1. トップ
  2. 豪華客船での大パニック発生にハラハラドキドキ…シャレの利いた粋なシーンも「9-1-1 LA救命最前線」シーズン7開幕

豪華客船での大パニック発生にハラハラドキドキ…シャレの利いた粋なシーンも「9-1-1 LA救命最前線」シーズン7開幕

  • 2024.6.17
  • 61 views
最強カップル、アシーナ(アンジェラ・バセット)とボビー(ピーター・クラウス)が絶体絶命のピンチ (C) 2024 Twentieth Century Fox Film Corporation
最強カップル、アシーナ(アンジェラ・バセット)とボビー(ピーター・クラウス)が絶体絶命のピンチ (C) 2024 Twentieth Century Fox Film Corporation

【写真】マッチョな体&キュートな笑顔で人気のオリヴァー・スターク“バック”

アメリカ・ロサンゼルスを舞台に救命救急の最前線で活躍する人々を描いたドラマ「9-1-1 LA救命最前線」のシーズン7が6月5日より配信開始。同作はアメリカで大ヒットしているテレビシリーズで、日本でもファンが多い作品だ。期待を裏切らない始まりとなった第1話、そして1話から続く物語が描かれた6月12日配信の第2話をレビューする。(以下、ネタバレを含みます)

「9-1-1 LA救命最前線」待望の新シーズンがスタート

同ドラマは、緊急通報ダイヤル「911」を受け取った指令室から警察・救急・消防と連携し、事件・事故を最前線で対処する“ヒーロー”たちの奮闘と日常を描く物語。日常の小さな事件から未曾有の事故まで、圧倒的なスケールとリアリティーで、アメリカのみならず日本でもヒットしている。

主要キャラクターは6人。ロサンゼルス市警の巡査部長アシーナ・グラント(アンジェラ・バセット)、彼女の夫でロサンゼルス市消防118分署の隊長であるボビーことロバート・ナッシュ(ピーター・クラウス)。そして、ボビーの部下の消防士として、バックことエヴァン・バックリー(オリヴァー・スターク)とエディ・ディアス(ライアン・グスマン)、救命士の役割も持つヘンことヘンリエッタ・ウィルソン(アイシャ・ハインズ)とチムニーことハワード・ハン(ケネス・チョイ)、指令室のオペレーターでバックの姉&チムニーのパートナーであるマディ・ケンドール(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)という面々だ。

シーズンを重ねるごとに“チーム”としての絆も深まってきた彼らが、新シーズンでも頻発する事故や事件に対処しながら熱いドラマを見せる。

豪華客船でのハネムーンに不安を覚えるアシーナ

シーズン7の第1話は、事情を知っていればニヤっとするシャレの利いた始まりとなった。

それはアシーナがカウンセラーに対してボビーが結婚4年目にして行けていなかったハネムーン旅行として豪華客船でのクルーズを予約したことの不安を話しているシーンでのこと。過去の回想で、幼いアシーナが両親と「ABC局がテレビ初放送でお届けします」というアナウンスと共にパニック映画「ポセイドン・アドベンチャー」がオンエアされるテレビを見ている描写があった。

実はこの新シーズンは、本国において放送局がFOXからABCに変更になったという経緯がある。また、幼いアシーナが見た「ポセイドン・アドベンチャー」(1972年)はFOX放送と同じ傘下だったことがある20世紀フォックス映画(現・20世紀スタジオ)の配給作品だ。

といっても、ただ単に放送局ネタでは終わらなかった。豪華客船が津波によって転覆する「ポセイドン・アドベンチャー」は、アシーナとボビーに待ち構える困難を暗示していたのだ。

豪華客船が乗っ取られる!

映画がトラウマになっていたアシーナ。しかし、それとは別に、ボビーと結婚してからも警察官と消防署隊長として多忙な日々を送ってきた中で、2人きりになることはそれほど多くなく、およそ2週間を一緒に過ごすことで自分を見失ってしまうのではないかという不安もあったのだ。ボビーもアシーナが2人きりになるのを避けているのではと感じ取っていた。

2人の間に気まずい空気が流れるが、それが解消されたのが、偶然同じ豪華客船に乗っていたシーズン2の第8話に登場していた夫婦への疑惑だ。仕事大好き人間の性(さが)というべきか、いや使命だ。これまでも小さな疑問が事件につながったこともあったのだ。

すると、その小さな疑惑から妻の誘拐が発覚し、そこから暗号資産を狙う一味による船の乗っ取りという大事件が発生してしまった。

アシーナとボビーがピンチに次ぐピンチ

第1話ではバックたちがボビーの休暇中に空軍のF-16戦闘機が民家に突っ込む事故に対応するシーンもあったが、第2話はそれ以上、これまでのシーズンを通しても上位と感じる圧巻のスケールで描かれた。

アシーナのさすがの観察眼が発揮されるシーンに感心しつつ、乗っ取り一味は目的のものを手にして逃亡したところから、さらにドキドキ感が増していく。

豪華客船が航行する海上に嵐が近づくなか、乗っ取り一味によって通信システムが破壊されて助けを呼ぶことができない状況で、一味が仕掛けていた爆弾が爆発して船が傾き、浸水。さらに乗客を救うための行動をするアシーナをボビーが支え、共に絶体絶命の危機に。なんとかそれを脱したと思ったら、嵐による大波に船が襲われたのだ。映画「ポセイドン・アドベンチャー」をオマージュしたシーンに、手に汗握らずにはいられなかった。

一味によって銃撃された人の手当てをするシーンで、ボビーがアシーナに「他に必要なものは?」と問われて「うちのチーム」と答えたことにアツいものを感じた。そのチームの一員であるヘンは、アシーナたちが乗る船に何かが起きているのではないかと“勘”で動き始めた。ドキドキハラハラの展開は次回、第3話へと続く。

今シーズンは、アシーナとボビーをはじめ、キャラクターたちの“愛”にも一段と焦点を当てているようだ。細かい瞬間、場面描写にも期待が高まる。

「9-1-1 LA救命最前線」は、ディズニープラスのスターで全シリーズ配信中。独占配信中のシーズン7(全10話)は、毎週水曜に1話ずつ最新話を更新。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

元記事で読む
の記事をもっとみる