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【羽毛布団を洗いたい】実は“最新布団”は自宅で洗える!夏に重宝“洗えるダウンケット”を試してみた

  • 2024.6.23

羽毛布団が年中快適な理由

羽毛のイメージ
羽毛のイメージ

羽毛布団はお好きですか?筆者個人としては、軽くてやわらかく保温性が高く、かといって湿気のこもらない羽毛布団に包まって寝ているときが至福のひとときです。ちなみに、羽根布団と羽毛布団は厳密には異なり、羽根布団のなかでも「羽毛(ダウン)」が50%以上含まれているものを羽毛布団、「羽根(フェザー)」が50%以上の含まれているものを羽根布団と呼びます。

実は、この「羽毛(ダウン)」が羽毛布団の快適さを生み出す重要な要素だといいます。ダウンの1つ1つを「ダウンボール」といいますが、このダウンボールには無数の小羽枝(しょううし)」が生えており、寒くなると広がり、暑くなると縮まる性質があるのです。

結果、寒いと小羽枝が広がり空気をたっぷりと含んで、たくさんの空気を保持して、この空気層に体温を閉じ込めるので温かく感じます。逆に暑いと小羽枝が縮まり、保持する空気の量は少なくなり、布団のなかの熱や湿気を外に逃がそうとするので湿気が少なく、涼しく感じるそうです。

そのため季節を問わず羽毛布団は気持ちがよいのでしょう。確かに筆者はアウトドアで薄手のダウンジャケットをかなり暑くなっても着ていることがありますが、見た目ほど暑く感じたことはありません。

羽毛は自宅で洗えないとあきらめていた

ということは、夏の掛け布団も薄手の羽毛布団にすれば、タオルケットなどよりも快適なのでしょう。しかし、夏の掛け布団を羽毛布団にすると大きな問題が発生します。それは簡単には洗えないということ。

2023年5月に暮らしの情報メディア「口コミの森」が行った「布団のどんな内容の口コミを参考にするか」の調査では、1位は「寝心地」で2位が「洗いやすさ」という結果もあります。

洗えるというニーズがあるからでしょうか。最近ではコインランドリーで洗える羽毛布団も増えており、筆者も冬の掛け布団はコインランドリー対応のものに変えて年に1度程度洗っています。しかし、夏に関しては大量の寝汗をかくため、自宅で簡単に洗えるタオルケットのほうが便利です。できれば「自宅で簡単に洗える羽毛布団があれば、いいのに!」と思っていたところに見つけたのがタンスのゲン「においの少ないグースダウン使用 洗えるダウンケット(以下洗えるダウンケット)」。今回は、羽毛布団が自宅で洗えたらどれだけ快適だったかをお伝えできたらと思います。

夏用の羽毛布団選びのチェックポイント

今回使用した、タンスのゲン「においの少ないグースダウン使用 洗えるダウンケット」
今回使用した、タンスのゲン「においの少ないグースダウン使用 洗えるダウンケット」

夏用の羽毛掛け布団をセレクトする際に、筆者が注意したのはダウンの割合。冬掛けなどでは、最近余りみないのですが、なぜか夏掛けでは羽根(フェザー)の割合の多い製品がかなりあるのです。その点、「洗えるダウンケット」は93%が羽毛(ダウン)で、日本初の羽毛専門の公的検査研究機関「CIL コンフォートインデックスラボ(快適睡眠環境研究所)」のゴールドラベルを取得しているので安心です。

さらに夏なので、冬掛けなどよりは汗のニオイも気になります。先述したCILのギャランティーラベルにはニオイの検査があること、さらに業界基準値(500mm)の3倍、CIL基準(800mm)に比べても2倍近い洗浄度(羽毛のキレイさを数値化したもの)1,500mmキレイに洗い上げた羽毛を使用しているということでした。

さらに、キレイに洗い上げた羽毛に「アレルGプラス」という抗菌防臭加工を行っています。このアレルGプラス加工のおかげで親水性(吸水性)が上がり家庭用洗濯機で洗えるようになったそうです。実は、羽毛は水上で生活する水鳥から採取される原料なので、非常に撥水性が高く、洗濯しても水を弾き家庭用洗濯機などでしっかりと洗うことができませんでした。しかし、アレルGプラス加工を施すことで吸水性が約1.5倍になり、抗菌・防臭効果も持続するとのこと。

清潔でのニオイも少なく、除菌・防ダニ・防カビ仕様で、しかも家庭用洗濯機で洗えるので、小さな息子とニオイに敏感な妻がいる羽毛布団大好きの筆者にとって理想的といえます。

「洗えるダウンケット」を洗ってみた

洗濯のイメージ
洗濯のイメージ

「洗えるダウンケット」が到着してから、しばらく夫婦+息子で夏掛けのダウンケットを楽しんでみました。北海道の春から初夏にかけては日々の温度差が大きく、寝ていると寒く感じる日もあれば、タオルケットでも汗ばむほど暑い日もありますが、多少の温度差をものともせず快適な温度と湿度を提供してくれました。

暑がりの幼い息子は、ほかの布団を蹴飛ばして「においの少ないグースダウン使用 洗えるダウンケット」に包まっていますし、パートナーは夜中にベッドを移動するとき(我が家にはベッドがほかに部屋にもある)に持って移動するほど気に入っているようです。そして、どうせ洗えるのだからと筆者は意図的にカバーを掛けずに使用して、ある程度使った(汚した?)ところで洗濯してみました。

