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高校生の娘が妊娠「どうしよう…」思春期の親子関係の難しさと、双方の思いを描く作品

  • 2024.6.19

皆さんは学生時代、どんな生活をしていましたか?今では考えられないほどリスクを考えず、突っ走ってしまった経験がある方はいるかもしれません。この作品は、反抗期、そして望まぬ妊娠…そんな多感な高校生と親を描いた作品です。もっち(@mocchi_kakei)さんによる『娘の彼氏を認めない』をご紹介します。どうぞごらんください。

彼氏ができたわが子のことを、手放しに喜べない

高校生になった娘・サオリの母親は、あることに気が付きます。夏休み明けごろから、急におしゃれを気にするようになったわが子をみて、ピンときたのです。

年頃のサオリには、彼氏ができていました。部活に友だち、そして彼氏。サオリはとても楽しそうに高校生活を過ごしているのですが、親としては喜べない部分もありました。

恋愛にのめりこむうち、親の忠告も耳に入らないように

初めての彼氏との交際にのめり込んでいくサオリ。一方で母親は、妊娠には気を付けるように釘を刺します。しかし、サオリにはうるさい小言程度にしかとらえられていないようです。

多感な時期の子どもに性の話をすることはとても難しく、つい遠ざけてしまう話題かもしれません。それでも、妊娠のリスクは本当に大きなこと。親としては聞き流してほしくない話ですよね…。

取り返しのつかない状況になって気づく、自分の浅はかさ

親の忠告を無視して彼氏との付き合いを続けた結果、妊娠したサオリ。取り返しのつかないことをしたとようやく自覚します。未成年の妊娠は、手放しに喜べないこともあります。高校生と言えど、まだ心は未熟な部分もありますよね。性への知識が足りず、興味本位での性行為や妊娠はリスクを伴います。

もし、わが子が学生のうちに妊娠をしたらどうするでしょうか。

その後の対応に正解・不正解はありませんが、授かった命に真剣に向き合い決断をしなくてはなりません。また、そもそもこうした事態にならないように、日ごろから避妊の大切さを伝えることが肝心です。

「子の幸せこそ、親の幸せ」親子のきずなを見直すきっかけに

サオリと母親、そして父親は授かった命に向き合い、相手との話し合いにも臨みます。決して簡単な道ではないものでしたが、親子で話し合った上で結論を出すことになりました。

わが子が誤った行動をしたとしても、守ってあげたいと考えるのが親なのかもしれません。そしてそんな親の愛情に子どもが気づいた時、親子の絆は見直されるのではないでしょうか。思春期ごろになるとつい親がうっとうしくなることがあるのかもしれませんが、いつかは親の思いに気づいてほしいものですよね。

わが子を思う親の気持ちや、性にまつわる知識を与えることの大切さについて改めて感じる作品です。

著者:ゆずプー

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