セリーヌ・ディオンがレッドカーペットに復帰！ スティフ・パーソン症候群公表後初

セリーヌ・ディオンが難病スティフ・パーソン症候群（SPS）を公表後、初めてレッドカーペットに戻ってきた。ニューヨークで行われた彼女のドキュメンタリー「アイ・アム セリーヌ・ディオン～病との戦いの中で～」のプレミアイベントに、23歳の息子レネ・チャールズ・アンジェリルとともに登場。

セリーヌは、艶感のある白いボウタイブラウスにロングスカートを合わせ、オールホワイトのエレガントなルックを披露した。シルバーのベルトとお揃いのブレスレット、スタッドピアスと大振りリングをアクセントにプラスし、黒いスーツに身を包んだ息子とフォトコールに応じた。

セリーヌは2022年12月にインスタグラムに投稿した映像で、難病スティッフ・パーソン症候群と診断されたことを公表。この病気は、中枢神経系に影響が出て身体の硬直や痙攣を引き起こすもので、やがて腕や顔、そして足の筋肉が硬くなる症状が出るという。予定していたツアー日程をすべてキャンセルし、治療に専念していたが、今年2月に開催された第66回グラミー賞に年間最優秀アルバム賞のプレゼンターとしてサプライズ登場し、会場からスタンディングオベーションで迎えられた。

「ファンへのラブレター」だという「アイ・アム セリーヌ・ディオン～病との戦いの中で～」は、彼女の闘病生活に迫ったドキュメンタリー。アカデミー賞とエミー賞ノミネートを誇るドキュメンタリーの名手アイリーン・テイラーが監督・製作を務め、病気と闘う彼女の姿を飾ることなく捉えると同時に、彼女の人生を導いてきた音楽に焦点を当て、人間の精神の回復力の強さも描く。

「アイ・アム セリーヌ・ディオン～病との戦いの中で～」は、6月25日よりPrime Videoで独占配信される。

Text: Tae Terai