東南アジアを彷彿とさせる、温かなスープです。器に添えたライムを一搾りすると、香りと味わいがさっぱりに変身します!体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。
■“さやいんげんと海老、ココナッツミルクのビネガースープ”のつくり方
◇材料 (2人分)
海老:8尾(100g)
さやいんげん:8本
しめじ: 1/2パック
パプリカ:1/4個(赤)
生姜:1片
青唐辛子:1本
ココナッツミルク:200ml(1/2缶分)
ナンプラー:大さじ1
きび砂糖:小さじ1
米酢:小さじ2
ライム:2個(くし形切り)
パクチー:適量
(1)海老の下ごしらえ
海老は殻と尾をはずしたら、背に5mmほど包丁で切り込みを入れて背ワタを取り除く。ボウルに入れて、塩小さじ1と片栗粉大さじ1(各分量外) を入れ、ひたひたの水を加えてもみ洗いをする。ザルにあけて水で洗い流し、水気をきる。
(2)野菜類をカットする
いんげんは長さ5cmに切り、しめじは石突きを取ってほぐす。パプリカはヘタと種を取って1.5cm角に、青唐辛子は輪切りにする。生姜は皮をむいて薄切りにする。
(3)煮る
鍋に水300ml(分量外)を入れて火にかけ、沸騰したら生姜、青唐辛子、海老を入れる。海老が色づいたら、いんげんとパプリカ、しめじを入れ、再び沸騰したらココナッツミルクを入れて弱火にする。
(4)仕上げ
ナンプラー、きび砂糖、米酢を入れ沸騰直前で火を止める。器に盛りつけ、ライムとパクチーを添える。
――教える人
「真藤舞衣子 料理研究家」
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。
文:柿本礼子 写真:山田薫