娘の一言がきっかけで「夢を叶えてパティシエに」【子育てママ】の運命を変えた出来事とは？

幼い頃の夢を叶えている人もいれば、大人になって様々な事情で諦めた人もいますよね。
「それでも夢は、信じていればいつか叶うんだ！」
そんな素敵な体験談を、筆者の知人A子さんから聞きました。

パティシエになれなかった。でも、今は今で幸せだ！！

A子さんは幼い頃からお菓子が大好きで、将来の夢はパティシエでした。
高校卒業後は製菓の専門学校へ行きたかったのですが、家庭の都合で働きに出なければならなくなったのです。

夢を諦めるのには時間がかかりましたが、働き続けること数年。
会社で知り合った人とお付き合いが始まり、やがて結婚することに。

すぐ子どもにも恵まれ、幸せな日々を送っていました。

娘が小学生になった頃から、ある程度時間に余裕が出来るようになりました。
そして娘が「焼きたてのクッキー食べたい」と言ったのがキッカケで、久しぶりにお菓子作りをすることにしたのです。

久しぶりのお菓子作りはあまりに楽しく、A子さんは大興奮！
ハマりすぎて睡眠時間を削ってまで作ってしまい、夫に少し怒られることもありました。

出来上がったお菓子は、毎回我ながら最高傑作と思うほどで、配った皆からも大好評！
娘からも「また作って！」と笑顔で言われるので、作り甲斐もあります。

とにかく作るのも楽しいし、皆が自分のお菓子で喜んでくれる。
A子さんは、暇さえあればひたすら作るという日々を送っていたのでした。

ある日、ママ友がA子さんのお菓子を食べて、

「こんなに上手なんだから、売ったらいいのに！」

という、最上級の褒め言葉をくれました。
照れながら喜ぶA子さんでしたが、資格も何もないから……と話すと、

「実は私の親戚Bが、スイーツのお店開こうとしてるんだけど。一緒にしてみない？」

なんとママ友の親戚であるBさんは、パティシエとして修行を重ねた人だそう。
近々独立してお店をオープンするところで、パティシエを募集していると言うのです。

A子さんは夫にも相談して、ママ友の親戚Bさんのお店を一緒に手伝うことになりました。

今まで全て我流で作ってきたA子さんは、Bさんに一から教わることになりました。
やはりプロの技は驚きの連続で、難しくて大変なことも沢山ありました。
失敗して怒られることもありましたが、全てが楽しくて仕方がないほど夢中になっていたのです。

そして……！！

なんとA子さんも独立し、自分のスイーツ店をオープンすることになったのです！
幼い頃に捨てた夢が、この歳になって叶うとは思いませんでした。

あの時声をかけてくれて、本当にありがとう。
そして夢をもう一度思い出させてくれた、娘にも感謝でいっぱいです！

諦めなければ夢は叶う。ということを実体験された方の言葉は、本当に説得力があり勇気を貰えました。
皆様も、もし諦めてしまった夢があるならば、もう一度チャレンジしてみるのはいかがでしょうか？

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Yuki.K