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「そんなの無責任」謝り倒して辞めたパート主婦を、今も許せない正社員女|女女平等

  • 2024.6.18
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このお話は主人公・横島ゆりこが子持ちパートの松村さんとの出会いや、自身の妊娠・出産を通して、働く女性の生きづらさを実感しながら成長する過程を描いています。坂上課長から「部署の雰囲気を悪くさせた原因はあなた自身でもある」と言われたゆりこ。その言葉に、一瞬ハッとします。課長は続けて、ゆりこが松村さんへいじめのようにつらく当たっていたころ、自分が裏で必死にフォローしていたことを教えてくれました。神谷もち(@mochidosukoi)さんによる作品『女女平等』第49話をごらんください。

松村さんは、ゆりこが自分に厳しく当たっていても必死に耐えていました。そして、課長に「悪いのは自分なので、横島さんには伝えないでほしい」とまで訴えていました。

しかし、ゆりこは松村さんの退職を「無責任」と切り捨てます。仕事を置いて退職したことを指しているのかもしれません。しかし、自身も今はつらい思いをしているはずですが、当時の松村さんへの罪悪感はないのでしょうか。

働く女性の生きづらさを解消するには?

このお話は、女性管理職の横島ゆりこが妊娠・出産を経験して、女性の働き方やジェンダーに向き合う姿を描いています。独身時代のゆりこは、未婚・既婚に関わらず、平等に仕事の責任を分かち合うべきだと考えていました。そのため、時短勤務の子持ちパート・松村さんにも厳しく接していました。

その後しばらくすると、今後はゆりこが授かり婚をすることに。出産ギリギリまで働くつもりでいても、つわりで休職せざるを得ず、産後も保育園に入れないなど苦しい状況が続きます。職場復帰後も思うように働けない中、働き方を変えるように提案されるなど、キャリアは思い通りにならないことの連続に。

ゆりこは、働く母という立場になって初めて、育児しながら働くことの苦労を実感しました。そして、立場は違えど女同士、いろいろな状況の人の気持ちに寄り添える人になりたいと思えるようになったといいます。『女女平等』は、ゆりこの働き方や価値観の変化を通じて、育児と仕事の両立に悩む人に勇気を与えてくれる作品です。

著者:kotti_0901

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