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【徹底比較】セロリに一番合う「ディップ」はどれ?5種食べ比べてみた!え、ピーナッツバター!?【農家直伝】

  • 2024.6.20

独特な香りとシャキシャキとした歯応えが魅力のセロリ。そんなセロリ本来のおいしさを味わうなら、やっぱり生で食べるのが一番!ということで、岡山県でセロリを育てる農業女子・高越友紀さんに、セロリのおいしさを格上げする「ディップソース」のレシピを5つ教えてもらいましたよ。定番のツナマヨから、ヨーグルトソース、なんとピーナッツバターまで!?全部作って食べ比べしてみましたよ♪

レシピを教えてくれたのは、岡山県総社市にある「メゾンやまて」で、セロリを栽培している高越友紀さんです。



「セロリの太い茎をポリポリと丸かじりするなら、やっぱりディップソースは欠かせない存在です。その日の気分や、一緒に食べる料理、お酒に合わせて、わたしは5つのディップを使い分けしています。みなさんも、ぜひ試してみてくださいね」と高越さん。

定番から変わり種まで、5種類を一気に紹介していきますよ〜!

高越さんおすすめ!セロリスティックに合う「ディップソース5選」



教えてもらったのは、以下のディップソースです。

○らっきょう酢でコク旨「ツナマヨ」
○レモン汁でさっぱり「明太子マヨ」
○和食に合わせるならコレ!「みそマヨ」
○ギリシャのヨーグルトソース「サジキ」
○アメリカでは定番「ピーナッツバター」

それでは、1つずつ見ていきますよ。

1.「ツナマヨ」

まずは、ディップソースの定番中の定番から。「ツナにマヨネーズを混ぜるだけでもいいですが、わたしはらっきょう酢を加えるのが好きです。コクと酸味が加わっておいしいですよ」(高越さん)



材料
ツナ缶(オイルタイプ)…1缶
マヨネーズ…大さじ4
らっきょう酢…大さじ1
黒こしょう…少々

作り方
ツナは油を切り、ボウルに入れ、マヨネーズ、らっきょう酢、黒こしょうを加えて混ぜ合わせる。



これは、安定のおいしさ!ディップソースの存在感が強すぎず、セロリの食感と味がちゃんと生きています。ツナマヨとの相性が抜群で、これは無限に食べられるやつですね。

2.「明太子マヨ」

こちらも定番ディップの一つ。「明太子とマヨネーズも王道で最高の組み合わせですよね。さっぱりさをプラスするために、レモン汁を少し入れると◎」(高越さん)



材料
明太子…1個
マヨネーズ…大さじ4
レモン汁…小さじ1

作り方
明太子は皮から外し、ボウルに入れてマヨネーズ、レモン汁を加えて混ぜ合わせる。



これも、食べる前からおいしいとわかっているやつです(笑)。明太子の粒々感と色が食欲をそそりますね~。レモンのさっぱり感もいい感じです。

3.「みそマヨ」

和食や日本酒などに合うのがこちらのみそマヨ。「一味とうがらしを加えることで、いっそうおつまみ感が増しますよ」(高越さん)



材料
みそ…大さじ5
マヨネーズ…大さじ5
一味とうがらし…少々

作り方
みそとマヨネーズ、一味とうがらしをすべて加えて混ぜ合わせる。



セロリにみそって、意外な組み合わせですが、これがまた合う‼コクがあり、一味唐辛子のピリリ感も相まって、お酒がグビグビ進んじゃいますね。高越さんによると、みそ好きなら、市販のもろみみそを付けて食べるだけでもおいしいそうですよ。


4.「サジキ」

こちらは、ヨーグルトを使ったギリシャでは定番のソース。「さっぱりした味わいの中にも、にんにくの香りが効いた一品です。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ぜひ試して欲しいですね」(高越さん)



