謎がナゾ生む『青春ウォルダム』で描かれた一家毒殺事件はどんな展開になるのか

NHKの BSP4KとBSで放送中の『青春ウォルダム 呪われた王宮』は、パク・ヒョンシクが演じる世子イ・ファンとチョン・ソニが扮しているヒロインのミン・ジェイが、謎めいた事件を次々に解決していくミステリー時代劇だ。

こうした展開の中で一番不可解な難事件とされているのが、ミン・ジェイの一家を襲った毒殺事件だった。

それは、ミン・ジェイが結婚する前日の昼に起こった。一家が食事をしているときに、父のミン・ホスン(ソ・テファ)と母と兄が毒殺されてしまった。一家で生き残ったのはミン・ジェイだけ。

彼女は犯人とされてしまい、仕方なく逃亡した。そして、王宮のイ・ファンの協力を得て東宮(トングン)の内官になることができた。その際にはコ・スンドルという偽名を使っている。

ミン・ジェイは自分の無罪を証明して本当の犯人に復讐するために必死に捜査を続けている。その過程では、イ・ファンが見舞われている「呪いの書」の事件と王家の李(イ)氏の滅亡を狙う勢力が関係していることがわかってくる。どの事件も単発で起こっているわけではない。それぞれが複合的に結びついて巨大な悪事が進行しているのだ。

一番不可解な難事件

イ・ファンとミン・ジェイは、本当の黒幕を暴くために手を尽くしているが、さらなる協力者が必要だ。頼りになるのが、イ・ファンの幼なじみのハン・ソンオン(ユン・ジョンソク)である。彼は王宮で兵士長をしていて、有能な官僚として周囲から一目置かれている。

しかも、ハン・ソンオンはミン・ジェイの婚約者であった。ただし、彼はミン・ジェイが行方不明のままだと感じていて、まさかコ・スンドルがミン・ジェイであることを知らないのだが……。

イ・ファンを支えるミン・ジェイとハン・ソンオン。3人が一家毒殺事件の真相をどのようにつかむのか。後半に入った『青春ウォルダム 呪われた王宮』はいよいよ佳境に入ってきた。

【『青春ウォルダム 呪われた王宮』ドラマ概要】
〔放送日時〕 
●NHK  BSP4K  毎週日曜午後9時00分 
●NHK  BS  毎週金曜午前0時25分［木曜深夜］ 
〔役名／出演者〕
イ・ファン／パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ(コ・スンドル) ／チョン・ソニ
チャン・ガラム／ピョ・イェジン
ハン・ソンオン／ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン／イ・テソン
テガン／ホ・ウォンソ

文＝康 熙奉（カン・ヒボン）