有名なショップで働いたことがある人は、「社割して」と一度は言われたことがあるのではないでしょうか? 今回はそんな有名ショップで働いていた知人から聞いた、店員目線の本音をご紹介します。
有名なショップで働く人あるある
アクセサリーショップで働いていたときのこと。割と有名なショップだったのですが、私はあまり働いているショップ名を人に言わないようにしていました。
理由は、有名なブランドで働いている人は経験があると思うのですが、
「社割ってどれくらい安くなるの?」
「社割してー!」と言われることが多いからです。
私も社割があるのか気になるとか、してもらえたらうれしい、という気持ちはもちろんわかります。ですが、あまり親しくない人やほとんどしゃべったこともない人から「社割してよ」といきなり言われるのは、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
どちらさま?
以前、友だちの知人だという人から
「社割してほしい」と友だち伝いに、連絡が来たことがありました。
私は会ったことすらないので、「どちらさま?」という状態。
世間話で私のことを聞きつけたその人は、「社割してってお願いしてー!」と友だちに強引に言ってきたそう。
友だちは「こんなこと聞いてごめんね」と申し訳なさそうでした。私は、「社割ってできないんだ、ごめんね」とだけ伝えました。
「社割はできません。」
基本的にこういうお願いはすべて「できない」と言って断るようにしていました。
本当はできないわけではないのですが。
ショップ名を聞いた瞬間に、「じゃあ社割して!」となる人からは、「得をしたい!」という身勝手な欲求しか感じられず、どうしても『私、都合よく使われているな』と思ってしまうのです。
本当の友だちかどうか
ショップで働くようになって1つわかったことがあります。それは、
『本当の友だちは、「社割して!」なんて言わない』ということでした。
本当の友だちは、「遊びに行くね」とか「買いに行くよ」と言ってくれます。そして私から社割を提案したとしても、断わられることが多いのです。
「社割して!」としつこい人に困ることもありますが、『本当の友だち』に気づけるようになった点はよかったな、と思っています。
まとめ
『安く買えたらうれしい』という気持ちはよくわかります。ですが、言われ方によっては『利用されている』と感じてしまう人もいますよね。利益など関係なく、思いやりのある関係を築ける友だちを大切にしていきたいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい