと思われます。水出しコーヒーもありますよ。

ランチタイムが過ぎても、にゅうめん(1日10食限定 850円)や定食は終日、黒七味フライドポテト(800円)、帆立とグリーンアスパラの白味噌グラタン(1,200円)などは14時以降と、お食事メニューを頼むこともできます。イチオシはコンビーフとタマゴのサンドイッチ。タマゴの存在感と食べごたえのあるコンビーフの風味に驚き、フライドポテトとミニサラダが添えられていて、お酒のおつまみにもいいじゃないコレと思ったら、お酒もあるんだ!

アサヒスーパードライから徳島県の上勝ビールホワイト(ヴァイツェン)、カクテルもワインも豊富にありますが、なんといってもアツいのは、静岡蒸留所のブレンデッドMが飲めること。希少品でなかなか買えない&置いている飲食店を見つけるのは難しいらしく、さすがレクサス……あ、飲んだら運転は、ダメですよーッ!

コンビーフとタマゴのサンドイッチ 1,200円。軽食にもいいですが、おつまみにもよさそう~!

コーヒーもウイスキーも合う『和スイーツ』が、LEXUS MEETS…の主役だった!

しかし! 何をおいても食べておきたいのが和スイーツ。愛知県・蒲郡にある『秀月堂』監修のかき氷は夏だけじゃなく1年中食べられますし、小ぶりなどら焼きはおみやげにもでき、カフェラウンジ内で注文すると2つ出てきて、片方には季節のフルーツを挟んでくれているという小粋な演出つき。あんことフルーツって最高~♡
 
そして、絶対食べたほうがいい名物は『日比谷 五街道団子』1,300円!

年中食べられるかき氷は左からレモン、いちご、みるく(各1,000円)。季節限定の味も登場します。編集部の激推しは左のレモン。市販の「黄色なだけでレモンの味はしないレモンシロップです」なタイプではなく、ちゃんとレモン果汁入りのシロップがかかっていて、酸っぱさもあって、中にレモンの皮もあしらわれてるんです。暑い日にこれでクエン酸摂取したら一気に復活できそう。ちなみに超・裏技ですが、追いシロップ(300円)もできます。

左から抹茶餡(東海道・静岡)、栗餡(中山道・長野)、いちご餡(日光街道・栃木)、赤ワイン餡(甲州街道・山梨)、ずんだ餡(奥州街道・宮城)。米粉と水のみで練り上げたお団子に、五街道を表現した5種類の異なる餡を乗せたシグネチャーメニュー。カフェでいただくと1,300円ですが、箱入り1,500円でお持ち帰りもできます。ずんだの枝豆の食感と香りはしっかりしてるし、赤ワイン餡? いちご餡? と思ったらしっかり風味で楽しませてくれます。まさに、エンターテインメント団子5兄弟。姉妹かな。

何気なく机上にある『どら焼き あんこと旬の果実』と『静岡蒸留所ウイスキー ブレンデッドM ロック』の組み合わせが至高です。ウイスキーお好きならこれは絶対にやらかしましょう。

テーマは『道』。空間とそこにあるいくつものこだわりを楽しもう

さあ、そろそろお気づきですね。そう、LEXUS MEETS…の大切なテーマは『道』。クルマが走る道で目にした美しい景色、全国で出会った美味しいものなど、日本各地の魅力をメニューで、インテリアで、この空間全体で表現しているんです。隣席の声が気にならない余裕のある空間に配置されたテーブルやチェアすらも、日本の職人が作ったものを集めているそう。日本が世界に誇るTOYOTAが、日本をレぺゼンしているというこれ以上ない胸アツ展開! このほかにも店内のアートや車両パーツを用いたオブジェなどもたくさんあるので、スタッフの方が忙しくなさそうなときに「あれはなんスか?」と質問してみるのもアリかもです。

テーブルの配置も広々としていて、とっても贅沢な気分になります。こんな都会のど真ん中にあるこんなラグジュアリーな空間をお茶代だけで楽しめるって、どんだけ……!

窓際のディスプレイにもこだわりが。実はこれ、北海道から沖縄まで各地の風景の写真やまつわる本、職人の手によって生まれた器や工芸品、全都道府県で生産されている車のパーツなどがエリアごとに飾られているんです。ふと目に入ったインテリアが故郷や好きな街のものだったりして、うっかり気分がアガります。

(小声)ちなみにここ、フィギュアスケートの宇野昌磨さんの引退会見場所だったんです。背景をぜひ見比べてみてください……!

近くには東京宝塚劇場、帝国劇場、そして上にはTOHOシネマズがあり、観劇や映画の余韻に浸りたいときにもベストなロケーション(しかも隣の席があまり近くないからオタ話しててもそんなにハズかしくない)。なんだか、こんないい場所できるだけ人に知られたくないけど、あまりに快適なので人に言いたい、そんな矛盾が心の内に生まれます。なのでコレをご覧になった方は、そんなに拡散せず、ご自身とお友だちやご家族でこっそり活用してください。そして、いつかすれ違ったら微笑み合いましょう、「団子うまいね」と。

日比谷 五街道団子 5種(箱入り) 1,500円

どら焼き 5個セット(箱入り) 1,700円

エントランスにあるMEETS KIOSKで団子やどら焼きを買うだけでも立ち寄ることができます。コーヒーのテイクアウトもここでオーダー可能。

水出しコーヒー(テイクアウトだと600円)、少しだけ酸味があるスッキリした味で飲みやすいんです。甘い和菓子と相性バッチリなスッキリ感!

おまけ:レクサスの試乗予約もできます

ちなみにLEXUS MEETS…はカフェラウンジですが、レクサスの試乗体験予約も受付中。実はここ、東京ミッドタウン日比谷の車寄せが試乗のスタート地点なんです。湾岸エリアや首都高など試乗プランも多種あり、ロングコースは最大7時間まで、富士や箱根まで行けちゃうコースもOK。ラグジュアリーな乗り心地を体験したい方はぜひ!

乗り心地がよく、海外市場でも故障しないことで非常に有名で中古でも価格が下がらないレクサス。ドライブの楽しさを満喫できそう……!

おまけその2:営業時間は22時まで。夜の時間もムード満載でオススメです。席数がかなりあるので、6人とか8人とか同じテーブルで座りにくい場合も、空いてさえいればくっつけてもらえちゃう♡ お席の指定はできませんが、予約もできます。

otona MUSE Y

元記事で読む
の記事をもっとみる