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ニット帽の洗い方 洗濯機や手洗いなど自宅でできる洗濯方法や干し方を解説

  • 2024.6.20

ニット帽の洗濯は必要!汚れや臭いの原因は?

イエコレクション iecolle

直接肌に触れるニット帽は、洗濯が必要です。
ニット帽の汚れや臭いを、部分別に解説します。

外側の汚れ

ニット帽は素材の特性上、網目や毛糸に細かな汚れが付着しやすいです。
外出時は大気中のちりや埃、花粉や排気ガスなどが網目に付着して汚れます。
また、人が多い場所では雑菌やウィルスが付着することも。
さらに、自宅で保管していても、室内の埃や湿気が付着し、汚れとして蓄積されていきます。

内側の汚れ

ニット帽の内側は肌に直接触れるため、汗や皮脂、整髪料で汚れやすいです。
女性の場合はファンデーションなど化粧の汚れも付きます。
特に汗や皮脂とファンデーションが混じった汚れを放置すると頑固な汚れになって落ちにくくなるため、こまめに洗濯して落とすことが大切です。

臭いの原因

人間の頭皮には皮脂腺と汗線が多く集まっているため、ニット帽を被ってあたたまると、冬でも頭皮や額に汗をかきます。
その汗によって皮膚の表面や毛穴の常在菌が増殖して、嫌な臭いの原因になることもあるのです。
また、ニット帽の繊維が臭いを吸着しやすいだけでなく、頭髪に付いた食べ物やタバコの臭いがニット帽に移ることもあります。

ニット帽を洗う頻度はどのくらい?

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ニット帽は洗濯しすぎると繊維を傷めてしまうため、洗う頻度は数週間に1回程度が目安です。
着用後に汚れや埃を払い、風通しのよい場所で保管すると汚れの蓄積を抑えられます。
臭いが気になる場合もむやみに洗う頻度を高めるのではなく、まずは陰干しや消臭スプレーをかけて対処してみてください。

ニット帽を洗濯する前に確認したいポイント

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アクリルやウールのニット帽を洗濯して縮むのが心配な人は多いでしょう。
洗濯でニット帽が縮むことがないよう、洗濯表示や素材について事前に確認すべきポイントを解説します。

縮むのを防ぐため洗濯表示をチェック

縮むのを防ぐため、ニット帽の洗い方を洗濯表示で確認します。
ニット帽の多くは手洗い可のマークが付いていることが多く、素材によっては洗濯機で洗える洗濯機マークが付いていることも。
桶にバツが付いている場合は自宅で洗濯できません。
また、洗濯できても水温を間違えると縮むことがあるため、水温も洗濯表示で確認しましょう。

ウールやアクリルなど使われている素材を確認

ニット帽は素材によって洗い方や干し方、注意点が異なります。
アクリルは丈夫で型崩れしにくいですが、毛玉ができやすい素材。
ウールやカシミヤなどの動物繊維は縮むおそれがあるため、自宅で洗濯できないことが多いです。
モヘアやアンゴラといった起毛素材は抜け毛や毛玉の心配があるので、やさしく洗うことが大切です。

色落ちしないかチェックする

ニット帽を洗う前に、色落ちしないかもチェックしましょう。
やり方は、洗濯表示のある内側など目立たない場所に、洗剤の原液を少量付けて5分ほど置きます。
5分経ったら白い布やタオルで洗剤を付けたところを叩き、色が移るかどうかを確認します。
白い布に色が移った場合は色落ちしやすいため、自宅で洗わずクリーニングに出しましょう。

シミやひどい汚れがある場合は予洗い

ニット帽は汗や皮脂、ファンデーションなどでシミや汚れが目立つ場合があります。
シミやひどい汚れがある時は、予洗いをすると効果的です。
予洗いには、色落ちしにくい液体の酸素系漂白剤がおすすめです。
ニット帽のシミや汚れ部分に原液を付けてしばらく置いてから洗濯してください。

手洗いでのニット帽の洗い方

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洗濯機で洗えない洗濯表示である、型崩れさせたくない、という人は手洗いを行いましょう。
ニット帽を手洗いする時の洗い方を具体的に解説します。

ぬるま湯に洗剤を溶かす

洗い桶にニット帽が浸るくらいのぬるま湯をためて洗剤を溶かします。
洗剤は、ニットやデリケートな衣類の洗濯に欠かせないおしゃれ着用の中性洗剤を使います。
洗剤はぬるま湯の量に合わせて必ず適量を守りましょう。

