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エアコンの冷房と除湿、どっちがお得? メーカーの回答に「知らなかった」

  • 2024.6.23
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2024年6月21日、近畿や東海、関東甲信地方での梅雨入りが気象庁により発表されました。

雨が多い梅雨の時期は、ジメジメとした湿気で肌がべたついたり、家の中にカビが生えやすかったりと、不快感を抱きがちですよね。

室内で快適に過ごすために、エアコンを使う人も多いでしょう。

『冷房』と『除湿』、電気代に差はある?

梅雨の時期にエアコンを使う際、冷房運転にするか、除湿運転にするか、迷った経験はありませんか。

ネット上では、「冷房より除湿のほうが電気代が高くなる」といったうわさもありますが、実際のところはどうなのでしょう。

エアコンをはじめとする家電メーカーの『三菱電機株式会社(以下、三菱電機)』はウェブサイト上で次のように明記しています。

温湿度環境や設定温度、設定湿度によって電気代は異なりますので、冷房と除湿のどちらが電気代がかかるとは言えません。三菱電機

三菱電機によると、冷房と除湿では、使用環境や設定温度、設定湿度により、電気代が変わってくるため、どちらが安いとは一概にいえないとのこと。

特に、除湿運転は、エアコンによって採用されている方式に違いがあります。除湿の方式によっても電気代が変わるでしょう。

ちなみに、三菱電機のエアコンの場合、除湿には『弱冷房方式』と『再熱除湿方式』の2つの方式があります。

弱冷房運転によって空気を冷まし、除湿を行う『弱冷房方式』は、湿度のコントロールはできないものの、室内の温度は1~3℃低下するそうです。弱冷房なので、通常の冷房運転よりも電気代は安くなります。

温度を下げて除湿した空気を再度温めて出す『再熱除湿方式』は、室温をあまり変えずに除湿でき、湿度のコントロールもできるそうです。ただ、『弱冷房方式』に比べて電気代がかかることがあるといいます。

ただ、『再熱除湿方式』の除湿と冷房運転との電気代の差は、設定温度や設定湿度によって変わるので、比較できないとのこと。

除湿運転か、冷房運転か迷った時は、まず、使用するエアコンの除湿機能がどちらの方式なのかを知り、機能の違いに応じて使い分けることが大切ですね。

除湿方式を確認する際は、湿度設定ができるかどうかをチェックしてみましょう。

湿度設定ができるなら『再熱除湿方式』、できないなら『弱冷房方式』のエアコンになりますよ!

[文・構成/grape編集部]

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