肉なしでも満足！木綿豆腐で作る『精進キーマカレー』【あっさり、ヘルシー】

精進料理って聞くと「地味」「あっさり」「ボリュームがない」などのイメージを持つ人も多いのでは？

料理僧としてさまざまな媒体で活躍されている青江覚峰さんは、精進料理を世界に広げるべく〈いまどき〉のレシピ開発に余念がありません。今回ご紹介するキーマカレーはそんな青江さんの自信作のひとつ。

しっかり水切りした木綿豆腐が肉のようなボリューム感を出してくれ、隠し味の白練りごまがコクを引き出してくれます。

これからの暑い時期の食欲がないときにもぴったり！

『精進キーマカレー』のレシピ

材料

木綿豆腐（大）……1/2丁（約175g）
にんじん……1/2本（約80g）
かぼちゃ……1/8個（約150g）
生しいたけ……４個
カットトマト缶詰（400g入り） ……1/2缶
カレー粉（にんにく不使用のもの） ……大さじ２
白練りごま……大さじ４
温かいご飯……適宜
好みでグリーンピース……適宜
サラダ油
塩
こしょう
みそ

作り方

（１）にんじんは皮をむき、かぼちゃはわたと種を取って粗いみじん切りにする。しいたけは石づきを切り落とし、軸も一緒に粗いみじん切りにする。
（２）フライパンにサラダ油大さじ１を中火で熱し、豆腐をくずしながら入れて水けがなくなるまで炒める。
（３）(１)と塩、こしょう各少々を加えてよく炒める。かぼちゃが柔らかくなったらトマトを缶汁ごと加え、10分ほど煮る。水分が減ってきたら水を適宜加える。練りごま、カレー粉と、みそ大さじ１を溶かし入れ、水分がほぼなくなるまで煮つめる。
（４）器にご飯を盛ってカレーをかけ、好みで塩ゆでしたグリーンピースを飾る。

教えてくれたのは……青江覚峰（あおえかくほう）さん

1977年東京都生まれ。浄土真宗東本願寺派湯島山緑泉寺住職。米国カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。ブラインドレストラン「暗闇ごはん」代表。超宗派の僧侶によるウェブサイト「彼岸寺」創設メンバー。ユニット「料理僧三人衆」の一人として講演会「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」などで料理を振る舞う。著書に『お寺ごはん』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、『ほとけごはん』（中公新書ラクレ）、『お寺のおいしい精進ごはん』（宝島社）など。
https://www.ryokusenji.net/kaku/