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“少し変えるだけ”でアイアンのバラつきが解消! 方向性がよくなる打ち方

  • 2024.6.18

「練習もラウンドに行くのもモチベーションが上がらない」そんなゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は「アイアンショットが安定しない」「スイングがバラバラ……」そんな悩みを解消する打ち方&練習法をピックアップ。“少し変えるだけ”で方向性がグンと良くなる、そんなレッスンをお届けします。

LESSON 01

「スライスばかり出てしまう人」はアドレスだけひと工夫!

スライスに悩んでいる人は、まずはアドレスを変えてみましょう。スライスはインパクトでフェースが開いて当たることが原因なので、開いてしまわないように、アドレスの時点でフェースをかぶせて構えます。スイング中はフェースの向きやスイング軌道など難しいことは気にせずに、いつもどおりのスイングをすればOKです。

最初からフェースを被せておけばインパクトで開かない

フェースを大きくかぶせて振る。最初からかぶせておけばインパクトで開かない。スライスの曲がり幅が小さくなってきたら、フェースをかぶせる度合いを減らしていく。

右足を半歩下げて構えてクラブの軌道をインサイド・アウトに

クラブの軌道がアウトサイド・インになっているのもスライスの原因。右足を半歩下げて構えればクラブをインサイドから振り下ろせるスペースができるので、アウトサイド・インを直せる。


樋口あけみ
●ひぐち・あけみ/1989年生まれ、三重県出身。156cm。ステップ・アップ・ツアーを中心に試合に出場。ティーチングプロの資格も取得していて、試合の経験をもとにレッスン活動をしている。フリー。


「なかなかうまくならない」「練習もラウンドに行くのもモチベーションが上がらない」。そんなゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は「再現性が悪くて、いつもスイングがバラバラ……」そんな悩みを解消する練習方法を西澤優子コーチが教えてくれました。

LESSON 02

“クラブを右回りに扱うだけ”でスイングの再現性がグッと高まる!

ゴルフは道具を使うスポーツですが、体の動きばかり気にしていませんか? スイング上達への近道は「クラブの特性を生かす」ことです。クラブはアドレスするとヘッドが右に開くようになっています。

まずはクラブの重心、設計上の特徴を感じながら振るスイングをマスターしましょう。クラブの重みと遠心力を感じながら、ヒジ下から手首を柔らかく使ってクラブを回します。

次は実際にボールを打って、右回りの特性を体に覚えさせます。ボールを打ったあと、フィニッシュをとらず、スイングした勢いのままクラブをアドレスの位置に戻しましょう。そうすると右回りにクラブを扱えるようになり、クラブがオンプレーンを通るため、再現性が高くなります。また、クラブなりに振ることで体への負荷も少なくなる。ゴルフを長く続けられるようになるのでオススメです。


西澤優子
●にしざわ・ゆうこ/大分県出身。コロナ禍でゴルフに出会い、森守洋氏のコーチ向けの勉強会「森ゼミ」に入会。松本協氏のYouTube「TASK GOLF」に出演するなど、ゴルフ力学も勉強中。4月から東京・目黒区の「学芸大ゴルフスタジオ」でレッスンを行なっている。


LESSON 03

狙った方向に飛ばすために大切なのは“下半身リード”

アイアンで狙った方向に飛ばすために大切なのは、下半身リード(下半身でスイングを先行する、リードする)の動き。まずは下半身リードの形を作る方法を紹介します。これ、実はすごく簡単で、スイングするときにトップで1秒くらい止まって打つだけ。普通はスイングの流れにのって一定のリズムで打ちますが、トップで1度止まることで、下半身リードで動くイメージができます。打ち急ぎもなくなりますよ。

トップで止まったら、左腰から動かし始める。そうすると腰がしっかり回り、下半身でスイングをリードしながらでボールを打つことができます。

ハーフスイングで手首の角度を変えないようにクラブを下ろす

フルスイングの半分の大きさのスイング“ハーフスイング”で打つ練習も、アイアンの方向性を高めるのに効果的。下半身リードの動きを意識しながら、インパクトゾーンを安定させていきましょう。最初はゆっくり、慣れてきたら普段のスイングスピードで打ってみるのが◎。インパクトゾーンが安定すればだいたいはいい球が打てるので、ハーフスイングでもしっかり当たれば結構飛びます。


今井鮎美
●いまい・あゆみ/2001年生まれ、埼玉県出身。プロテストに向けて日々奮闘中。得意なクラブはピッチングウエッジ。日本ウェルネススポーツ大学所属。


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