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マシュー・マコノヒー、キャリアに悩み俳優引退を考えた過去

  • 2024.6.20
2024 Vanity Fair Oscar After Party Arrivals

かつてはロマコメ映画で名を馳せたマシュー・マコノヒーは、俳優引退を考えるほど深刻に悩んだ時期があったという。『インタビュー・マガジン』でグレン・パウエルとの対談企画で、「2年間、ハリウッドを離れなければいけなかった」と振り返る。「僕はだいたいハリウッドに求められるのと違う方向に進んできた。ロマコメの時代には、そういう作品に与えられる振り幅は限られていて、ヒットは堅実なものだった。だけど、他のことがしたかった」

他のジャンルに挑戦したいと望むマシューに対し、ハリウッドの反応は、「そうかよ、くそったれ。敷かれた線路に留まるべきだったな。またな」というものだったそうだ。結果、2年間ハリウッドを離れることにつながったわけだが、当時は妻カミラ・アルヴェスと一緒に悩んだという。「怖かったよ。新しい仕事を探さなくちゃいけないと妻と長く話し込んだ」。高校教師や野生動物ガイド、指揮の勉強することなど、さまざまな職業を検討したそうだ。「怖かった。一日が長くて、自分が無意味に思えた。だけど、自分に必要なことだと覚悟を決めた」「ちゃんと砂漠から脱出できるのかわからなかったから、本当に怖かった」

妻のカミラ・アルヴェスとの間には3人の子どもたちが誕生している。
2024 Mack, Jack & McConaughey Gala妻のカミラ・アルヴェスとの間には3人の子どもたちが誕生している。

1993年公開のリチャード・リンクレイター監督作『バッド・チューニング』でブレイクを果たしたマシューは、2000年代にジェニファー・ロペスと共演した『ウェディング・プランナー』(2001)、ケイト・ハドソン共演の『10日間で男を上手にフル方法』(2003)、サラ・ジェシカ・パーカー共演の『恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜』(2006)など、多くのロマコメ映画に主演して人気を集めた。このインタビューでは、2年間の休業期間がいつだったのか特定はしていないものの、2009年に『リンカーン弁護士』が公開されるまでに少しの空白期間がある。

その後、マシューは『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)、『インターステラー』(2014)といった、賞レースを賑わせる作品に立て続けに出演。エイズ患者を演じた『ダラス・バイヤーズクラブ』では、アカデミー賞主演男優賞に輝いた。また、盟友ウディ・ハレルソンとともに主演・製作総指揮を務めたドラマ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」は、エミー賞ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、高評価を得ている。

Text: Tae Terai

Photo_ Paramount/Everett Collection/amanaimages
AUSTIN, TEXAS - AUGUST 23_ Matthew McConaughey, Academy Award-winning actor attends the Austin FC Major League Soccer club announcement of four new investors including himself as the 'Minister of Culture' at 3TEN ACL Live on August 23, 2019 in Austin, Texas. (Photo by Rick Kern/Getty Images)
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