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妊活を諦めた直後に「友人の妊娠報告」がまんしきれず、こぼれてしまった涙

  • 2024.6.19
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不妊治療のさなかに夫のがんがわかり、不妊治療をストップしていたシカさん夫婦。手術をし夫の体調は良くなり安心していましたが、がんが再発していることがわかります。抗がん剤での治療のために子どもは諦めなければいけないことがわかり、子どもはいらないと気丈に話すシカさん。しかし、その胸中は複雑でした。そんな時、友人から報告したいことがあると連絡が来て会うことに。覚悟して会うことを決めたシカさんでしたが…。著者である梅原こうめさんの読者の体験談を描いた『不妊治療中にがん告知されました』どうぞごらんください。

友人の妊娠報告に「おめでとう」と言ったけれど…

友人から連絡を受け、久々に会うことになったシカさん。連絡がきた時から妊娠報告だろうとわかっていたシカさんは事前にシミュレーションをし、当日を迎えます。案の定、友人からは妊娠報告が。しかし、友人の口から不妊治療を受けていた話が出たことでシカさんは言葉に詰まりながらも「おめでとう」と伝えます。

自分もしていた不妊治療。友人はその不妊治療の結果妊娠したと聞いたら、自分も不妊治療を続けられていたら…とつい考えてしまいますよね。子どもはいらないと言いながらも、諦めきれない気持ちがあったということがひしひしと伝わってくるシーンです。

友人と自分たちを比べてしまった

友人の夫の話になり、妊娠を喜んでいることやいい父親になってくれると思うという言葉を聞き、つい自分たちが置かれた状況と比べてしまったシカさん。比べても仕方ないとはわかっていても、なぜ自分たちだけ…?という気持ちになってしまったのではないでしょうか。

覚悟をして友人と会うことにしたシカさんでしたが、予想外の不妊治療の話や友人やその夫の幸せそうな姿を目の当たりにしたことでこらえていた気持ちがどんどん湧き上がっているように見えますね。

「何かあった?」友人の一言で我慢できなくなった

シカさんの異変を感じ取った友人は「なにかあった?」と問いかけます。その言葉をきっかけに我慢していたものが一気にあふれ出してしまったシカさんは友人の前で泣き出してしまうのでした。「子どもはいらない」と医師と夫の前で言ったものの、諦めるということはそんなに簡単なことではないですよね。

妊娠することは当たり前のことではないですし、健康に生活できることも決して当たり前のことではありません。そんなことをこの漫画から考えさせられます。他人がやけにうらやましく思え、つい比べてしまい落ち込んでしまうことは誰にでもありますよね。シカさん夫婦の場合は不妊治療とがん治療という二択でしたが、きっと誰でも人生の中で大きな選択を迫られる時があるのではないでしょうか。

この漫画には続きがあり、夫婦で生きることを決めたシカさんの思いがつづられています。「心が揺れ動いてもいい。夫がいてくれることが幸せ」だと言うシカさん。この漫画は自分にとって大事なこと、幸せについて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

著者:ママリ編集部

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