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50年を越えるパルコの歴史を振り返る。「パルコを広告する」展が名古屋PARCOに登場

  • 2024.6.19
「昨日は、何時間生きていましたか。」 1985年 AD:井上嗣也 C:仲畑貴志 P:加納典明
「昨日は、何時間生きていましたか。」 1985年 AD:井上嗣也 C:仲畑貴志 P:加納典明

1969年の創業以来パルコが発信してきたコマーシャルの域を超える広告表現を、8人のゲストキュレーターが現在の視点から再解釈し、厳選されたポスター作品やCM作品を通観できる展覧会《「パルコを広告する」1969 - 2024 PARCO広告展》。2023年11月〜12月に渋谷PARCOで、今年3月には広島PARCOで好評を博した同展がついに名古屋を巡回する。

広告はその企業の宣伝活動の一種であり販売促進の手段だが、パルコの広告は50年を超えるその時代のトップクリエイターの方々と手を取り合い、コマーシャルの範疇を超えた表現として発信してきた。会場の構成は、「2000年以降」「1990年代」「1980年代」「1970年代」と4つの年代を遡行していくことでパルコの広告の原点が垣間見えるかたちに。展示するポスターやCM作品は、2人のゲストキュレーターを招き対談形式で選定、対談内容を展示会場内で上映するほか、会場で販売する公式リーフレットにも掲載する。

広告クリエイティブの歴史を現在の視点で再解釈する同展は、広告が広告を超える未来の可能性を感じられる展覧会となるはず。

「いっそ、美人に。」 1998年 AD:秋山具義 C:糸井重里 P:エンリケ・バドレスク
「いっそ、美人に。」 1998年 AD:秋山具義 C:糸井重里 P:エンリケ・バドレスク
「狩人か。旅人か。」1983年 AD:井上嗣也 C:糸井重里 P:十文字美信
「狩人か。旅人か。」1983年 AD:井上嗣也 C:糸井重里 P:十文字美信
「HAPPY BIRTHDAY P’PARCO」 1996年 AD:信藤三雄 P:稲葉ゲン
「HAPPY BIRTHDAY P’PARCO」 1996年 AD:信藤三雄 P:稲葉ゲン

「パルコを広告する」1969 - 2024 PARCO広告展

会期/6月28日(金)~7月15日(月)、入場無料

会場/PARCO GALLERY 愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋PARCO西館6F

Tel./053-264-8370

開場時間:10:00〜21:00

・入場は閉場時間の30分前まで、最終日は18:00閉場

https://nagoya.parco.jp/

Text: Aya Hasegawa

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