材料
水切りヨーグルト…200g
きゅうり…1本
にんにく…1かけ
オリーブオイル…小さじ1
酢…小さじ1
塩…ひとつまみ

作り方
よく水切りしたヨーグルトに、すりおろしたきゅうりとすりおろしたにんにくを加えて混ぜ合わせ、オリーブオイル、酢、塩で味を整えて完成。



こちら、水切りヨーグルトを使っているので、ちょっと硬めの仕上がり。シンプルな味付けですが、爽やかでありながら、ちょっとチーズっぽい風味も感じます。きゅうりの食感もよいアクセントに!セロリスティックはもちろん、揚げ物などに合わせても良さそうです。

5.「ピーナッツバター」

最後は、セロリにまさかのピーナッツバター!?と驚く変わり種のディップ。「ピーナッツバターは、アメリカでは定番のディップソース。“変わってる“と思うかもしれませんがこれが意外にもおいしいんです(笑)」(高越さん)



材料
ピーナッツバター…適量

作り方
ピーナッツバターをのせる。



「ピーナッツバターは、甘さ控えめで粒入りなものがおすすめ!ねっとり甘味少なめのピーナッツバターがセロリと合わさって、濃厚なごま和えのような感じになります」(高越さん)

恐る恐る食べてみると…これが意外にイケる!!おかず感覚でサクサク食べられちゃいます。
高越さんによると、次のようにアレンジしてもおいしいんだとか。

○しょうゆを垂らす



う~ん、しょうゆを垂らすことで、ピーナッツバターがセロリとよりなじんで、おかず感が増した気が。甘じょっぱさがいい感じです。

○蜂蜜を垂らす



蜂蜜をプラスすると、今度はグッとスイーツ感が出てきます。ちょっと甘いものが欲しいときに良さそう。ピーナッツバターはカロリー高めですが、セロリと一緒に食べれば罪悪感が減りますよね(笑)。

お好きなディップソースを見つけてみて

甘いものからしょっぱいものまで、高越さんおすすめのディップソース、いかがでしたか?



個人的には、初めて食べる「サジキ」が、爽やかでセロリのみずみずしさを存分に感じられてお気に入りでした!
ピーナッツバターも、食卓に出せばぜったい話題になるし、手軽に味変できるのでおすすめです。

みなさんもいろいろな味のディップソースを付けて、セロリをたくさん味わってくださいね。


セロリとは一味違う「セロリのわき芽」のスティック

セロリの“わき芽“とは、セロリの生育途中で、株元の脇から生えてくる小さな芽のこと。



「わき芽は通常、栽培の途中で取り除くのですが、捨ててしまうのはもったいない。シャキシャキとした食感と柔らかい葉が、セロリとはまた違ったおいしさなんです。そのまま噛むと、セロリ特有の香りがやさしくふんわり漂います。わが家では、大き目のわき芽は、そのまま生でスティックにして、ディップソースを付けてポリポリ食べています」(高越さん)


画像下がセロリのわき芽。上のセロリの茎と比べると、その細さがよくわかります。

わき芽は、スティックにして食べる以外でも、生のまま刻んでサラダにしたり、軽く湯がいておひたしやごま和えにしたり。もちろん粗く刻んで炒め物にするもよし! いろいろな使い方ができる万能食材だそう。

農産物直売所でもなかなかお目にかかれない食材だそうですが、もし見つけたら、迷わず食べてみたいですね♪

高越さんのインスタグラムでは、セロリ栽培の様子や、セロリを使ったレシピを数多く発信しています。気になった方は、ぜひチェックしてくださいね。

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。

メゾンやまて

高越友紀さん

セロリが特産の岡山県総社市で、土地なし、機械なしのゼロから農業を始めて6年目。現在は、70a(アール)の畑で、セロリ、白菜、かぶ、カリフラワーなど季節の野菜約10品目を育てている。日々の栽培の様子や、野菜を使った料理のレシピをインスタグラムで発信中。高越さんが育てた野菜は、総社市内にあるJA晴れの国岡山農産物直売所「旬感広場 晴れのち晴れ」や、農マル園芸 吉備路農園などで購入できる。

●インスタグラム @maison_yamate
https://www.instagram.com/maison_yamate/

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