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わが子が一番ブス!かわいくないわが子の将来が不安な親の話

  • 2024.6.24

皆さんはわが子の外見に対して、かわいくないと思ったことはありますか?外見の優劣だけで人間の価値や地位が変わることはありません。それでも整った外見の人に注目してしまう気持ちは分かりますよね。もし、わが子の見た目がかわいくなかったら、皆さんはどう思うでしょうか。今回ご紹介する作品は、とあるママが人の見た目やコンプレックスと向き合ったエピソードです。神谷もちさんの作品『私の娘は可愛くない』をご紹介します。どうぞご覧ください。

努力して外見を磨き、手に入れた幸せ

神谷もちさんの友人であるゆうみさんは、昔から「そこそこかわいい女の子」でした。コンプレックスは、家が貧乏で学がないということだったそうです。

ゆうみさんは、キャバクラで仕事をしながらお金をため、自分の外見へのコンプレックスを徹底的に排除しようとします。そうして出会って現在の夫。外見をよくしたことで、お金持ちに夫に見初められたとゆうみさんは考えているようです。

一方、生まれてきた娘は夫に似ていて、ゆうみさんからすれば「ブス」に見えてしまうよう。実の妹にも「豚鼻」などと評され、娘の外見をどんどん悲観するようになってしまいました。「どうしたら愛理の幸せは守られるの?」考えるほど、追いつめられてしまったのです。

かわいくないわが子はきっと幸せになれない…

かつて、見た目のコンプレックスをお金と努力で解決してきたゆうみさん。今の幸せはその結果だと考えています。だからこそ、かわいくないように見える愛理ちゃんの将来を不安に思うようです。そして不安は爆発し、娘をかわいがる夫の意見を否定し「整形させる」とまで言い放ってしまいました。

もしも、見た目がかわいくなかったら、わが子の人生は暗いものになってしまうのでしょうか?

夫はそんなゆうみさんに厳しくも優しい言葉をかけます。夫が「愛理のことは自分が全力で守る」「愛理の人生を否定するな」と強く言ってくれたことで、自分の考えを反省し、娘の人生を支えると決めたのでした。

コンプレックスは誰もが抱えるもの

誰でも、コンプレックスを抱えて生きています。たとえ外見が美しい人でも、何かしらのコンプレックスがあるはずです。それでも、他の強みを武器にコンプレックスを乗り越えていく人がほとんどではないでしょうか。

ゆうみさんは愛理ちゃんの外見のことで自分のコンプレックスのことのように悩みます。しかし、愛理ちゃんは明るく素直な女の子に成長しているように見えます。この先のことは分かりません。もしかしたら、愛理ちゃんが自分のコンプレックスを抱く日があるかもしれません。

しかし、どんなときも親はわが子を肯定し、味方であり続けたいですよね。親からたっぷりの愛情を注いでもらいながら、コンプレックスの乗り越え方を学ぶように思います。わが子の人生はわが子のもの。見た目で判断したり否定したりせず、そのままのわが子を愛してあげたいですよね。

著者:ゆずプー

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