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「ごはん前に腸を戻してくれる?」吐くから嫌!なんとか自分を奮い立たせて…<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.6.19

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母と肛門科の受診を終え、夫に報告をしたまる子さん。夫はすぐに義母と手術の相談をしてくれたのですが、「どうするのか聞いても、答えが返ってこない」ということで、戻って来てしまいました。直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)のケアを一生続けるのはさすがに無理だと思い、まる子さんは手術をしてほしいと考えていますが、義母は手術をきっかけに認知症になるのが怖いと言い、前向きではありません。

義母の直腸脱はその後も繰り返していて、まる子さんは嘔吐と闘いながら腸を戻す日々。それ以外にも、ハァハァが止まらないだの、息苦しいからお昼はいらないだの、義母からの要求は止まりません。しかし、そんな中で、まる子さんは貴重なお昼寝時間をゲット。「無」になれる時間が永遠になればいいのに……と思うのでした。

いつも最優先で動けるわけじゃない

腸を戻すのもコンディションがあるようで……。苦戦しているうちに、肌着を汚してしまいました。

安静タイムに突入した義母に、着替えを用意していることと息子の散髪をすることを伝え、部屋を後にしました。

※王子:まる子さんの息子

しばらくして、明らかに怒っている義母の声で呼ばれました。

息子の散髪をしていて気づきませんでしたが、どうやら電話もしていた模様。

部屋に行くと、予想通り激おこ。

グっと感情を抑え、丁寧にいつも最優先というわけにはいかないと説明します。

着替えのときに汚した床を拭き……。

汚れた服を洗い……。

その途中でも、呼び出しは止まりません。

さすがに義母もおむつのほうがいいと理解したようなので、すぐに買いにいこうとすると「明日でいい」と言われました。

やっぱり、おむつは先に買いに行けばよかったかも……。

そして、淡々と汚れた床を拭き……。

汚れた洋服をまた洗濯。これも、もう少しの辛抱……のはず!

息子から散髪を頼まれ、義母の腸を戻した後の安静タイムを活用して済ませることにしました。義母にも声をかけていたのですが、散髪を終えたころに激おこの義母が部屋から叫んでいる声が聞こえました。

散髪をしていて気づかなかったのですが、電話でも呼び出しをしていた模様。急いで部屋に向かうと、体が汚れていて着替えられないとのこと。直腸脱に加えて尿漏れもあり、だいぶ汚れていました。ずっと呼んでいるのになぜ来ないのかと怒られましたが、私だっていつも義母を最優先にできるわけではありません。

文句を言われながらも、着替えを手伝い汚した服を洗い、床を拭き……。少しオーバーワークな気もしますが、手術をしてもらうまでの辛抱だと自分に言い聞かせながら、なんとか頑張っています。

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直腸脱を繰り返すようになってから、まる子さんの負担がかなり大きくなってきましたね……。今は、自分を奮い立たせて勢いでこなしている部分もあると思いますが、それがいつまでも続くわけではないと思うので、まる子さんの心の健康も保てるような方法を見つけて乗り切ってほしいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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