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革靴やブーツの傷の直し方 つま先のひっかき傷や擦れ跡、えぐれの修理など

  • 2024.6.20

革靴やブーツのつま先に出来る傷の種類

イエコレクション iecolle

いつの間にか革靴やブーツのつま先に傷ができていたという経験がある人は多いでしょう。
擦れ跡やえぐれ傷など、革靴やブーツのつま先の傷の種類を紹介します。

ひっかき傷・擦れ跡

つま先のひっかき傷や擦れ跡は、革靴やブーツの傷で一番できやすい傷です。
こうした傷は、ぶつけたり靴同士が擦れることでできたりします。
ひっかき傷の直し方は比較的簡単で修理しやすいですが、擦れ跡は深さによって傷の直し方が変わります。

えぐれ傷

石のような硬いものにぶつけたりこすったりしたときにできるのが、えぐれ傷です。
えぐれ傷はひっかき傷よりも深く、革の表面がめくれて内側が見えている状態です。
直し方をマスターすれば、えぐれ傷も自分で修理できます。

コバの傷

靴のコバとは、靴を守る役目をしている靴底の側面部分です。
革靴やブーツは、つま先だけでなくコバもひっかき傷や擦れ跡が付きやすく、傷が目に付きやすいものです。
消し方を覚えて、きれいに手入れしておくことをおすすめします。

革靴やブーツの傷の修理アイテム

紙やすりや補修クリームなど、革靴やブーツの傷の修理に使うアイテムを紹介します。
傷の消し方に悩む人は、用途を覚えておくと良いでしょう。

紙やすり(サンドペーパー)

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靴の修理に欠かせないのが、紙やすりです。
つま先やコバの擦れ跡、えぐれのまわりを紙やすりで削り、凹凸をなくすために使います。
紙やすりを使った傷の消し方は多いため、手元に持っていると便利です。
また靴修理には、#400くらいの紙やすりがおすすめです。

補修クリーム

補修クリームも、革靴やブーツの修理に使います。
ひとくちに補修クリームといっても、アドベースのようなえぐれた部分を埋める役割のものと、補修ペンのようにひっかき傷や擦れ跡に色を付ける役割のものに分かれます。

靴クリーム

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靴の日々の手入れや修理に使う靴クリームもあります。
靴クリームは艶を出したいときや、色がくすんで見えるときに靴に塗って使います。
上手な直し方のコツは、革靴やブーツの本体、コバの色にできるだけ近い色を選ぶのがポイントです。

ひっかき傷・擦れ跡の消し方

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ひっかき傷や擦れ跡の消し方は難しいものではありません。
まずはコシと柔らかさのバランスが良い馬毛のブラシで、革靴やブーツ全体をブラッシングして汚れを落とします。
次に靴用クリーナーで細かな汚れを拭き取り、ひっかき傷や擦れ跡が付いているところを中心に靴クリームや補修クリームを塗りこみます。

最後に豚毛ブラシで余分についた靴クリームや補修クリームを取りながらなじませたら完成です。
ひっかき傷や擦れ跡があるまま放置していると、簡単な消し方では傷が消えにくくなることも。
そのため、気付いたら早めに手入れするのがおすすめです。

◎用意するもの
靴クリーム・補修クリーム
クリーナー
馬毛ブラシ
豚毛ブラシ

えぐれ傷の直し方

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つま先や側面のえぐれ傷も、自分で修理できます。
えぐれ傷の直し方は、まず、えぐれに筆で補修クリーム(アドベース)を塗って乾かします。
補修クリームが乾いたら、えぐれ部分に紙やすりをかけて凹凸をなくします。
やすりをかけた部分のごみやカスは、クリーナーで拭き取るのがポイント。

最後にアドカラーで色付けをしますが、瓶の蓋などで靴に合う色を作ってから、適当な容器に移して水を足すと失敗を防げます。
色が決まったら、筆で靴の目立たない場所で試し塗りをし、やすり掛けした部分に塗って乾かしてください。
ペネトレィトブラシに色付きの靴クリームを取り、傷とその周囲に塗って布で拭き、艶をだしたら完成です。

◎用意するもの
アドベース
アドカラー
紙やすり
靴クリーム
クリーナー
ペネトレィトブラシ

パレット代わりに使えるもの
水が入る小さな容器

コバの傷の直し方

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コバの傷は目につきやすいため、消し方を知って日常的に手入れするのがおすすめです。
まず乾いた布にコバと近い色の靴クリームを取って、傷を中心に塗り込みます。
指に布を巻き付けるようにして塗り込むと、作業しやすくなります。
その後乾いた布で、不要なクリームを拭き取れば修理完了です。

◎用意するもの
靴クリーム

革靴やブーツの傷を予防する手入れ方法

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革靴やブーツにできたえぐれの直し方や傷の消し方を知るのと同時に、傷を予防する手入れ方法を知っておくと便利です。
傷の予防方法を紹介します。

ワックスを塗る

ワックスは革靴やブーツの艶出しに使われることが多くありますが、艶出しだけでなく、革を保護する役割もあります。
もちろん、ワックスを塗ることで傷がつかないわけではありません。
しかし、日頃から手入れの最後にワックスを塗っておくことで、深い傷になりにくくなるでしょう。

防水スプレーで保護

防水スプレーも革製品の保護に役立ちます。
日常的に防水スプレーを活用すれば、雨や汚れによるシミを防ぐのをサポートしてくれます。
かかとやつま先など、雨が染み込みやすく、傷がつきやすい場所への手入れとして特におすすめです。

まとめ

革靴やブーツなどを履いていると、知らず知らずのうちに傷やえぐれができていることがあります。
革靴やブーツの傷やえぐれは目につきやすいため、日頃からこまめにチェックして手入れしておきましょう。
革靴の手入れは特別難しいものではありません。
傷の種類や傷に合う直し方を知って、いつでも印象の良い革靴やブーツで過ごしてください。

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