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櫻井翔、成田凌、二宮和也の過去作ドラマがTVerで無料配信中 『俳優特集』から必見の作品の見どころを紹介

  • 2024.6.24
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TVerにて「俳優特集」が展開中 (C)TVer
TVerにて「俳優特集」が展開中 (C)TVer

【写真】真っすぐとした目で玉山鉄二“鈴木”を見つめる櫻井翔“清家”<笑うマトリョーシカ>

配信サービス・TVerティーバーにて「俳優ドラマ特集」が6月7日より開始された。今回は夏ドラマに出演する有村架純、櫻井翔、成田凌、二宮和也、福原遥、水川あさみの出演作品、合わせて約30作品が無料で配信されている。その中から男性陣のおすすめ作品を数本ピックアップし、改めてその魅力を紹介する。

“知性派”なのに親しみやすいのが魅力の櫻井翔

6月28日よりスタートとなるのは、水川あさみ主演の「笑うマトリョーシカ」(TBS系)。本作は早見和真の同名小説を原作としたヒューマン政治サスペンスで、物語を司る政治家・清家一郎を櫻井翔が演じる。

櫻井がTBSのドラマにレギュラー出演するのは、2010年放送の「特上カバチ!!」以来、約14年ぶり。この度、TVer初配信となる同作は法律を駆使する“法テク”を武器に、弱者を救うべく奮闘する行政書士補助者の熱血ストーリー。シリアスとコミカルのバランスが絶妙なこのドラマにおいて欠かせないのが、行政書士補助者の田村勝弘を演じる櫻井の存在だ。

櫻井といえば、報道番組でキャスターも務める知性派アイドルの代表格。けれども本人はそれを全く鼻にかけておらず、丁寧かつ軽快な語り口調やその親しみやすいキャラクターも相まって、堅苦しく感じてしまいがちな政治や経済のニュースも広く届けるのに一役買っている。「特上カバチ!!」でも行政書士補助者という一見仰々しい肩書きながら、一生懸命だけど空回りしがちな田村を櫻井がコミカルに演じてくれていることで身近に感じさせてくれた。堀北真希演じる男嫌いのスゴ腕行政書士・住吉美寿々とのかけ合いも軽妙で、楽しく法律を学ぶことが出来る。

「笑うマトリョーシカ」で櫻井が演じる清家は国民から抜群の人気を誇る政治家とのことで、これまたぴったりの役柄と言えるだろう。一方で、水川演じる新聞記者の道上香苗は清家が政治家へと昇っていく過程で不審な死亡事故がいくつも起きていることを知る。好感度が高く、黒いイメージのない櫻井。今回の役で新たな一面が見られることを期待したい。

なお、今回の俳優特集では、「特上カバチ!!」のほかに、「木更津キャッツアイ」(TBS系局、2002年)、「山田太郎ものがたり」(同局、2007年)が配信されている。櫻井の俳優としてのキャリアを振り返られるラインナップとなっているので、ぜひチェックしてみてほしい。

成田凌の存在を世に広めた「学校のカイダン」

7月7日からは、成田凌が主演を務める「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ・日本テレビ系)がスタートとなる。累計100万部超えの大ヒット漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」の井龍一、伊藤翔太コンビの最新作を実写化した本作は、一軒の人気のない屋敷から13人の子供の白骨死体が見つかった通称“灰川邸事件”と、その7年後に起きた少女失踪事件の真相が紐解かれていくスリリングなヒューマンサスペンス。主人公で、事件の解明に乗り出す山梨県富士山北警察署の刑事・冴木仁を演じるのが成田。出演する作品ごとにガラリと雰囲気を変える実力派だ。

そんな成田の存在を世に広く知らしめたのが、2015年に放送された「学校のカイダン」(日本テレビ系)である。同作は生徒会長の役目を押しつけられた地味な女子高生・春菜ツバメ(広瀬すず)が、天才的スピーチライター・雫井彗(神木隆之介)の教えを受け、言葉の力によって学校を変えていく学園ドラマ。生徒役には広瀬や神木はもとより、今や日本の映画・ドラマに引っ張りだこの俳優が集結しているとあって、伝説的なドラマとなっている。特に学園の中でも絶対的な権力を持つ“プラチナ8”のメンバーを演じるキャストはかなり豪華。成田はのちに連続テレビ小説「おちょやん」(NHK総合)で夫婦役を演じることになる杉咲花や、成田凌らとその一翼を担い、頭脳明晰なキャラクター・大倉陸を新人とは思えぬ熱量で演じた。

今年で俳優生活10年という節目を迎える成田。「降り積もれ孤独な死よ」は原作が未完で、今回の実写ドラマでは、オリジナル要素も加わるとのこと。そんな中で成田がどういったキャラクター像を打ち出すのか楽しみだ。

「ブラックペアン シーズン2」で続編ながら別人役を演じる二宮和也

人気ドラマ枠であるTBS日曜劇場には、二宮和也主演の「ブラックペアン」(2018年、TBS系)が「ブラックペアン シーズン2」として6年ぶりに帰ってくる。本作は、海堂尊の小説「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」(講談社文庫)を原作とした医療サスペンス。シーズン1は最終話で18.6%という高視聴率を叩き出し、今なお多くの人の心に残る人気ドラマである。

見どころは何と言っても、二宮演じる天才外科医・渡海征司郎の“ダークヒーロー”っぷりだ。渡海は他の執刀医が失敗した手術を請け負う代わりに多額の金を要求するなど、やりたい放題で医師たちの間ではオペ室の悪魔(ディアブル)と呼ばれている。

しかし、その腕前は手術成功率100%と呼ばれるほど。敵対する人間でさえも魅了されてしまう華麗な手さばきを表現するために、二宮は縫合の練習に励んだという。そうした外側の役作りはもちろんのこと、二宮は内側から天才的なオーラを滲ませた。特に手術シーンはマスクで顔の大半が隠れているが、瞳の演技だけで場を圧倒する力がある。皮肉屋で真意が見えづらいが、時折人間味がふっと立ち現れる深いキャラクター造形も二宮だからこそできたことだろう。

そんな二宮がシーズン2で演じるのは、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦。渡海とは見た目が瓜二つだが性格は正反対で、天城は陽気な男だという。この8年の間にも映画「浅田家!」や「ラーゲリより愛を込めて」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど、俳優としての成長が留まるところを知らない二宮。ぜひ前作を観ていない人もこの機会にTVerでチェックし、新たに始まるシーズン2で彼のさらなる進化を見届けてほしい。

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