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「あら大変!」おなかが真っ赤に!母の体の異変に気付き、急いで別の病院へ<母の認知症介護日記>

  • 2024.6.22
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アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。眼鏡を失くしてしまって困ると、母・あーちゃんから3回も電話を受けた姉・なーにゃん。仕方なく一緒に眼鏡を買いに行くことにしましたが、眼鏡屋さんの前であーちゃんから「何を探しているの?」「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と聞かれる始末。結局、無事に眼鏡を購入したものの、休みを返上して付き合った分、何も理解できていない様子にガッカリしてしまいました。

保険の話を聞いたときも、眼鏡を買いに行ったときも、風邪のためマスクをしていた姉・なーにゃん。あーちゃんからは、体調を心配する言葉をかけられますが、無理して付き合っていることがわかっても「あらー。それは悪かったわね!」と大して気にしていない様子です。悪気はないとわかっていても、なーにゃんはこういった言葉の端々にモヤっとしてしまうのでした。

おなかが真っ赤!

胃カメラ検査で見つかったピロリ菌の除去をすることになったあーちゃん。昔から胃が弱かったのは、ピロリ菌のせい??

ピロリ菌を除去するには、薬を用法用量を守って一定期間飲み続ける必要があり、あーちゃんにはハードルが高いような……。

結局、本人の希望もありピロリ菌の除去をすることになりましたが、その後インスリン注射を打ちに訪れた病院で、おなかが真っ赤になっていることが判明。

痛みもかゆみもないようで、本人は気づいていませんでした。すぐに近くの皮膚科へ行くことに。

病院で待っていると、自分がなぜここにいるのかと聞いてくるあーちゃん。

自信はなさそうでしたが、一応来た理由はわかっている様子。

見た目も元気そうで、食欲もあるようなので、ひとまずは大丈夫そうです。

先日受けた胃カメラの検査で、あーちゃんは胃炎と胃ヘルニア(食道裂孔ヘルニア:胃の一部が胸腔内に上がってしまい、胃の内容物が食道に逆流しやすくなっている状態)が見つかりました。しかし、治療が必要なほどでもなかったので、そのまま放置。それより、同時に見つかったピロリ菌を除去することになったのです。ただ、ピロリ菌の除去は、薬を1週間朝晩2回飲み続けるだけですが、果たして今のあーちゃんにそれができるのか……? 私は正直、治療には消極的。でも、あーちゃんがやるというので、そうすることにしました。

しかし、薬を服用して6日目。インスリン注射を打つために病院でおなかを出すと、皮膚が真っ赤になっていました……! 痛みもかゆみもなかったようで、あーちゃんは言われて初めて気づいた様子。糖尿病の病院から紹介された、近くの皮膚科を慌てて受診したのでした。

2時間半ほど待たされて、ようやく診察。結果は、「ピロリ菌の除去の薬に対するアレルギーか、あるいは除去されたピロリ菌の死骸に対するアレルギーだろう」とのこと。万が一、このあと急激に症状がひどくなれば入院が必要だと言われましたが、いろいろな感覚が鈍っているあーちゃんが自分で気づけるのかどうか……。本人は食欲もあっていたって元気でしたが、大変な1日となりました。

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痛みやかゆみがなくても、おなかが真っ赤になっていれば、お風呂に入るときに気づきそうなものですが……。もしかすると、気づいていたことを忘れてしまったのでしょうか。服薬管理ももちろんですが、こういった体調の変化の把握が難しくなっていくのは、とても心配ですよね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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監修者:医師 医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長 菊池大和先生

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。


著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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