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日本の家は明るすぎてリラックスできない? 住まいも暮らしも変える〈照明の選び方〉

  • 2024.6.24
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人生を変えるリノベーションーー行正り香さんによる[リノベ指南本]誕生!

料理家であり、英語教育の開発も手がける行正り香さん。近年はインテリアデザイナーとして活躍しながら、二人のお子さんを持つ母でもある行正さんがこのたび家作りに関する本『人生を変えるリノベーション』を上梓しました。

行正り香
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今回は刊行を記念して、行正さんがぜひ伝えたいという照明の選び方についてご紹介します。照明というと、「空間をどう明るく照らすか」ということにばかりフォーカスされがちですが、大事なのはむしろ「どう影を作るか」。影が重要となるのは、照明によって生じる影自体が空間に奥行きとコントラストを与え、見せたいもの、見せたくないものを振り分けていくからです。とはいえ、過度に影が多い空間は圧迫感を感じたり、部屋の目的に合わない場合もあるので、その空間に応じて考える必要はあります。たとえば、キッチンのような場所では手元の作業のためにある程度の光量が必要ですし、リビングやダイニングでは、ソフトな影を作り出すことでリラックスできる雰囲気を作り出すことができます。

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家作りのときの照明計画で難しいのは、あらかじめ、どこに照明器具を設置するかを確定しなくてはならないということです。どこにどんな家具を置くかを考え、どこにライトを吊るすか、どこにスタンドライトを置くか、コンセントをどこに設置するか…… 照明計画は、光の強さ、方向、色温度、そして影の形を考慮して行います。これらを初めに考えておく必要があるのは、天井や壁の電気工事は家作りの初期段階で行うためです。どんなに素敵な場所でも、陰影のない照明デザインではつまらない空間になってしまいます。調光を取り入れ、陰影のある照明デザインを行えば、そこは雰囲気のある空間へと変化します。「影が光をデザインする」ということを意識して考えましょう。

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天井から吊るすペンダントライト、壁に配線するウォールランプ、絵画を照らしたり、廊下に雰囲気を作ったりするダウンライト、アクセントとなるスタンドライト。一般的な日本の家は、各部屋に室内をすみずみまで照らすペンダントライト1灯だけ、という場合が多いですが、複数の灯りを設置することで空間はガラリと変わります。まずは自分にとって「理想の照明」をデザインしているレストランやホテルなどの商業施設を見つけて、どのような照明器具をどの位置に配置しているか、観察してみましょう。

6月29日(土)11時〜 代官山 蔦屋書店にて

家具と照明器具の選び方について 〈刊行記念トークイベント〉を開催します!

行正さんが直接、教えてくれる貴重な機会! とくに北欧家具に興味のある方はおすすめです。11時〜12時半まで(予定)。参加ご希望の方は下記よりお申し込みください。

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