教えてくれたのは…
「W EYE BEAUTY表参道本店」統括マネジャー
SAORIさん
Japan Eyelist College表参道校認定講師、日本化粧品検定1級など多くの資格をもち、美容師・美容部員を経て、アイコーディネーターに。多彩な経験と似合わせ知識で大人世代の支持を集め、年間3000人の眉を手がける。整形級に垢抜ける美眉情報はInstagramでチェック。@saori000917
トータルアイビューティーサロン『W EYE BEAUTY表参道本店』@weyebeauty
眉メイク、上達したいなら「眉頭」に注力して!
SAORIさん
これまでたくさんの方の眉を見てきましたが、「なんか違う……」と感じている原因の多くは眉頭にあります。眉頭の上部が角ばっていればいるほど、どんなに形を美しく整えたとしても違和感はなくなりません。逆に言えば、眉頭が整っていると、その他のことはある程度はうやむやにできるということ。眉メイクが安定しない人は、まず眉頭の正解をつかむとお悩みの8割くらいは解決できると思いますよ。
「眉頭の整え方&描き方」基本を解説
眉は毛の生え方や形、濃さなど、人によって差が大きく、解決策をタイプ別で分けにくいパーツでした。でも! ここで紹介する“基本の眉頭の整え方&描き方”は、どんなお悩みにも効力を発揮! 残り2割の眉メイクも驚くほど簡単になるから、ぜひ覚えてください。
眉頭の整え方手順
- 眉頭のスタート地点を決める&不要な毛を抜く
- アイブロウペンシルで描き足す
- アイブロウパウダーでぼかす
1.眉頭のスタート地点を決める
SAORIさん
おすすめの“眉頭のスタート地点”は、小鼻の延長線上。ここにそろえると、バランスのいい今っぽい眉に仕上がります。柔らかな印象にしたいなら、目頭の延長線上にそろえてみて。
小鼻の延長線上が黄金比、目頭の延長線上ならより柔らかな印象に
SAORIさん
眉頭のスタート地点は縦だけでなく、横のバランスをチェックするのも大切。眉頭の下部分の高さは眉尻の高さと同じくらいにするのがベスト。その状態で左右そろっているか確認しましょう。
眉頭と眉尻の高さが“だいたい同じ”だとGOOD
SAORIさん
眉頭のスタート地点を縦横軸でチェックして、はみ出す部分の毛は“違和感のもと”なので、毛抜きで抜いてしまってOK。この下準備があるとないとで、眉メイクの仕上がりが格段に違います。
2.アイブロウペンシルで描き足す
SAORIさん
「眉ペンシルって、何年経ってもうまく使えない!」と感じていませんか? そんな悩みと決別できるかもしれません! これから伝授するのは、“プロじゃなくてもできる使い方”。眉頭へのアプローチ法を解説します。
眉頭を描き足すコツ
- 極細〜細芯のペンシルを使うこと!
- チョンチョンと点を描くイメージで!
- 力は不要!ペン先を肌に軽く当てるくらい!
SAORIさん
眉ペンシルは太さ選びがかなり重要。チョンッと点を描いたときに自分の眉毛の毛穴と同じサイズになるかどうか。これまで「毛を1本1本描く」とよく聞いてきたかもしれませんが、より簡単にメイクするために重要なのは「1点1点描く」こと。自分の眉の毛穴サイズに合った細さの眉ペンシルをゲットできたら、勝ったも同然。毛の足りない部分に、チョンチョンと点を描いて隙間を埋めていきましょう。力加減の目安は、ペンシルの先が肌に触れるか触れないか、くらい優しく。
ペンシルの色がのらない場合は、スキンケアがきちんとなじんでいない可能性があるので、その点もチェックしてみてくださいね。
※眉頭側2分の1は「1点1点描く」、眉尻側2分の1は「1本1本描く」のがおすすめです。
【ITEM】
セザンヌ 超細芯アイブロウ
03 ナチュラルブラウン
¥550
0.9mmの超細芯で、色ののりがよく、1点1点が描きやすい。
3.アイブロウパウダーでなじませる
SAORIさん
点を描いた部分に眉パウダーをのせてぼかし、なじませます。ここで意識すべきは、眉を描くのではなく“影をつくる”ということ。色みは肌より少し暗めで淡い発色のものを選びましょう。ピンポイントで色をのせられるブラシを使うと簡単&ラクに美しい眉頭が完成しますよ。ブラシ選びのポイントは、先端が細くて粉含みがいいこと。これで、まるで自眉が整ったかのような完璧な眉頭の完成です!
【ITEM】
ジルスチュアート ブルームニュアンス ブロウパレット
02 greige bloom
¥3850(編集部調べ)
ふんわり優しい色合いで、自眉のような仕上がり。
SHISEIDO メーキャップ KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ
¥2640(編集部調べ)
アイライナー用の繊細さが眉メイクにもフィット!
\完成!/
撮影/伊藤泰寛 監修/SAORI モデル/Risa(VOCEアンバサダー) 取材・文/長江悠祐子