手で押し洗いしてすすぐ

ニット帽を手でやさしく押し洗いします。
揉み洗いやこすり洗いといった洗い方はニットを傷めてしまうためNGです。
やさしく押しては浮かせるを20回程度繰り返します。
ぬるま湯を捨て、きれいなぬるま湯で2回ほどすすぎ、洗剤を落とします。

洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水する

水を含んで重くなったニット帽は、洗濯機で素早く脱水します。
ニットを脱水する時は必ず洗濯ネットに入れてください。
長く脱水にかけるとニット帽が傷んだり型崩れの原因になったりするため、時間は1分で止めましょう。

柔軟剤を水に溶かしてニット帽を浸ける

柔軟剤を使うと肌触りがよくなるうえ、静電気を軽減して埃や花粉の付着を防げます。
洗い桶にぬるま湯を張り、柔軟剤を適量溶かします。
脱水したニット帽を浸して、やさしく押すようにして柔軟剤を浸み込ませましょう。

タオルドライで水分を取る

柔軟剤がニット帽に浸み込んだらやさしく絞り、タオルドライで水気を取ります。
2つ折りにしたタオルにニット帽を挟み、やさしく押しながら水分をタオルに吸わせましょう。

洗濯機でのニット帽の洗い方

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アクリル素材のニット帽は、洗濯ネットを使えば洗濯機でも洗えることがあります。
洗濯機で洗える場合の具体的な洗い方について解説します。

洗濯ネットへ入れる

ニット帽は裏返して洗濯ネットに入れます。
裏返しておくことで、洗濯中にできやすい毛玉や毛羽立ちを防げます。
この時、シミやひどい汚れがある場合は予洗いをしておきましょう。

ドライや手洗いなどの弱水流コースで洗濯

ニットを洗濯機で洗う場合は、必ず弱水流のドライコースまたは手洗いコースなどを選択します。
コースの名称は洗濯機のメーカーや機種によって異なるため、わからない場合は説明書等で確認してください。
洗剤は手洗いと同様で、おしゃれ着専用の中性洗剤を使用します。

脱水する

洗濯機でニット帽を洗濯する場合も、手洗いと同様で、型崩れを防ぐために脱水は1分程度で止めます。
脱水が終わったらすぐに取り出して手でしわを伸ばし、形を整えてから干しましょう。

型崩れしないニット帽の干し方

洗濯したニットは、型崩れを防ぐために日陰で平干しするのが正しい干し方。
市販の平干しネットを使うときれいに干せます。
平干しネットがない場合は、ピンチハンガーの上に形を整えて置くなどするとよいでしょう。
洗濯ばさみで挟んで吊るす干し方は跡が残るためやめましょう。

洗濯して縮んでしまった場合のニット帽の直し方

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お気に入りのニット帽をうっかり洗濯で縮めてしまった場合、手で無理やり伸ばすのはNGです。
洗濯で縮んでしまったニット帽の直し方を2つ紹介します。

シリコン入りのヘアトリートメントで直す

髪の毛用のヘアトリートメントを使う直し方で、縮んだニット帽を元に戻せる場合があります。
ポイントは、シリコン入りのトリートメントを選ぶこと。
シリコンには縮んだ繊維を元に戻す働きがあるからです。
トリートメントをワンプッシュほど溶かしたぬるま湯に浸けて、やさしく伸ばしましょう。
力を入れすぎないよう注意してください。

スチームアイロンで直す

スチームアイロンで縮んだニットを元に戻す直し方。
スチームアイロンの蒸気を縮んだニット帽に当て、洗濯して絡まってしまった繊維をほぐしましょう。
この時、アイロンをニット帽に直接当てず、蒸気だけをあてるようにします。
ニット帽の繊維が蒸気でほぐれたら、やさしく元の形に戻してください。

まとめ

ニット帽の洗い方を手洗いと洗濯機で分けて解説し、干し方や型崩れした時の直し方なども紹介しました。
ニット帽は、汗や皮脂に加えて整髪料、花粉などが蓄積しやすいため、適度な洗濯が必要です。
ウールやカシミヤのニット帽は自宅での洗濯が難しい事がほとんど。
一方アクリルニット帽は自宅で洗えるものも多いので、洗う頻度を考えながら洗濯してみましょう。
洗濯表示に従い、お気に入りのニット帽をすっきり洗ってみてください。

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