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【今日の一養生 6月24日】意外と身近なお灸でセルフケアことはじめ:漢方養生で毎日上々!

  • 2024.6.24
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少しずつ積み重ねていくことで、体も心も健やかになれるだけでなく自分を好きになれるのが漢方養生。
漢方養生とは春夏秋冬、朝昼晩、自然に沿った暮らしをすること。
山梨県で鍼灸院を営む夫婦のユニット、moxies(モクシーズ)さんに教えてもらいました。
毎日更新しますので、琴線に触れるものがあれば実践をしてみてくださいね。

6月24日 意外と身近なお灸でセルフケアことはじめ

お灸に必要な材料である艾(もぐさ)は、よもぎの葉っぱの裏の繊毛を集めたもの。100%よもぎからできています。

日本のもぐさは職人の手によりつくられています。
とても簡単に説明すると、十分に乾燥させたよもぎを石臼でひき、葉っぱの部分と繊毛の部分に分けられ、繊毛が集められたものがもぐさになります。
ちなみに、葉っぱ部分の含有量が少ないほど、高級品となり、香りや温度がマイルドになっていきます。

日本では、お灸は鍼と同様、ツボを利用し体を整える治療に使われます。
肩のコリや慢性的に痛む場所に直接すえることで効果を実感できるため、簡単に治療ができるとセルフケアアイテムとして発展してきた歴史があります。

また、よもぎは日本各地で自生しているため採取しやすく、お灸に使うもぐさは燃やした際にほかの植物と比べて温度が低いために、自作のもぐさでも治療に使いやすいのです。

近年では手軽に使えるシールタイプや無煙タイプなど、さまざまな種類のお灸が開発されています。
ドラッグストアなどでも売られていますので、チェックしてみてください。
温度の強さが何種類かありますが、初めての方は、一番弱めが使いやすいですよ。
お灸のワークショップを行う鍼灸師の方もたくさんいます。
お家の近くで見つけたら、ぜひ行ってみてくださいね。

明日は、お灸を始めるのに、夏は最適!?
意外なことに役立つお灸の話をしたいと思います。

今日もよい一日をおすごしください。

PROFILE
moxies(モクシーズ)/2014年結成の鍼灸師のユニット。山梨県と長野県にある鍼灸院での治療を主軸にお灸のセルフケアワークショップや勉強会などを不定期に開催。手軽にセルフケアをできるお灸アイテムの開発や漢方薬局とコラボした漢方茶の制作、古材を使用したよもぎ蒸しスツールの開発など、精力的に活動している。

illustration:moxies edit:Nao Yoshida
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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