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革製品のカビの落とし方 カバンや革靴、レザージャケットの手入れ方法も解説

  • 2024.6.21

革製品にカビが生える原因

イエコレクション iecolle

レザージャケットや革のブランドバッグ、革靴などにカビが生えたりカビ臭いにおいがしたりするのは、いくつかの原因があります。
まずはその原因を知っておきましょう。

カビが発生しやすい加工がされている

革製品によっては、カビが発生しやすい加工が施されている場合があります。
タンニンなめしの革製品は水分や油分を吸収しやすいため、特にカビが生えやすいです。

カビが発生しやすい場所で保管している

カビは湿度70%以上、気温20°C以上の環境で繁殖しやすくなります。
カバンやレザージャケット、革靴などをこのような条件の場所で保管していると、カビが発生しやすくなってしまいます。

革製品に皮脂や汚れなどのカビの栄養源が付いている

カビは皮脂やホコリ汚れなどを栄養源として繁殖します。
そのため、革製のバッグやレザージャケット、革靴を汚れたまま保管していると、カビが発生しやすくなります。

革製品のカビの落とし方

革製品のカビ取りは、なるべくダメージを与えないようにすることが大切。
また、完全にカビ臭いにおいやカビの斑点を取り除けない場合もあります。
ここからは、カビの手入れや落とし方を紹介します。

濡れふきんでカビを拭く

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水で濡らして固く絞ったふきんでカビを拭き取っていきます。
カビの胞子が付いているかもしれないので、使用後のふきんは処分しましょう。
濡れふきんで服以外に、革製品用のブラシを使ってブラッシングする落とし方もあります。
カビの胞子を吸い込まないようにマスクを着用し、屋外でカビ取り作業をするようにしましょう。

革専用のカビ取りクリーナーを使用

革製品専用のカビ取りクリーナーは除菌効果があり、革製品でも安心して使えるので便利です。
クリーナーを乾いた布に吹きかけ、革靴やレザーバッグのカビを拭き取って手入れしていきます。
布で拭き取ったあと、クリーナーを全体に吹きかけてビニール袋に入れ、密閉した状態で1日置いておくと除菌効果が高まります。

日陰で乾燥させたら革用クリームを塗る

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風通しのいい日陰で革製品をしっかり乾かしたら、革用のクリームを塗って手入れしていきましょう。
クリームは革製品に必要な油分を補い、表面をコーティングするのでシミ汚れや傷を防ぐ役割もあります。

家にあるものを使った簡単なカビ取り方法

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革靴やカバンに付着したカビは、家にあるもので落とすことも可能です。
そこで、家にあるものでカビ取りする方法を紹介します。

クエン酸と重曹で落とす

家にあるものでカビ取りするなら、クエン酸と重曹を使った落とし方があります。
水100mlに対して小さじ1の重曹を溶かして重曹水を作り、布に浸み込ませてカビを拭き取っていきます。
次にクエン酸とオリーブオイルを1:1で混ぜたものを布につけ、まんべんなく塗ったら乾いた布で油分をしっかり落として終了です。
ただし、革に重曹が残ると乾いた際に結晶化することもあるので注意しましょう。

アルコールで雑菌

家にあるものの中でもアルコールは、除菌のために使用することが多いでしょう。
革製品のカビ取りとしてアルコールによる除菌効果が期待できますが、革製品のコーティングが剥がれたり、変色したりする恐れもあります。
どうしても家にあるもので革製品の除菌をしたい場合は、まずはアルコールを目立たない場所で試して変色しないことを確認してから全体へ使うようにしましょう。

消毒用エタノールで拭く

家にあるものの中だと消毒用エタノールもカビ取り剤として役立ちます。
やり方は、乾いた布にエタノールをつけてカビを拭き取り、その後天日干しをしてしっかり殺菌します。
最後に革製品用の保湿クリームを塗り、乾いた布で余分なクリームを拭き取れば終了です。
こちらも革が変色するリスクがあるので、まずは目立たない部分で試してから使いましょう。

カビが落ちない場合は革専門のクリーニングへ出す

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自分でカビ取りを試してみても落ちない場合は、革専門のクリーニングに出すのがおすすめです。
また、ブランドバッグやレザージャケットのような高価な革製品は、間違った落とし方でシミになってしまうと大変です。
ブランドバッグにカビが発生したら、自分で手入れするよりクリーニングに出す方がいいでしょう。

カビ臭いときに消臭スプレーは使わない

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カビ臭いにおいが気になる場合もあります。
その際に、消臭スプレーでカビ臭いにおいを消そうとするのはNG。
多くの消臭スプレーは革製品に使えないと書かれており、吹きかけた部分だけシミになってしまう恐れがあります。
どうしてもカビ臭いのが気になるなら、裏側からスプレーするなどシミが目立ちにくいようにしましょう。

カビを防ぐ革製品の手入れ方法

ブランドバッグやレザージャケットなど、大切な革製品は保管時にカビが生えないように手入れしておくことも大切です。
その方法を紹介します。

カバン・ブランドバッグ

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革製の靴やブランドバッグにカビが生えないようにするには、保管方法に注意しましょう。
ブランドバッグに汚れがあるとカビのエサになってしまうので、まずはしっかり落としておきます。
雨に濡れた場合は、しっかり乾燥させてから収納しましょう。

ブランドバッグは購入時に不織布の袋に入っていることが多いので、その袋に入れて収納します。
収納スペースは除湿剤などを使って湿気を抑え、カバン同士の間隔を空けて保管してください。
また、長期間使用しない場合は、中に新聞紙を詰めるのがおすすめ。
新聞紙が湿気を吸収してくれます。

レザージャケット

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レザージャケットも汚れを落としてから保管します。
まずホコリ汚れをはたいて落とし、皮脂が付きやすい首まわりや袖口は硬く絞ったタオルで拭きとります。
ハンガーに掛けてしっかり乾かしたらクローゼットに収納してください。

シーズンオフに収納する場合、しっかり汚れを落としたあと、革用の保護クリームを塗りよく乾かしてから収納しましょう。
またクリーニングに出した場合、ビニール袋に入れたまま保管するのはNG。
通気性が悪いので中に湿気が溜まって、カビの発生原因になってしまいます。
必ずカバーを外してから収納してください。

革靴

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革靴も汚れと湿気がカビの原因になるため、履いたあとは靴用ブラシでホコリなどの汚れを払い落としておきます。
また、すぐに下駄箱へしまわず、一晩しっかり乾燥させてから収納しましょう。
長期間保管する場合は、ブラッシングしたあと靴用クリーナーを使って布で汚れを落とし、クリームを塗って栄養を与えてから収納します。

木製のシューキーパーを使えば、型崩れを防止しながら湿気を吸収するのでカビ予防になります。
また、月に1回は下駄箱の扉を開けっぱなしにして換気したり、除湿剤を置いたりして湿気対策もしておきましょう。

まとめ

今回は、革製品のカビの落とし方を紹介しました。
革のカバンや靴にカビがついてしまったら正しい落とし方でクリーニングしましょう。
家にあるものなら重曹やアルコールなどが役立ちます。
カビ臭いときもカビ取りクリーナーできちんと手入れすれば臭いが軽減するかもしれません。
もし、カビが生えてしまった革製品があるなら、紹介した方法で手入れをしてみてください。

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