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「いきなり! ステーキ」フォロワー系【ワンダーステーキ】、「1000円でおなか一杯」は本当? 巨漢ライターが実食レポ

  • 2024.6.23
【やっぱりステーキ】に続くか? 1000円チェーン【ワンダーステーキ】、食べて思い出したアノ店とはの画像1
1000円ステーキを猛アピールしている店舗の外観

関西発で現在は関東でも店舗数が増えつつあるステーキチェーン「ワンダーステーキ」。“1000円ステーキの店”として人気を集めつつある同チェーンですが、果たしてその実力は本物なのか、グルメライターが店舗を訪れ、実食して確かめてみました。

目次

・【ワンダーステーキ】とは?
・【ワンダーステーキ】1,100円スタンダードメニューをチェック
・【ワンダーステーキ】食べ放題コーナー
・【ワンダーステーキ】実食!
・【ワンダーステーキ】コスパ、味ともに十分な魅力あり

【ワンダーステーキ】とは?

2013年に1号店がオープン後、爆発的な人気を博した「いきなり! ステーキ」。近年ではその経営が苦境に立たされていることがたびたび報じられていますが、同チェーンが切り開いた格安ステーキチェーンというジャンルは、さまざまなフォロワーによって定着しつつあります。

沖縄発祥で、現在では都内にも6店舗を展開するなど、ジワジワと人気を伸ばしつつある「やっぱりステーキ」が、名前の類似性も込みでその代表格とも言えますが、最近こうした格安ステーキチェーンで話題を集めつつあるのが、関西発祥の「ワンダーステーキ」です。

株式会社コズミックマーケティングが運営する同チェーンは、“1000円で本格ステーキをおなか一杯楽しめる”をコンセプトとしたチェーンで、溶岩プレートに乗せて提供される本格的なステーキを税込1100円で食べられるメニューが数多く存在。

さらには、ご飯や味噌汁、漬物などは食べ放題と、“神コスパ”ともいえるサービスを提供して人気を獲得し、公式サイトに掲載されている19店舗に加え、20日に兵庫県神戸市にオープンした鈴蘭台店を含めて全国20店舗と、順調にその店舗数を拡大しています。

いまだに東京への出店はないようですが、埼玉県、神奈川県、千葉県に合計4店舗をオープンするなど、関東にも増えつつある同チェーンの実力を確かめるべく、店舗を訪れ、実食してきました。

【ワンダーステーキ】1,100円スタンダードメニューをチェック

【やっぱりステーキ】に続くか? 1000円チェーン【ワンダーステーキ】、食べて思い出したアノ店とはの画像2
ワンダーステーキ看板(写真:サイゾーウーマン)

店舗を訪れてみると、看板下部や店舗上部のパネルに“1000円ステーキ”と大きな文字で書かれており、格安でステーキが食べられることが猛アピールされていました。さらには、同じく店舗上部のパネルに“めちゃ速 3分で熱々ステーキ”という文言も。

「えっ、かなりのレアで提供されるってことなのかな?」と考えてしまいましたが、そのパネルをよく見てみると小さな文字で「事前にゆっくり低温調理」と書かれており、これがスピード提供の秘訣のようです。今回は、同チェーンのウリである1,100円のスタンダードメニューの中で、「牛ロースステーキセット」をオーダーすることにしました。

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店舗入口付近にあったメニュー表(写真:サイゾーウーマン)

【ワンダーステーキ】食べ放題コーナー

レジで店員さんに注文を伝えたあと、先払いで注文。

ちなみに、メニューではレギュラーとしか表示されておらず、肉の重量についての記述がなかったため、店員さんに聞いてみると、150gとのことでした。ちなみに、商品名にはセットとついていますが、店側から提供されるのはステーキのみ。ご飯や味噌汁については、食べ放題のコーナーからセルフで取る形となっています。

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ご飯や味噌汁があるセルフサービスコーナー(写真:サイゾーウーマン)
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ご飯は少しパサついていたものの、十分に許容範囲。味噌汁に関しても至って普通の味でした(写真:サイゾーウーマン)

そのため、肉が提供されるまでに、セルフコーナーでこれらを準備しておくのがスマートでしょう。

また、訪れた店舗では、卓上調味料は塩と胡椒のみとなっていましたが、レジ近くのフォークやナイフ、箸がおかれているコーナーに、ソースと薬味、漬物が置かれているコーナーがあり、こちらもセルフで取り放題のようです。

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卓上には塩と胡椒が置いてあります(写真:サイゾーウーマン)
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カトラリーや箸、調味料が置かれたコーナー(写真:サイゾーウーマン)

ソース・薬味は醤油、牡蠣醤油、ガーリックソース、おろし玉ねぎステーキ醤油、ぽん酢、わさびの6種類。

漬物は白菜キムチ、豆付きもやし、黄金漬けの3種類となっていました。

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その横には漬物が置かれたコーナーも(写真:サイゾーウーマン)
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小皿にとったソースと漬物。味変や箸休めのバリエーションはバッチリです(写真:サイゾーウーマン)

今回は食べませんでしたが、セルフコーナーにはパンも置いてありました。

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パンも置かれています(写真:サイゾーウーマン)

【ワンダーステーキ】実食!

