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川口春奈“七苗”が見つけた「幸せ」の答え、松下洸平“コウタロウ”との恋の結末<9ボーダー最終回>

  • 2024.6.22
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30歳の誕生日を迎える七苗(川口春奈)が選んだ「幸せ」 (C)TBS
30歳の誕生日を迎える七苗(川口春奈)が選んだ「幸せ」 (C)TBS

【写真】本名の芝田悠斗の生活に戻ったコウタロウ(松下洸平)

川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の最終回となる第10話が6月21日に放送。仕事に恋に駆け抜けた“9ボーダー”七苗(川口)の29歳ラストイヤー。30歳の誕生日を迎えたラストの展開が反響を呼び、タイトルがトレンド入りした。(以下、ネタバレを含みます)

“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描く

同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。

主人公の29歳の次女・大庭七苗(なな)を川口、39歳の長女・成澤六月(むつき)を木南晴夏、19歳の三女・大庭八海(はつみ)を畑芽育が演じる。

また、3姉妹の“3L”に大きく関わる人物として、物語のキーマンとなるコウタロウを松下洸平、六月が所長を務める会計事務所にやってくる自由奔放な新人公認会計士・松嶋朔を井之脇海、七苗と同い年で幼なじみの高木陽太を木戸大聖が扮(ふん)する。

七苗とコウタロウが対立!?

第1話で、29歳という“9ボーダー”としての抱負を「幸せになりたいな」と明かしていた七苗。仕事では当時勤めていた会社を辞め、家業の銭湯・おおば湯を盛り立てていくことに。一方、恋は記憶が全て戻らないまま本名の“芝田悠斗”として神戸で生きていくことを決めたコウタロウと別れることになった。果たして七苗は“幸せ”になることができるのかが、最終回の大きな焦点だった。

七苗の主導でリニューアルしたおおば湯だが、元々の銭湯とサウナは好評だったが、酵素風呂と飲食部門が低調で、集客が伸びず悩んでいた。そんなとき、街の再開発計画で、おおば湯を含む商店街が丸ごと立ち退きを要請される事態に。しかも、それはコウタロウの会社のプロジェクトだった。

商店街の人々がそれぞれの事情によって反対派と賛成派に分かれるなか、七苗も陽太も反対派。出張で東京に来てあつ子(YOU)の店に顔を出したコウタロウに七苗は「この街も、商店街も、おおば湯も、必ず守って見せます」と宣言した。

記憶を失ったコウタロウと出会い、恋をした街と商店街を舞台に、立場的に対立してしまう七苗とコウタロウの姿が切ない。

「ここにしかないもの」が大事

七苗は、おおば湯の建物が国の登録有形文化財になるのではと思い付く。登録されれば、歴史的価値がPR要素になることに加え、企業が勝手に取り壊せなくなるのだ。

その他、八海が子ども向けのスイーツを考案したり、外国人向けにSNSで発信したり。また商店街を活性化する取り組みも。コウタロウは部下からそれらを報告されると、副社長という立場を忘れてコウタロウの顔になったかのように頬を緩ませた。

そして、再開発計画の2度目の説明会で、「再開発そのものは悪いことではないと思うんです。全部を変えてしまうんじゃなくて、残すところ、新しくするところ、両方あればいいなって」というあつ子の意見に七苗も同意。それは古いものを生かしつつ、新しいものをプラスしたおおば湯のリニューアル経験から得たものでもあった。「ここにしかないもの」が大事なのだと。

七苗とコウタロウの幸せの答え

そんな気付きを得て、海外に行く松嶋のプロポーズを断ってしまった六月に「答えって、ゼロかイチじゃない」「答えは無限にあって、一番いいカタチを一生懸命考える、そういうのが一番大事なんだと思った」と告げた七苗。しかし、「幸せって何」と六月に問われると答えに窮した。すると、あつ子が「私は私のままでいい。そう思えるってことじゃない?」と言った。

ラストは、七苗が30歳を迎える誕生日。コウタロウが婚約者と破談したと知っても互いに「いまさら…」と連絡とれないままだった2人。だが、芝田悠斗として神戸にいる理由は家族や会社での責任などを捨てることができないからだが、コウタロウにとして住んだ街にしかないものは“七苗”だった。

そんなコウタロウから七苗に「あの場所で」会いたいとメールが届く。すぐに駆け出して会いに行く七苗。「こんばんは、芝田悠斗さん」「こんばんは、大庭七苗さん」というあいさつに始まり、かつてコウタロウが約束した誕生日を祝うことを悠斗としてかなえることに。

歩き出した2人の間には距離があったが、七苗と“コウタロウ”のこれまでの軌跡のシーンが次々と挟み込まれると次第に近づいていった。

おおば湯に戻り、コウタロウを含めてあらためて家族や陽太たちに誕生日を祝福してもらう七苗の姿で終幕。

七苗が9ボーダーのラストイヤーに仕事に恋に奮闘して導き出した幸せ。今の自分のまま向き合う幸せ。それは、あらためてコウタロウとの恋が続くことを予感させる幸せに満ちていた。

SNSも盛り上がり、タイトルがトレンド入り。「ハッピーエンドでよかった」「最後、距離がどんどん近づいていったのよかった」「もう少し2人のイチャイチャ見たかったけど」「コウタロウからのメールがあったところから涙腺崩壊」のほか、六月や葉月の恋模様も描かれ「余韻残して終わるの良い」「みんなの生活が続いていくような終わり方すてき」「三姉妹がゼロかイチじゃなくてその間の感じの終わりもよかった」といった声も上がった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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