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「予約が1人分足りません」義家族と食事に行くと私だけ別の席へ…ポツンと食事する私を救ったのは…?

  • 2024.6.22

祖父に溺愛されて育った私。祖父は私が結婚するときにはかなりふさぎ込んだようですが、私が幸せになるならと、受け入れてくれました。しかし夫に会う心の準備はできていないようで、まだ顔を合わせたことがありません。

そんな祖父には絶対に言えないのですが、実は私は義家族とうまくいっていません。義母は「ドラマみたいに嫁を教育するのが夢だった」と言い、会うたびにネチネチと小言を言ってくるのです。

嫁は我慢しないといけないの?

私が困っていても、夫は助けるどころか「嫁姑なんてそんなもの」と他人事。夫が頼りにならないなら自分の身は自分で守ろうと決め、冠婚葬祭以外では義家族に会わないと宣言しました。

夫は了承してくれましたが、義家族は納得できないよう。私が義実家に来ないなら自分たちが行くと言って、わが家に突撃するようになりました。

勝手に冷蔵庫を開けて飲み食いし、掃除が行き届いていないところを見つけると「汚い」とグチグチ言います。

毎回義家族を家に迎え入れるのは夫です。この前の宣言は忘れたのかと小声で聞いても、来てしまったならしょうがないと笑っていました。

騙された!!

「結婚生活に不安しかない! 離婚も考える」と告げ、義家族と夫を避けること数日。ついに夫が謝ってくれました。義家族にもちゃんと言い聞かせると約束してくれたので、本当に次はないと言って、許すことに……。

「仲直りの食事に行こう」と言われ、私たちは久しぶりの外食に向かいました。

夫に連れられるがままやってきたのは、雑誌でも特集される高級店。私も大好きなお店です。どうやら予約してあるようで、夫なりに誠意を見せてくれたのかと思っていると、遠くから義両親が手を振ってやってきました。

事態が飲み込めずにいると「今日、父さんの友だち夫婦と食事の約束してたんだ。母さんが絶対に夫婦で来いって言うから……。だましたみたいになって、ごめんな」と夫。

引き返そうとしたものの、店員さんに笑顔で出迎えられて、さすがに帰れる雰囲気ではありません。仕方なく私も一緒に店内に入りました。

家族の人数は…

案内されたお部屋には椅子が7脚。私たちは8人なので、椅子が足りません。すぐにスタッフが気付いてくれて「ご予約は7名様ですが、8名様に変更ですか?」と声をかけてくれました。

すると、義母が満面の笑みで「家族は7名なので合っています」と言い、まわりからも「そうだ、家族は……ね」と笑いが起きています。

私は家族にカウントされていないのでしょう。こんな状況で笑えるなんて、どういう神経をしているのか理解に苦しみます。

戸惑うスタッフをよそに、私は義母に促されるまま1人別の席に通されることになりました。

メンツ丸潰れの義両親

もう開き直るしかありません。私がひとり食事をしていると、レストランのオーナーがやってきました。実はここは祖父のお店。スタッフから一部始終を聞いたようで、私の席にやってきたのです。

祖父に見つからないようにコソコソしていたものの、さすが祖父のお店のスタッフ。ただならぬ雰囲気を気にかけてくれ、店長やオーナーに報告したようです。

祖父は義家族のいる個室に挨拶に行きました。最初はオーナー自ら挨拶に来てくれたことに、嬉しそうな義両親。「常連なんだな〜すごいな〜」と友人に言われ、ニヤニヤしていたようです。

しかし用件はそんなことではありません。祖父が正体を明かすと義両親はみるみるうちに真っ青に。「家族だけの会話はつまらないだろうと思って別の席をとった」などと変な言い訳を繰り出します。

「家族を大切にしない人はうちの店に来てほしくない。これっきりにしてください」とトドメのひと言を言い残し、祖父と私は店を後にしました。視界の隅には、メンツ丸潰れで顔を真っ赤にした義両親。これ以上付き合えないと離婚を決めた出来事でした。

唯一頼れる存在であるはずの夫が自分のことを守ってくれなかったのはショックでしたね。根本的な性格はなかなか変わらないもの……。我慢して一緒にいるよりも、見切りをつけられて良かったのかもしれませんね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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