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帰省したら、私にだけ【毎回行われる謎の儀式】それは「田舎の風習」ではなく──まさかの真相にゾッ!

  • 2024.6.19

筆者の友人A子さんは、幼い頃に祖父母から行われる謎の儀式を不思議に思っていました。
それには、恐ろしい事実が隠されていたのです……!! A子さんから聞いた恐怖体験をご紹介します。

画像: 帰省したら、私にだけ【毎回行われる謎の儀式】それは「田舎の風習」ではなく──まさかの真相にゾッ!

学校終わりは祖父母の家へ

3人兄弟の長女であるA子さんが、小学生の頃のお話です。
共働きで忙しい両親の代わりに、学校終わりは祖父母達がA子さん達の面倒を見てくれていました。
徒歩圏内の近所に住む祖父母は、いつも優しくA子さん達を出迎えてくれます。

もちろん兄弟達も同じように祖父母の家に行くので、仲良く3人で祖父母の家に向かいました。
ところが、兄弟達とA子さんには決定的な違いがあったのです。

私だけ兄弟とは違うの?

兄弟達は玄関戸を開けるとそのまま家の中に入るのですが、A子さんだけは違いました。
祖父に声をかけられ、家の中に入ることは出来ません。

まず祖父がA子さんの背中を3回叩いてから、祖母がA子さんの頭からつま先までまんべんなく塩をかけるのです。
それだけでは終わらず、玄関で服を脱いで、お風呂場へ連れて行かれます。
そして冷たい水風呂に入れられ、やっとA子さんは祖父母の家の中へ入ることが出来るのです。

これはA子さんだけに行われている儀式のようで、兄弟はそんなことを一切したことはありませんでした。

「私が女だからとかなのかな?」

よく分からなかったものの、幼い頃からの風習を特に気にも留めていませんでした。
ところが数年後、この儀式の真相を知る事となったのです。

古いアパート……執拗な隣人の違和感

その当時、A子さん一家が住んでいたのは古いアパートでした。
高齢者が多く住んでいて静かなアパートだったのですが、A子さん宅の隣人がかなり変わった人だったのです。
A子さん達が帰宅するのを待ち伏せするかのように、ジッと睨みつけてきては文句ばかり。
子ども達はどうしてもうるさくしてしまうこともあったので、極力気を付けていても、何度も文句を言われていました。

「この間も〇〇しただろ!! 子どもだからって許さんからな!!」

下の階の人にも確認しましたが、A子さん一家はそこまで物音を立てていませんでした。
それでも隣人は、執拗に文句を言ってくるのです。
引っ越しも考えるほどだったのですが、事情があってすぐに引っ越すことは出来ませんでした。

そしてその頃から、A子さんだけが頻繁コケたり、怪我をして帰ってくることが増えたのです。
どれだけ気を付けても、兄弟で一人だけ生傷が絶えないA子さん。
ヤンチャな女の子だと思っていたのですが、恐ろしい真実があったのです。

まさか憑りつかれていたなんて!! 恐ろしい恨みにゾゾゾ

ある日、親戚一同で集まった日のことでした。
親戚の中には霊感の強い人がいるのですが、A子さんを見て、

「A子ちゃんに生霊が憑いてる。何があったの?」

なんとA子さんをよく視てもらうと、生霊として憑いていたのは、あの隣人だったのです……!

A子さんの母は、A子さんを連れてお祓いに何度も行きました。
しかしどうしても祓いきれず、祖父母に相談してあの儀式が生まれたのです。

最終的にA子さん一家が引っ越すと、それ以来パタリと不幸な現象が消えて、A子さんが怪我をすることもなくなりました。
やはりA子さんの怪我は、生霊のせいだったのではないか? という話でした。

A子さんにとって、祖父母の儀式は幼い頃からしていたものなので何も思いませんでした。
しかし事実を知ってしまい、心底ゾッとしてしまったのです。
人に怪我を負わせるほどの深い恨み。
それを払拭させようと、儀式を行い続けた祖父母たち。

何から何まで衝撃的で、目に見える物だけが全てではないのだと、ただただ衝撃を受けてしまったのでした。

まとめ

世の中には本当に色々な人がいるもので、その隣人にとってはよっぽどの事だったのかもしれません。
それでも、生霊を飛ばすほどの念を込められてしまうとは。解決している話とはいえ、ただただ恐ろしい出来事ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K

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