1. トップ
  2. お仕事
  3. この会社、ヤバい…。 昭和体質の企業が停滞するのは、改革や変化を怖がる「何もしない」上司のせい!

この会社、ヤバい…。 昭和体質の企業が停滞するのは、改革や変化を怖がる「何もしない」上司のせい!

  • 2024.6.21

ザ・ジャパンな古い昭和的体制の企業で20年近く新卒から働いています。確かにこの約10年で残業はビックリするほど減りましたし、産休・育休が当たり前になりました。女性の退職者も激減しました。でもね、変わっていない所もあります。今日はそんなお話。さて。最近気が付いたことがあります。ほ~何ですか?(一人二役)企業の体質に関してです。その分野ではまずまずの大手企業だと、

業務改善や技術革新が脅威になる

黒字企業だと余計に。いや待て。競争甚だしい昨今。嘘だろ!って思うでしょ。私も嘘だと思いたい。でもホント。何にもしない、現状維持の人が評価され、出る杭は打たれる文化はずーーっと続いています。とはいえ、さすがに古い体制の日本企業も、ここ最近自分達の仕組みや取り組みがヤバい!と気が付いてアレコレ手を打ち始めています。ことさら業務改善は必須の事項です。具体的には手書きで行っていたことをデジタル化したり、ハンコ処理を撲滅したり、紙ベースだった重要書類をペーパレスにしたり…現場にいても、20年前よりも明らかに手書きは減りましたし、システム上で完結する仕組みはゴマンとあります。そうなってくると業務改善は、脅威なんかではなく、必須!最重要だと言われる。表向きは。例えば、以前、私の部門は、とある機器から出力させるレシートみたいな紙がありまして、そのデータを目視で確認。とにかくパソコンに打ち込むという業務をしていました。控えめに言って、結構つまんない作業です。少なからず私は嫌な作業だな。自動化できないかな。と思っていました。そのため、IoT関係の展示会にも足しげく参加し、自動化できるソフトやシステムをいくつかピックアップしてきました。直属の上司も同僚達も巻き込んで、作戦を建てました。A社の技術ならば比較的低予算でいけるかもしれない。なら、A社を推しつつ、ダメならB社、C社も…とプランを考えてきました。しかし、当時の部署のトップに持って行ったところ、

「今必要かな?それは未来の話じゃない?」

と言われました。おっ、おっと…今しないんだ。この時、ある意味ハッとしました。今、上層部にいる人達のマインドは総じて危険ゾーンかもしれないと。なぜなら、日本が停滞していた30年にガッツリその組織で働き、上司に評価されていた人だから。要するに、彼ら彼女たちの武器は、上司に気に入られるようにゴマをすること。

最適解はいつでも『上司が喜ぶこと』

それは間違いではないですし、戦略的に正しい。ただ、裏を返すと、上司の脅威にならない、つまんない奴。そのため、彼らが関わる提案は小さくまとまりますし、明らかに通すべき案件、ここ踏ん張らないダメだぞ!という未来がかかっていても、目の前の『上の人のご機嫌』を優先します。会社にお金を使わせることにもアレルギー反応を起こしたりします。まぁ、引っ込ませるんですよ。今でしょ!という案件を。保身のためなのか、反射的にリスキーなことには危険信号を発してしまうのでしょう。ね?つまんないでしょ。その後、その決定事項を聞いた現場の人間は萎える。なんだよ。やらんのかよ。うちの会社どうなん?と。『業務改善』や『改革』が必須という事実は、社内データでも出ています。世の中の波も『業務改善』になびいているのに、逆を推進するのかーい!ほんでもってこれは、他の技術開発にも共通していたりします。ザ・ジャパンの古い体質の企業の場合。とにかく、技術大国ニッポンとか言われていたのは昔の話。マインドで技術芽を摘んでいるのです。もちろん、何か新しいことをしようとするとそれなりの『予算』と『リスク』は発生します。ただ、提案するこっちもアホではないので、『この技術が出来上がると○○円の人件費が浮きます』『○○円のプラス効果を見込めます』などと試算をしてから上申しています。すると、「その業務改善(や技術開発)で仕事を失った人は何をすれば良いんだ。君はその未来まで考えているのか?」ですって。いや、

それはあなたの仕事ですよね

ひろゆき並みに物申したくなる。マネジメント職の人が考えるんでしょ。人員をどうするのかって。技術職は技術を考えるんですけど。まぁ私はひろゆきではなく、一介のサラリーマンなので、「そこは検討します」と言ってその場は引き下がりますが。てか、私も引き下がるんかい!所詮、プロのサラリーマンやな!いや。タダでは引き下がらない。一応、一連の経緯を報告書に書きます。【2024年〇月に提案をしましたが、業務にフィットしないと判断しストップしまして、これこれがあーで…】今回はこのような予算を算出し、上申したけどダメだったよ!と完結に仕上げる。未来の人達のために。一応、2024年にこんなことを考えていたよ。でもその時は頓挫したよ。ごめんよ。後はよろしく頼むぜ。というメッセージを込めて。でもな~~どうなんでしょう。最近外資系の技術職の方と話す機会がありまして、その会社では業務改善をしたり人件費を削るシステムを作った人をどんどん評価するようです。もちろん、自分が評価を得るために無理な業務改善に走り現場が苦しくなることもあるようですが。でも、トライアンドエラーを繰り返せば何とかなるのではないでしょうか。古い体質の日本は、トライすらできない。改革自体にストップをかけます。もう分かっているんです。改革や変化が、

脅威なんですよ。きっと。

そんなことをしなくても今までの方法でも一応黒字なので。変に動いてリスクを取るより、旧態依然の方が予測も出来て安心~イエーイ!なのでしょう。まぁもうその予測は現状の世界が続いていたら…の話なので、全然危ういんですけどね。そもそも『何も新しいことをしない』ことに対して懲罰制度がない、そういう上席陣を引きずり下ろすことができない組織や体制が残念なのですが。と言いますか、これって、やばくないですか?現場からは以上です。

ぽにさんのブログ「ともばたけ - 共働きに奮闘するお家ブログ」はコチラ

元記事で読む
の記事をもっとみる