布団用ネット(ダイヤ「フランドリー・まとめて洗える特大ネット70」)に詰め込む
布団用ネット(ダイヤ「フランドリー・まとめて洗える特大ネット70」)に詰め込む

洗濯の方法は、折りたたんで洗濯ネットに入れ、弱水流で30度以下の水を使い、液体中性洗剤を使って洗うとのこと。使用する洗濯機は4kg以上が推奨で、羽毛布団が水を吸うので水量を多めに設定して洗うとよいとのこと。

今回は、5kg容量の洗濯機でドライコースを選択して、液体中性洗濯洗剤の「NANOX one PRO」を使い、洗濯ネットにはコンパクトに折りたたんで収納できるダイヤの「フランドリー・まとめて洗える特大ネット70」を使用して洗濯してみました。単品洗いが推奨されているので「洗えるダウンケット」のみで洗濯していますが、それ以外はいつもの洗濯とほとんど変わりありません。超簡単です。

洗濯ネットに入れて、手洗いやドライ、おしゃれ着洗いなどの洗濯物への負担の少ないモードで洗うだけ、非常に簡単です。
洗濯ネットに入れて、手洗いやドライ、おしゃれ着洗いなどの洗濯物への負担の少ないモードで洗うだけ、非常に簡単です。

注意したいのは乾燥方法。いわゆるコインランドリーなどの乾燥機を使ったタンブル乾燥が推奨されていないのです。天気のよい日に吊り干しでの乾燥が推奨されています。しかも選択肢は2つ。1つは日なたの直射日光下で吊り干し乾燥、いわゆる天日干し。もう1つは天気のよい日に日陰もしくは直射日光下でカバーを掛けての乾燥です。直射日光下の天日干しは除菌効果なども得られ、乾燥時間も早くというメリットはありますが、布団の生地がやや傷みやすいというデメリットもあります。これに対して陰干しやカバーを掛けての乾燥は布団の生地が痛みにくいというメリットがあります。

天気のよい日に風通しのよい日陰で干すのもありだといいます。直射日光下でも、日陰でも干せるので、春夏の天候ならとても洗濯はラクです。
天気のよい日に風通しのよい日陰で干すのもありだといいます。直射日光下でも、日陰でも干せるので、春夏の天候ならとても洗濯はラクです。

最終的には好みによる判断なのですが、筆者は太陽光でふかふかになった羽毛布団を楽しみたいので、多少生地が痛むことには目をつぶり、直射日光下で乾燥させました。天気はよかったのですが、それでも6月の北海道の最高気温は25度前後でしたが、まずは2時間、乾かして、ひっくり返して、さらに2時間でほぼ完全に乾いていました。そのまま取り込んでよかったのですが、まが日が沈むまで余裕があったので、さらに1時間ほど乾かしてから取り込みました。

せっかく洗えるのだから迷わず洗濯するべし

羽毛布団はどうしても洗うと傷むというイメージがあるので、取り込んだ後、洗っていない布団と比べたのですが、太陽光にしっかり当り、日なたの香りがして、よりふかふかしている印象です。生地が傷むなど、布団の寿命は短くなるかもしれませんが、汗をかくことの多い夏掛けなので、汚れた時は迷わずドンドン洗っていこうと思いました。

ここ最近、羽毛布団は最大の弱点ともいえる洗えないという欠点をかなり克服してきています。実際、筆者が使っている冬用の掛け布団も羽毛布団ですが、こちらはコインランドリーでの洗濯に対応しています。おかげで2000円も出せば洗濯できるので、年に1度シーズンごとくらいのペースで洗濯しています。とても気持ちがいい。

しかし、夏に関しては自宅で簡単に洗えるタオルケットなどのほうが便利だったわけです。

「洗えるダウンケット」は容量4kg以上に家庭用洗濯機があれば、簡単に洗うことができ、まだ本格的な暑さとはいえない6月の北海道でも昼くらいに洗えば夕方には乾いてしまうことがわかりました。

この手軽さで羽毛布団の温度と湿度のコントロールというメリットが得られるのであれば、筆者は今後夏掛けは基本ダウンケットするつもりです。価格も冬掛けなどと比べるとお手軽で導入にハードルも低いのがうれしいところ。ぜひ、みなさんも自宅で洗える夏用の羽毛布団をぜひ試してみてください。とても快適にすごせますよ。

家族分あるとケンカにならない

夫婦+小さい子の我が家は2枚組を購入して正解
夫婦+小さい子の我が家は2枚組を購入して正解

今回、いくつかタイプがあるなかで、シングル2枚組をセレクトしました。2枚組をセレクトした理由は、我が家で筆者が気持ちのよい寝具を自分の分だけ購入しても、家族に取り上げられてしまうからです。2枚組だと1枚で購入するよりも少しお安くなるのもうれしいポイントでした。

タンスのゲン「においの少ないグースダウン使用 洗えるダウンケット」の価格ですが、2枚組が税込み2万6,999円(送料込み)。清潔で快適な睡眠時間を求めている人は「洗える」羽毛布団を検討してみてはいかがでしょうか。

<公式サイト>タンスのゲンhttps://www.tansu-gen.jp/

(千秋)

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