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木南晴夏“六月”&井之脇海“松嶋”、「ゼロかイチ」ではない答えの幸せ<9ボーダー 最終回>

  • 2024.6.24
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六月(木南晴夏)の選択に共感の声続々 (C)TBS
六月(木南晴夏)の選択に共感の声続々 (C)TBS

【写真】思い出の場所で再会する七苗(川口春奈)とコウタロウ(松下洸平)

川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第10話が6月21日に放送された。七苗(川口)ら三姉妹がそれぞれの“幸せ”を探しながら進んできた最終回。長女・六月(木南晴夏)は、年下男子・松嶋(井之脇海)との恋にひとつの答えを導き出した。(以下、ネタバレを含みます)

“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描く

同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。

主人公の29歳の次女・大庭七苗(なな)を川口、39歳の長女・六月(むつき)を木南晴夏、19歳の三女・八海(はつみ)を畑芽育が演じた。

また、3姉妹の“3L”に大きく関わる人物として、物語のキーマンとなるコウタロウに松下洸平、六月が所長を務める会計事務所にやってくる自由奔放な新人公認会計士・松嶋朔に井之脇海、七苗と同い年で幼なじみの高木陽太に木戸大聖が扮(ふん)した。

松嶋のプロポーズを断る六月

夫の浮気が原因で4年間の別居の末、39歳で離婚をした六月。その離婚を決意したときに優しく寄り添ってくれたのが松嶋だった。その後2人は付き合いはじめたのだが、松嶋が念願だった造園の勉強のため海外に行くことに。「それが夢なら突き進むのみ」と応援する六月が迎えた40歳の誕生日に、松嶋はプロポーズする…というのが前回までの展開。

会計事務所やリニューアルしたばかりのおおば湯のことなど、すべてを捨てて海外についていくのか悩んだ末、最終話冒頭で六月は「一緒には行けない」と告げ、指輪を返した。

松嶋と一緒にいたことで、「今の自分が好き、今いる場所が好き」と気付いた六月。松嶋に何にも縛られることなく、やりたいことに集中してほしいと願ったのだ。

「ゼロかイチ」ではない選択肢という考えに共感

だが、七苗の「答えって、ゼロかイチかじゃないよ」という言葉と、あつ子(YOU)の「(幸せは)私は私のままでいい、そう思えること」という言葉に背中を押された六月は、海外に出発する松嶋の元へ。

すると松嶋が「なんで六月さんなんだろうって…」と話し始めた。公認会計士の資格を取ったのは、親の仕事を継いで地に足ついた社会人になるため。しかし六月と出会い、「もっと自由でいいんだ」と思ったという。「泣いたり、笑ったりしながら、もがいて前に進む。そんな人と一緒なら、きっと楽しい」と語り、再び指輪を差し出した。

六月は七苗に言われたように「ゼロかイチ」ではなくて、「いろんな選択肢があって、そのどれも選べる。そういう自由を選べるのが大人じゃない?だから一緒に考えよう。それまでこれ(指輪)預かっておく」と答えた。

「なら僕は必ず六月さんのところに戻りますよ」と言う松嶋に、「望むところです」と指輪を左手の薬指につけてほほ笑む六月。2人の幸せにあふれたハグに心が温かくなった。

40歳を迎えた六月がたどり着いた“大人”の幸せの答え。「ゼロかイチ」じゃない選択があるということは、視聴者の共感を呼んだ。SNSには「むつさく最高だった」「おめでとう!」「六月の元に絶対戻ってくる朔くんよき」「このカップルかわいい」といった感想が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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