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婚約者「親が病気だから別れて」失恋の傷を癒しにハワイへ行った私。そこにいたのは親友と…!?

  • 2024.6.18
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私は28歳の会社員。会社では最年少でプロジェクトリーダーを任され、やりがいのある仕事に精を出しています。一方、プライベートも絶好調! 付き合って5年になる彼とは婚約中で、毎日が幸せいっぱいだったのですが、想像もしなかった悲劇に襲われ……!?

婚約者と突然の別れ!?

ある日のデートのことです。彼の様子がおかしかったので「何かあった?」と尋ねましたが、暗い顔でうつむいたまま。悩みがあるなら助けになりたいと話すと、彼はようやく重い口を開きました。

「実は、田舎の親のことで……」

彼は大学進学を機に上京し、そのまま東京で就職。両親とは疎遠と聞いていて、婚約はしたものの、私はまだ彼らに会ったことがありません。

「母親がやっかいな病気になっちゃってさ……。俺、田舎に帰らなくちゃいけない。これから介護が必要になるし、俺自身の再就職もまだわからない。お前に迷惑はかけられないから、別れるのが一番だと思う」と彼は言い出したのです。

「本当にごめん。俺、今までお前と一緒にいられて幸せだった!」

そう言い残して彼は立ち去ってしまいました。その後は連絡をしても返信がなく、音信不通に。彼の家にも行きましたが、すでに引っ越した後でした。

傷心旅行のハワイで…

それから私は、何も手につかない日々を送りました。親友が親身になってなぐさめてくれなければ、寝食も忘れるほどの落ち込みよう。

しかし、このままではダメだと思い、私はハワイに住む兄に連絡します。「ハワイに傷心旅行に行きたい」と話すと、現地で旅行会社を経営している兄は、チケットなど迅速に手配してくれました。

ハワイに無事到着し、迎えに来てくれた兄と早速ビーチへ。美しい砂浜には大勢の人がいました。どうやら挙式をするカップルとその招待客たちで盛り上がっているようです。

幸せそうな新郎新婦が中央に立っていて、私は胸が痛くなったのですが……ん? あの花婿、見覚えがある。花嫁も? よく見るとそれは、田舎に帰ると私を振った元婚約者と、失恋をなぐさめてくれた親友だったのです!

私は何もかもが信じられない気持ちでした。そうこうする間にも式がスタート。司会者が2人の馴れ初めを話し始めたのですが、それによると2人の交際期間は1年あまり。つまり、元婚約者は私と付き合いながらも親友と浮気していたようです。

「アイツら、そろって人をコケにしやがって! 絶対許せ~~ん!」

これぞ本当のサプライズ!

事態を兄に説明すると、彼はスマホを取り出して誰かに電話をかけました。すると、新郎新婦の側にいた式場のスタッフが私たちのところへ。兄は旅行会社を経営している関係で、この式場にも顔が利くよう。

「すまないけど、サプライズでスピーチをしてくれる方がいらっしゃったとご案内して」

兄はそう言ってスタッフに頼み込み、私の肩をポンとたたきました。

こうして私は突如スポットライトを浴びながら、めでたい式の中央へ。新郎新婦は、マイクを持った私を見て顔面蒼白です。

「本日はご結婚おめでとうございます!って、私はついさっき知ったのですが。新郎のご両親もご出席のようですが、お体はもう大丈夫ですか?」

私の言葉に元婚約者の両親は目をぱちくりさせています。

「私は彼から、親が大病で田舎に帰るから別れよう、とわずか数週間前に言われたので、とても心配しておりました。おまけに、婚約者に振られた私をなぐさめてくれた親友が、まさかその彼と結婚とは。こんなところで偶然会うなんて、やっぱり嘘をついていいことなんてありませんね」。

社内にも挙式の話が広がり…

挙式はもちろん途中で中止。親族や友人に、親が病気だと嘘をついて婚約破棄をしたこと、2人で私を騙していたことがバレ、2人は総スカンです。海外挙式に大枚をはたいた挙句、白い目で見られながらすごすごと帰国していきました。

さらに元婚約者は、挙式に呼んだ同僚たちからこの話を社内で広められ、肩身の狭い思いをしているのだとか。彼女のほうも、共通の友だちはみんな私の味方になってくれたため、仲間内で孤立。

一方の私は、完全に立ち直りました! しばらく仕事に夢中になっていて、気付けばあれから数カ月。今度はもっと大きなプロジェクトのリーダーを任され、忙しくも充実した日々を過ごしています。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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