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ウガンダ北部の難民居住地区に暮らす女性たちが作る刺繍入りのトートバッグ発売

  • 2024.6.21
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ウガンダ発のライフスタイルブランド「RICCI EVERYDAY(リッチーエブリデイ)」を展開するRICCI EVERYDAYは、世界難民の日である6月20日(木)に先駆けて、ウガンダ北部の難民居住地区に暮らす女性たちのブランドである「Milaya Project(ミラヤ・プロジェクト)」が制作した刺繍トートバッグの取り扱いを6月14日(金)に開始した。

Milaya Projectについて

「Milaya Project」は、ナショナルジオグラフィック専属フォトグラファーのNora Lorek氏と、ライターのNina Strochlic氏がスタートした、非営利のプロジェクト。

南スーダンから逃れ、ウガンダ北部のビディビディ難民居住地区に暮らす女性たちと、彼女たちをサポートしたいと考える顧客とを繋ぐ活動をしており、全ての利益は、女性たちの団体がビジネスを成長させるために使用されている。

南スーダンの女性たちは、母親から刺繍を学び、そして婚姻時には、その美しい刺繍が施されたベッドシーツに家財道具をくるみ、新しい家族の元へ向かうのだそう。

難民としてウガンダへ逃れてきた時も、必要最低限のものを包むのに、このベッドシーツが使われたのだという。伝統的な刺繍は家族の、そして彼女たちの故郷の象徴となっている。

2023年11月に「RICCI EVERYDAY」代表の仲本氏が現地を訪問した際に、難民女性たちがひたむきに、美しい刺繍を生み出す姿に感銘を受け、ぜひ日本で紹介したいという想いが高まり、今回の企画が実現した。

難民居住地区に暮らす女性たちによる美しい刺繍

そんな「Milaya Project」が制作し「RICCI EVERYDAY」が販売を手がけるのが難民居住地区に暮らす女性たちの刺す、南スーダンの伝統的な刺繍を施した、カラフルなトートバッグ。

マチ付きで、たくさんものを入れることができるのも魅力となっており、彼女たちの高い技術と、華やかでユニークなデザインを楽しむことができる。

価格は10,120円(税込)。全3柄を用意している。

「RICCI EVERYDAY」について

「RICCI EVERYDAY」は、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントの布地やウガンダのサステナブルな素材を使用し、デザイン性のみならず機能性も兼ね備えたバッグやインテリアアイテム、アパレルを展開しているウガンダのライフスタイルブランド。

製品はウガンダの直営工房において、手仕事により生産を行なっている。

工房ではシングルマザーをはじめ社会的に疎外されがちな女性たちを積極的に採用することで、彼女たちの自信と誇りを醸成する事業を展開。2024年8月には創業9周年を迎え、ブランドは10年目に突入した。

今後はウガンダの様々な工房や職人をつなぐ「ものづくりプラットフォーム」をより強固なものにすること、そしてウガンダのみならずアフリカのものづくりを世界に広めていくことを目指している。

「世界難民の日」とは

「難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、UNHCRを含む国連機関やNGOによる活動に理解と支援を深める日にするため(※)」2000年の国連総会で、毎年6月20日を世界難民の日とすることが決議された「世界難民の日」。

2023年に日本で難民と認定された外国人は303人と過去最多であったが、ウガンダでは2023年時点で150万人の周辺国からやってきた外国人が難民として認定され、国内の難民居住地区に暮らしている。

ウガンダ政府はオープンドアポリシーをとり、難民も一定程度の権利を享受しながら生活している。

2023年12月には、日本とウガンダ他3か国が共同議長国となり、さらなる連帯と避難を強いられた人々の課題解決を訴えるため、グローバル難民フォーラムがジュネーブで開催された。

「Milaya Project」が届ける、カラフルな刺繍のトートバッグを、手に取ってみては。

<販売場所> ■RICCI EVERYDAY The Hill 神楽坂ショールーム 住所:東京都新宿区市谷甲良町2-17-A 営業日時:土日・祝日/11:00〜17:00、月・水・金曜日/12:00~16:00

■RICCI EVERYDAY公式オンラインストア:https://www.riccieveryday.com

(※)UNHCRのウェブサイトより引用

(丸本チャ子)

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