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【服200→24着に!】成功者が明かす服の断捨離7ステップ

  • 2024.6.21

服はいっぱいあるのに、着たいものが見つからない…。そんな悩みを解消し、少ない服だけでおしゃれを楽しめるようシフトしませんか?今回は、かつて200着以上の服を持っていたところから一変し、現在年間24着だけで暮らしているというゆるミニマリストのひつじさんから、服の手放し方のコツを7段階のステップで教えていただきました。

1DKで3人暮らし。身軽に暮らすミニマリスト

首都圏で会社員をしているゆるミニマリストのひつじさん。旦那さまと、生まれて間もないお子さまと3人で暮らす家は、賃貸の1DK。そんなコンパクトな空間で子育てをしながらも、窮屈さを感じさせないシンプルな部屋を実現しています。

そんなひつじさんも、かつてはたくさんのものに囲まれて暮らしていました。その頃は、新しいものを購入したら収納も増やして詰め込むことの繰り返し。好きなライブに行けば買う習慣になっていたTシャツは、ほとんど着る機会がないまま50枚以上に。SNSで話題だったり、憧れの芸能人が持っているアイテムを購入することもありました。部屋を片付けるにも、ものを手放すという考えがなく、家は溢れかえった状態だったと言います。

ものを減らしたら、資格の勉強にぐっと集中できた

そんなひつじさんがものを減らそうと決意したのは、6年ほど前のこと。資格取得のために勉強を始めたものの、家ではやる気が起きませんでした。「部屋が散らかっているせい?」と感じ、試しに机の上のものをなくして勉強を始めると、予想以上に集中できたそうです。

そのとき初めて、ものが多すぎることに心身が悪影響を受けていると自覚。同時に、ものを減らせば変われるのではないかと気づきました。それ以降ものを手放し、2年後には自分にとって必要最小限のものの量が把握できるように。今では「ゆるミニマリスト」と言えるぐらいになりました。

200着以上から24着に。服を9割近く減らした7つのステップ

ひつじさんは、以前服を200着以上持っていましたが、今では下記の24着まで減らすことに成功しています。
・アウター 5着
・トップス(ブラウス、ニット、羽織り) 10着
・ワンピース 2着
・ボトムス 7着

ここまで減らすことができた手順とコツを、7つのステップで教えていただきました。150着、80着、40着といった段階があるので、たくさんの服を手放したい方も、少ない服をさらに絞り込みたい方も、目標に合った方法が見つかるはずです。

<step1 200着まで>明らかに古いものを手放す

200着以上の服がある場合、しまいこまれたまま記憶が薄れたものもたくさんあるはず。入手してから何年も経っている服はもちろん、カビっぽかったり、黄ばみやシミがあったりとくたびれているものをまずはなくしていきましょう。

<step2 200→150着>1年以内に着ていない服を手放す

150着まで減らす段階では、1年袖を通していない服や、今の体形に合っていない服を手放します。
あまり着ていないからこそ「もったいない」と思うものがあるかもしませんが、そのときは試着をして、着ない理由を分析しましょう。体形のほかにも、下記のような原因が見えてくるはず。
・素材や色が自分に合っていない
・今の流行や自分の気分とは違う
・シルエットや首元の空き、丈の長さが微妙 など

「着ない理由が分かることで納得でき、手放しやすくなります。また、今後服を買うときに同じ失敗をしにくくなります。試着をしても迷う場合は、一時保管ボックスを作り、2週間以内に着なかったら中身を見ずに手放す方法がおすすめです」(ひつじさん、以下同)

<step3 150→100着>高価だった、きれいなままの服を手放す

100着まで減らす段階では、着ていなくても「値段が高かった」「まだ状態がよい」といった理由で残している服を処分します。
メルカリのようなフリマアプリで、相場をチェックするのがおすすめです。買ったときには高価だったものも、現在は価値が変化していることに気づけて手放しやすくなります。ひつじさんもこの方法で、一目ぼれしたコートを処分できたそう。

