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毎日【上の階の家族がドタバタ】→ ある日、突然『ピタッ』と音がやんだ!「まさか、事件!?」実は?

  • 2024.6.23

マンションで子育てをしていると、周囲の迷惑を考えて「うるさくないかな?」と心配になってしまいますよね。実際、騒音でトラブルになったという話も聞きます。しかし、中にはこんな素敵な関係もあるようですよ♡ 今回は友人が面白いエピソードを聞かせてくれました。

画像: 毎日【上の階の家族がドタバタ】→ ある日、突然『ピタッ』と音がやんだ!「まさか、事件!?」実は?

上階の物音に励まされる毎日

これは私が第1子を妊娠している時のエピソードです。
当時、私と夫はこれから始まる子育てのことを考えてファミリータイプのマンションに引っ越したばかり。仕事も産休に入り、日中は1人で家にいたため、時間を持て余していました。

そんな私が密かに楽しみにしていたのが、上の階の物音です。
私たちの真上の部屋には3歳と5歳の男の子が住んでいて、引越しの挨拶の時にも顔を合わせていたので、ドタバタ走り回る足音に「お、これはお兄ちゃんのほうかな?」「弟くんも元気だなぁ」と想像して毎日ほっこりしていました。

あれ? なんだか静かに……?

しかし、ある日を境に上階の物音が明らかに減ってしまいました。いつもは朝から晩まで可愛らしい足音や声が聞こえていたのに……。

旅行にでも行ってるのかな? とも思いましたが、たまに聞こえることはあるので在宅はしているようです。でも、またすぐに静かになってしまいます。

「もしかして、何かあったのかな?」と私は密かに心配していました。

つい心配になってしまい

一体どうしたんだろうとモヤモヤを抱えること数日。
ある日、偶然上階の部屋の親子とエントランスで顔を合わせる機会がありました。幸い、兄弟ともに変わらず元気そうな様子です。それなのになぜ……?

気になった私は、つい「最近なんだか静かで心配してたんですが、お元気そうで良かったです!」と母親に声をかけてしまいました。

すると母親は、恥ずかしそうに「実は最近2人とも忍者に憧れていて、立派な忍者になるためになるべく音を立てないように歩いたり走ったりする練習をしているらしいんです」と教えてくれました。

なんと、急に静かになった理由は忍者の修行をしていたからだったのです!

「静かにさせろ」と思っている人ばかりじゃないかも

理由を知ってホッとした私に、母親は「赤ちゃんもうすぐですよね? これからもなるべく静かにさせるようにしますので……」と申し訳なさそうに言ってくれました。

でも私は、「いえいえ、むしろ元気な足音に私のほうが励まされてるんです! あんまり気にしないでくださいね」と答えたのでした。

それ以来、足音が聞こえない時は「きっと今は忍者の修行中なんだな」、聞こえる時は「あ、修行忘れちゃってる(笑)」と想像する楽しみも増えました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの

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