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マット・ボマー、セクシャリティが理由でスーパーマン役を逃したと主張

  • 2024.6.21
Matt Bomer attends the 84th Annual Peabody Awards at Beverly Wilshire, A Four Seasons Hotel on June 09, 2024 in Beverly Hills, California.

マット・ボマーが、2000年代はじめにスーパーマン役にほぼ確定していたものの、セクシャリティを理由に役を逃したと明かした。『ハリウッド・リポーター』誌のポッドキャスト「Awards Chatter」で、「スーパーマンの集団オーディションに呼ばれ、その後1カ月ほど順調にオーディションを勝ち進みました。僕は監督の第一候補だったようです」と発言。「J・J・エイブラムスが脚本を手がけた作品で、『Superman: Flyby』と呼ばれていたように思います。この作品は結局、日の目は見ませんでした」と語った。

『Superman: Flyby』は、『Superman: Man of Steel』とも呼ばれ『スーパーマンIV/最強の敵』(1987)の後、約20年ぶりに『スーパーマン リターンズ』(2006)が公開されるまでの間に企画された数多くの「スーパーマン」映画のひとつだ。2002年にブレット・ラトナーが監督に起用され、マットは確かにラトナー監督の第一候補だったと伝えられている。しかし、スタジオ側は当時無名だったマットよりも名の通ったスターを望み、ブレンダン・フレイザージョシュ・ハートネットポール・ウォーカーの名前が候補リストにあったとされている。

マットがゲイであることを公表したのは2012年にことだが、ホストは彼のセクシャリティがスタジオの決断に影響した可能性があったのではないかと質問を投げかけた。するとマットは「僕の理解ではその通りです」と回答。「当時はまだ、そうしたことが身を亡ぼす原因になりうる時代でした。理由や方法、誰の影響なのかはわかりませんが、確かにそうだと思います。僕の理解ではまさにそうです」と明かした。

マットがこの役を得られなかった理由として、彼を推してしていたラトナー監督の降板があるとされているが、2012年には作家のジャッキー・コリンズが、ゲイダーラジオの番組でセクシャリティが原因だったと話している。「『ホワイトカラー』の主演俳優で、誰よりもゴージャスなルックスのマット・ボマーは、当時カミングアウトしていなかったけれど、ゲイだと知られていました。オーディションテープが気に入られたけれど、彼を気に入らない人がいて、ゲイだとトップに告げ口したんです。それでトップは『ダメだ。君を配役することはでない』と言った。彼が役を得られなかったのは、ゲイだからです」

その後『Superman: Flyby』はラトナー監督の降板で白紙に戻り、マックG監督の起用を経て、ブライアン・シンガー監督の下、『スーパーマン リターンズ』が2006年に公開された。新人のブランドン・ラウスがスーパーマンを演じ、当初企画されていた『Superman: Flyby』とはまったく別の作品となった。マットはその後、2013年のアニメーション映画『スーパーマン:アンバウンド』でスーパーマンの声を担当している。

Text: Tae Terai

HOLLYWOOD, CALIFORNIA - MARCH 10_ (L-R) Alexandra Hedison and Jodie Foster attend the 96th Annual Academy Awards on March 10, 2024 in Hollywood, California. (Photo by Mike Coppola/Getty Images)
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