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女性はお酒に酔いやすくさめにくい? 健康に配慮して自分に合った飲酒を!

  • 2024.6.21
出典:シティリビングWeb

森まどかさん

医療ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会正会員。医療専門放送局キャスターを経て独立。くらしにおける医療課題等を取材しメディア出演や執筆で発信

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女性はお酒に酔いやすくさめにくい?健康に配慮して自分に合った飲酒を!

アルコール飲料と私鉄駅のコラボが「公共の場にふさわしくない」と指摘を受け、駅看板が撤去されたニュースが話題になりました。酒類販売の広告はこれまでも自主規制されてきましたが、日本は喫煙と比べると飲酒に比較的寛容で、コミュニケーションツールとしての楽しさや料理との相性など、プラス面がクローズアップされがちです。

しかし、今年2月に厚生労働省から「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が公表され、大量飲酒による健康障害を防ぐことがいかに重要か、改めて認識されました。

一般的に女性は男性より体内の水分量が少ないため、同じ量のお酒を飲んだ場合に血中アルコール濃度が高くなる傾向があり、アルコールを代謝する力も男性より弱いと考えられています。つまり、女性はお酒に酔いやすく、酔いがさめにくいといえます。

病気のリスクとしては、飲酒による肝臓へのダメージは女性のほうが受けやすいと報告されていますし、女性がなるがんでもっとも多い乳がんのリスクを上げることもわかっています。大量の飲酒は骨密度を減少させ、女性に多い骨粗しょう症につながることも指摘されています。飲酒と生活習慣病、うつ病等との関連にも注意が必要です。

ビール500ml未満あるいはワイン1.5杯未満が「純アルコール量」から考える女性の1日平均飲酒量の目安。適量を知るとともに、合間に水を飲む/飲酒前か飲酒中に食事をとる/飲まない日をつくるといった健康への配慮も“お酒のたしなみ”として覚えておきましょう。

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合間に水を飲んだり食事をとったりして、お酒と上手に付き合おう ※写真はイメージ

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