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低迷する韓国女子バレーの“復活”へレジェンドが動く!文体部長官や協会と懇談会実施、何を話した?

  • 2024.6.21

衰退する韓国女子バレーの復活のために“レジェンド”が動いた。

6月20日、ソウル鍾路区(チョンログ)の国立現代美術館では「韓国バレーボール協会 女子バレー国家代表引退選手懇談会」が行われた。

同会には現役選手でキム・ヨンギョン(36、興国生命ピンクスパイダーズ)、引退選手で解説者のイ・スクジャ(43)とハン・ユミ(42)、また2023-2024シーズン限りで引退したばかりのハン・ソンイ(39)が代表して参加した。

そのほか、韓国バレーボール協会からオ・ハンナム会長とキム・チョルヨン競技力向上委員長、政府から文化体育観光部のユ・インチョン長官が出席した。

女子バレー低迷の原因は「システムの限界」

現在、韓国女子バレーは危機的状況にある。

2021年東京五輪ではキム・ヨンギョンらを擁してベスト4進出を果たしたが、その後は主力の代表引退による世代交代の過程で下り坂を辿っている。

特に、FIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)では一時30連敗を喫したこともある。今夏のパリ五輪も本大会出場に失敗した。

初めにマイクを握ったユ長官は、「学生選手の減少、エリートスポーツの国際競争力低下などが問題に見えるが、過去のシステムの限界が根本的な原因と見られる。パリ五輪以降、学校体育とエリートスポーツなど、スポーツ政策全般を大々的に改革する計画だ」とし、「一部のプロ種目以外は、例え国家代表に選ばれたとしても、引退後に不安定な職業にならざるをえない。スポーツシステムが限界に達した。中長期的なビジョンを持ち、健康な生態系になれるよう、確実に改編する考えだ」と伝えた。

その後、選手たちが口々に引退後の人生に関する悩みを打ち明けた。

キム・ヨンギョンは「体系的なシステムを構築しなければならない。ユースから国家代表選手まで連結性を上手く作り出し、安定した未来をもたらせるように、長期的なプロジェクトが必要だと思う。代表は次の五輪(出場)を約束しなければならない。毎年世界的な大会が行われるが、韓国で開催することができれば、国際大会の経験を積めるだけに、役に立つだろう」と強調した。

ハン・ソンイ
(写真提供=OSEN)ハン・ソンイ

現役引退して間もないハン・ソンイは、「良いキャリアを経て引退したが、どのような仕事をすべきか悩んでいる状況だ。自分でさえも、どんなことができるのか仕事を探している最中だ」と悩みを告白。

「プロで1~2年のみプレーして引退する選手たちは、より途方に暮れるだろう。一般人相手にレッスンをしている。バレーボールに関する関心は高まった。学びたいと思う人も増えた。しかし、プロチームに就職する選手は減り、簡単にエリート選手へと転換できない場合が多い。できることが多くなれば、もう少し積極的にエリート選手になろうとするだろう」と、自身の経験を語った。

ハン・ユミ
(写真提供=OSEN)ハン・ユミ
イ・スクジャ
(写真提供=OSEN)イ・スクジャ(左)

数年前に引退したハン・ユミやイ・スクジャも同じだった。

ハン・ユミは「幼い頃からスポーツをしてきたからか、スポーツ以外の人生に悩む。教えてくれる人も多くなく、どのように探せばいいのかもわからない。体系的に教育をし、教えてくれる財団のような機関があれば良いと思う」と意見を伝えた。

Vリーグ女子部のチームでコーチを務めた経験もあるイ・スクジャは、「プロ選手たちでさえ、未来が見えなければ辞めなければならないときを知っているが、それ以降で何をすれば良いかわからないという話をする」とし、「関連したプログラムがあれば良いだろう。バレーボール発展のためにはユース選手を発掘しなければならない。良いユース選手を育てるためには、良い指導者も重要だと思う」と話した。

キム・ヨンギョン
(写真提供=OSEN)キム・ヨンギョン

キム・ヨンギョンはこの場で2軍の必要性も力説した。

「女子バレーのチームは7つだ。人数は決まっている。毎年整理がつかなければ、新しい選手を受け入れられない」というキム・ヨンギョンは、「2軍制度を施行しようと努力している。多くの選手が就職でき、チャンスを得ることができる。1軍の舞台に立つチャンスも生まれる。指導者もいなければならない。早く2軍制度を施行することも、(選手の)層を厚くすることに役立つと思う」と付け加えていた。

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