ご飯やソースなどの準備をしていると、アピールしていた通り3分ほどで牛ロースステーキが提供されました。筆者が訪れたのは比較的空いている時間帯だったということもあるのでしょうが、提供が速いことは確かなようです。

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牛ロースステーキ。油はね防止用のグリルカバーが付いています(写真:サイゾーウーマン)
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グリルカバーを外すと、溶岩プレートの上に牛ロース肉が鎮座していました(写真:サイゾーウーマン)

さっそく味を確かめるべく、最初はシンプルに塩と胡椒で食べてみましたが、脂のうまみやジューシーさはほぼないものの、低温調理によるものなのか、しっとりと柔らかい食感のなかに、きちんと赤身肉の味わいを感じるお肉でした。

ご飯などの食べ放題もついた上で、1100円という値段であることを考えれば、十分に満足できるクオリティであると言えるでしょう。

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まずは塩と胡椒でシンプルに。値段を考えれば十分においしいお肉だと言えます(写真:サイゾーウーマン)

不満点としては、この店のウリの一つである溶岩プレートでの提供により、熱々の状態で食べられる時間は長いものの、時間がたつにつれ肉に火が通り過ぎてしまうこと。気になる人は、肉を頻繁にひっくり返すなどの対策を取るべきかもしれません。

2口目以降は、上の写真で紹介したソースを全て試してみましたが、ステーキ単体で食べる分にはわさび醤油、ご飯と一緒に食べる分にはガーリックソースが最も相性が良いように思えました。

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ステーキを純粋に味わう場合にはわさび醤油が一番合うように思いました(写真:サイゾーウーマン)
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ご飯と食べる場合にはガーリックソースがベストかと思います(写真:サイゾーウーマン)

また、ちょっとしたアレンジとしては、牡蠣醤油にわさびを足すことでより刺激的な味わいが楽しめるほか、ガーリックソースに胡椒を合わせることで、甘めのソースの味がぐっと引き締まり、肉単体で食べるのにも適した野性的な味わいのソースに変身。こちらもぜひ試してみてください。

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牡蠣醤油とわさびもおすすめ(写真:サイゾーウーマン)
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ガーリックソースと胡椒もおすすめです(写真:サイゾーウーマン)

なお、肉がさらに食べたい! という人には、スタンダードメニューのお肉が880円(一部550円)で注文できる「おかわり肉」というメニューがあります。こちらで心ゆくまでお肉を楽しむというのもアリではないでしょうか。

もっと肉が食べたい人には、追加肉がお得な値段で食べられる「おかわり肉」というメニューもあります。

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追加肉のメニュー(写真:サイゾーウーマン)

【ワンダーステーキ】コスパ、味ともに十分な魅力あり

コスパ、味ともに十分な魅力があった「ワンダーステーキ」。その味を求めて気合を入れて食べに行く、というよりも、近くにあったら気軽にステーキを楽しむためにちょくちょく通ってしまう、というようなタイプのチェーンであると感じました。

同チェーンを訪れたあと、ふと思い出したのが、かつて都内各所に展開し、「1500円だけ握りしめてこい!」という力強いキャッチフレーズで話題をさらった「焼鳥の鉄人」という激安焼肉食べ放題チェーン(なお、食べ飲み放題コースは税抜価格で1500円であったため、実際は1500円だけ握りしめていくとマズいことになると言うオチが付いていましたが)。

「ワンダーステーキ」も、コスパの良さに加え、こうした価格を打ち出すわかりやすさが、現在人気を集める要因なのかもしれません

。残念ながら「焼鳥の鉄人」は全店舗閉店してしまったようですが、「ワンダーステーキ」はそうなることなく今後も店舗を増やし、我々に気軽にステーキを味わう楽しみを提供し続けてほしいものです。

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ダブルチキンステーキセットも気になります(写真:サイゾーウーマン)

今回頼んだメニュー以外に気になったのは、同じく1100円のスタンダードメニューで200gのチキンステーキが2枚提供される「Wチキンステーキセット」。次回訪れる際はこちらを頼もうと思います

阿左美賢治(ライター)
中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

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