フィンランドの気鋭アーティスト個展をディーゼル・アート・ギャラリーで。

これは写真？ それとも絵画？――現実と空想の境目を行き来するような、幻想的なイメージを創り出す、フィンランドを代表する気鋭のヴィジュアルアーティスト、ヴィレ・アンデション。彼の日本初となる個展『An Introduction』がディーゼル・アート・ギャラリーで開催中だ。

『The Wave, 2015』©Ville Andersson

ドローイングや写真、グラフィックなど、さまざまな技法を用いたスタイルで、自身のアイデアを表現するヴィレ・アンデションは、フィンランド最高芸術賞と称される「Young Artist of the Year 2015」を受賞。セットや衣装を完備したスタジオで撮影されるドラマティックな写真から、小さく繊細なペン描画まで、モノクロームで表現される作品たちは、ひとりのアーティストによって生み出されたことに驚かされるほど。映画や文学、音楽からの引用が多く隠されているという彼の作品は、その世界に吸い込まれてしまいそうな神秘的な魅力に溢れている。

『Stage 2011』© Ville Andersson

左：『Hidden, 2013』右：『Bloom, 2015』© Ville Andersson

『Reflection 2013』© Ville Andersson

会期は5月20日（金）まで。渋谷へショッピングや映画鑑賞などに訪れた際には、ぜひ足を運んでヴィレ・アンデションの創る世界観に触れてみては？

『An Introduction』

開催中～2016年5月20日（金）

会場：ディーゼル・アート・ギャラリー

東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F

Tel. 03-6427-5955

開）11:30～21:00

不定休

www.diesel.co.jp/art

入場無料