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みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす

  • 2024.6.23
みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす
みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす

Text by 高橋アオ

J2第21節モンテディオ山形vsベガルタ仙台戦が22日に天童市内で行われ、両者接戦の末に1-1で引き分けた。仙台は前半32分にペナルティーキック(PK)の獲得に成功し、キッカーを務めたFW中島元彦がネットを揺らして先制。だが同40分に山形にPKを沈められて1-1の同点となり、後半は相手の堅守を破れずドロー決着となった。

みちのくダービー2連勝とはならかった…。4月に仙台市内で開催されたJ2第第10節山形戦は2-0の完勝を収めた。この日行われたダービーは幸先よく先制するも、山形の攻撃に押し込まれる形で同点を許してシーズンダブル(同じ相手に1シーズンで2連勝を飾ること)を逃してしまった。

森山佳郎監督は「ダービー2試合を通すと勝点4で悪くはないと思うんですけど、絶対に勝ちたいゲームだった。しかも3(試合)連続引き分け」と結果に悔やんでいた。

みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす
みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす

今季からチームの指揮を執る森山監督が就任してから、若手選手が躍動するサッカーで第3節時点でJ1自動昇格圏内の2位に入るなど好調を見せていた。ただ直近3試合は3引き分けとブレーキがかかっており、4季ぶりのJ1復帰を狙うチームにとって手痛い状況になっている。

それでも長年サンフレッチェ広島ユースやU-17日本代表で結果を出し続けてきた指揮官は「負けない戦いはできているので、そのなかで得点が決まるように攻撃のほうも整理して構築していかなければいけない」と改善を誓った。

多くの才能を開花させて日本の育成サッカーを支えてきた名伯楽は、仙台を若手が躍動する攻撃サッカーへと変ぼうさせた。苦境に立たされているが、現在J1昇格プレーオフ圏内の5位を維持しているため、巻き返しを図って上位進出を図る。

昨季敗北で涙も

日本でも有数のダービーマッチである「みちのくダービー」は仙台にとって絶対に負けてはならない一戦だ。昨季は山形側で開催されたダービーで1-4と大敗を喫してしまった。それだけに今季は敵地で白星を飾りたかった。

森山監督は「去年ここで1-4で敗れて、サポーターの方々にかなりブーイングを受けてしまって、郷家(友太)は泣き崩れていたような悔しい経験もありました。その映像も思い起こしてこういう悔しい思いをしたくないよなというところでは、これから先に力をつけていかないといけない」と決意を持って臨んでいた。

昨季敵地で開催されたダービーで大敗を喫した仙台MF郷家友太はこの日フル出場を果たした。

みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす
みちのくダービーは痛み分け…。3試合連続ドローに森山佳郎監督「絶対に勝ちたいゲームだった」と肩を落とす

背番号11は「(昨季と)二度と同じ光景を見たくないという強い思いで臨みました」と全力で奮闘した。

守備面では激しく相手にプレッシャーを仕掛け、攻撃面は突破を図るなど気迫あふれるプレーを見せたが、シュートは1本のみと満足いく結果を出すことができなかった。

仙台の下部組織で育ったからこそ、このダービーは必勝しか許されないと人一倍に理解している。

それだけに「応援してるほうもやってるほうも本当に盛り上げてくれた分、勝って恩返しをしたかった」と敵地に駆けつけた仙台サポーターを満足させられなかったことを悔しがっていた。

悔しい決着となってしまったが、次の試合はすぐそこだ。次戦に気持ちを切り替える郷家は「1試合、1試合になるとは思いますけど、次の栃木戦は必ず勝点3を取らないと上に行くのは本当に厳しい。次の試合は勝点3以外は許されない気持ちでやりたい」と意気込んだ。

29日午後7時開催の次節ホーム栃木SC戦で4試合ぶりの勝利を挙げて、上位進出の足がかりにしてみせる。

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