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ヨガでココロを整える!ヨガインストラクター・宮城由香が教える【身体は元気! 心はイマイチ…な日のヨガ4選】

  • 2024.6.18

「ヨガでココロを整える」をテーマに、現在の心身の状態に合ったヨガをプロに教えてもらう、3回シリーズの1回目。今回はヨガインストラクター・宮城由香さんが“身体は元気! 心はイマイチ…な日のヨガ”をご紹介します。
[初出:『Yoga&Fitness』vol.12]

身体の安定があれば 心もニコニコしてくれる

「宮城由香」といえばアドバンスのイメージが強いと思いますが、実はアドバンスアーサナの練習はほとんどしません! いくら健康に気遣って生活していても、毎日の状態は違うし、今日は元気だな、とか少し疲れ気味だなとか感じますよね。だから毎日練習はするけど、内容は全く違うし、時間や深さも決めていないんです。

アドバンスのアーサナに関しては、ベーシックなアーサナを使って、基本的な体の使い方を練習していたら自然とできるようになっていました。体が繋がってきたって感じです。レッスンの中でもアーサナを練習しているわけじゃなくて、体を繋げるためにアーサナを使っているだけ。アーサナに丁寧に取り組むことの大切さを伝えています。特にアドバンスのアーサナは執着が出やすいので、常に心の状態を観察してもらっています。執着を手放すと練習が楽しくなるし、できないことが苦しくなくなるから。

私自身、ダンスをしていた時は人と競っていたし、嫌なことを引きずってしまうこともありました。でもヨガをして、自分との時間を作るようになってから心が安定したんです。細かいことが気にならなくなったし、生きるのが楽になった。

今の自分はどんな感じかを常に観察していたら、自分自身で正せる力がついたんです。穏やかじゃなきゃいけない、元気じゃなきゃいけないとかではなくて、自分のベストの状態でいればいい。【身体の安定があれば心もニコニコしてくれる】から、髪の毛を解かすように当たり前に練習して、毎日自分と向き合うことが大切なんだと思っています。

執着を手放しチャレンジ精神を育てる ピンチャマユラーサナ(鹿足のバリエーション)

憧れている人も多いポーズですが、勢いで足をあげたり、腰を反らせてキープすると怪我にもつながりかねません。ポーズの完成に執着せず、体幹から床を押す力を股関節へと繋ぐ事を意識してポーズに入ります。伸ばした足の「押し出す力」と曲げた足の「引き戻す力」の中心を探していくように、心のバランスを取りながら集中してキープします。

前向きな気持ちで本当の心地よさを探る ウルドゥバダニュラーサナ

脚と腕の力をダイナミックに使って胸を開き、気持ちを前向きにしてくれるポーズです。無理をすると色々なところに痛みが出るため、やりすぎてしまう心の状態と向き合い、気持ちよく胸を開くことを意識します。

集中力を高めて自分自身のエネルギーを引き出す バカーサナ

肋骨が開いているとコアが上手く使えない上、呼吸が浅くなります。前鋸筋から外腹斜筋の繋がりを意識し、コアを強化する事で心身ともに安定し、自分の強さを引き出してくれるポーズです。胸郭が正しい位置になると、横隔膜が動いて深い呼吸に繋がるため、自律神経の調整もしやすくなります。

心の焦りと向き合い内観力を高める シルシャーサナ

逆さまの状態で中心を探すことで、心身ともに軸を感じることができるポーズです。ポーズに慣れていても、心の焦りがあるとキープできないため、今の自分を観察する力が身につきます。また、心臓よりも脳を低い位置にして、脳への血流を高めるとともに、頭頂にある百会のツボを刺激して自律神経のバランスを整えます。

教えてくれたのは…
宮城由香さん
15歳から始めたストリートダンスでイベントやショー、TV、映画などに出演。パフォーマンスを上げるためにヨガ・ピラティスを始め2007年ヨガのインストラクター認定コースを修了しヨガインストラクターとしての活動を開始。2019年4月1日、studioGODをオープン。スタジオディレクターとしてスタジオをまとめ、自身もレッスンを担当。格闘家・朝倉未来のオンラインサロン「強者理論」でもヨガレッスンを担当する

取材・文:高野真利 撮影:中原義史

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