「デザインが気に入っていたコートは、合わせる服がなくタンスの肥やしに。ブランドもので価値があるだろうとしばらく保管していましたが、メルカリで定価の1/5の価格でも売れていないことがわかり、手放す覚悟が決まりました」

<step4 100→80着>シーズン各20着を目安にお気に入りを集める

80着を目指す段階では、「捨てる」ではなく「お気に入りを残す」考え方にシフト。1シーズン、気に入っている20着だけで過ごしてみます。同時にバッグや靴などの小物も使っていないものを取り除き、お気に入りだけにしていきましょう。

「1シーズン20着は、服が足りないという心配がほぼなく、管理もしやすい基準です。私はこの数にしたら、『こんな服持ってたっけ?』と思うものがなくなりました。また、明確な基準ができると厳選して服を買うようになり、自分の本当に好きな服が見えてきます」

<step5 80→50着>1in 1outを徹底し、服をアップデート

50着に減らすなら、今あるなかでしっくり来ない服は手放します。そして新たに購入するなら、1in 1outを徹底。さらに、可能なら2outにして、デザインだけではなく使いやすさにも満足できる服へと差し替えるとよいでしょう。

「例えば、デザインはお気に入りでも手洗いしかできない服と、洗濯機で洗えるけれどデザインがイマイチな服があるなら、両方処分。代わりに、デザインが好きで洗濯機で洗える1着を手に入れます。ほかにも2シーズン以上着られる服を選ぶなどして、服をアップデートしていくイメージです」

<step6 50→40着>本当に好きなものを厳選して理想のワードローブに

40着まで減らす段階では、さらに理想のワードローブ作りを意識。
好きな服の画像を集めて共通点を探し、自分の本当に好きなものを明確に。それと異なるものは省いていきます。今、服をまったく持っていないところから買うとしたら、どんな服を選ぶか考えるのもおすすめです。

「0の状態から選ぶ服を考えると、本当はこういう服が着たいというのが見えてきます。そうすると自分の理想がはっきりして、最短で理想のワードローブに近づくことができると考えています」

また、新たに服を購入するなら、1ヵ月で1着だけ、または年間12着までをルールに。そうすれば、本当に着る服を選ぼうと慎重になれます。

<step7 40→30着>似合うものだけに絞り込む

30着まで絞り込むなら、好きなものの中でも「似合う」ものを選び取ります。パーソナルカラーや顔タイプ、骨格診断などを受けると、似合う・似合わないの判断がスムーズに。
自分に合った色や素材感もわかるので、小物選びにも役立ちます。

「本当に似合うものがわかると、それ以外のものを手放しやすくなり、さらに少数精鋭のものだけになっていきます」

<step8 30→24着>毎日着たい服と、TPOに合わせた服だけに

24着まで来たら、あとは「毎日着たい」と思えるものだけに。似合う色の中でも軸にする一色を決め、それに合うものだけにするとまとまります。
また「困ったらこれを着る」という定番のコーディネートをシーンごとに決めておくと、少ない服でも安心して過ごせます。

「困ったときのコーディネートは『オフィスに行くなら』『デートなら』『ちょっときれいめな場所に行くなら』というように3パターンくらい用意しておくと、TPOに1番適した服を問題なく選べるかと思います」

お気に入りだけに囲まれた、心地よい暮らし

服を減らしてみると、コーディネートに迷わずお気に入りだけを毎日着られる、一着の満足感が高くてお金を無駄に使わない、などメリットばかりだったというひつじさん。

「ものを減らすことは、捨てるのではなくお気に入りを残す作業だと考えています。お気に入りだけに囲まれた暮らしは心地良いので、少ないもので暮らしたい方は前向きに作業してみてほしいです」

まずは、自信がもてる服だけが並ぶ、ゆったりとしたクローゼットへ。ひつじさんが実践した方法を参考に、あなたも目指してみませんか。

writer / 凪 photo / ひつじ

取材協力

ひつじ(@minisheep83)
都内の1DKに家族3人で暮らす、ゆるミニマリスト。ファッションアイテムを中心に、ものを減らすためのコツや、少ないものだけで楽しみながら暮らす方法などをInstagramに投稿しています。
https://www.instagram.com/minisheep83/

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