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義母「急いで帰ってきて腸を戻して」義姉がいても呼び出されるのはいつも私…<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.6.17

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)が頻繁になってきたので、肛門科に行きたいと言いだした義母。しかし、その日はちょうど午前中に大学病院の予約を入れていたため、まる子さんは行くなら午後になると説明しました。すると「こんな状態で午後までいられない」と渋る義母。まる子さんひとりで大学病院へ薬を取りに行き、急いで帰ってくれば午前中のうちに肛門科に行けると言いだします。しかし、それはかなり無理がある話だと説明すると、義姉に電話で愚痴る始末。結局、肛門科の受診を午後にすることで落ち着きましたが、朝から大騒ぎになりました。

家事を済ませ、病院に行く準備が整ったところで、義母から診察券と保険証、そして予約票を預かりましたが……。予約票に書かれていた日付はまさかの1週間前。なぜか、義母から間違えたことを責められるまる子さんでしたが、とにかく時間がないのでそのまま肛門科へ向かうことにしました。診察の結果、直腸脱は手術か様子見しかないと言われ、すぐには決められないのでしばらく考えることに。

私はプロじゃない!

「腸を戻す→安静にする」の繰り返しでほぼ寝たきり状態。

夫が帰って来てから、肛門科での話をすると、義母と手術について相談してくれたのですが……。

これが一生続くのはさすがに無理!

食後は吐きそうになるので、やるなら食前に……。

電話で呼び出されると、思わず「拒否」を押したくなる衝動が……。

仕事が終わる時間に合わせて義母から電話がかかってきました。今日は仕事帰りに買い物をして帰る予定だったので、義姉に腸のしまい方の説明もしたのですが……。

私はプロではないですし、改めて買い物に出掛ける気分にもならなかったので、急いで買い物をして帰りました。

※アノ子=義姉

義姉もフォローしてくれます。

義父ががんの手術後、一時的に術後せん妄(意識の混乱)を起こしていたのを認知症だと勘違いしているようで……。義母は相変わらず気が進まない様子。

たしかに、義父はせん妄が激しく大変でしたが、息子にだけは驚くほどやさしい顔を見せていました。不思議。

肛門科の受診を終えて帰宅すると、すぐにまた呼び出し。容赦なく出てくる直腸脱に、もうお手上げです……。夫が帰宅してから、肛門科での話をしたところ、すぐに義母と手術について話しに行ってくれました。しかし、しばらくすると「どうするのか聞いても、答えが返ってこない」と言って戻ってきました。

こんな状態でも義母が手術を拒否するなら、私も今後は腸を戻すことはしないと言うつもりです。2時間おきに強烈なにおいと嫌な感覚を味わうなんて、私のほうがおかしくなりそうなので……。

翌日は、朝から仕事だったので、代わりに来てくれる義姉に直腸脱のケアについて紙に書いて出掛けました。しかし、仕事が終わるころに「また腸が出たから、急いで帰ってきてやって」と義母から呼び出し。義姉に紙を見ながらやってもらうように言っても「あなたプロなんだから」と謎の回答が返ってきました。プロ? 何の?? そして、家に帰り義姉も交えて話し合いをしましたが、手術をきっかけに認知症になるのが怖いと話す義母の説得は、簡単ではなさそうです。

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仕事の時間は、まる子さんが義母に振り回されない貴重な時間のはずなのに、帰り道で呼び出しがかかるようになると、仕事中でも義母のことが気になってしまいそうです。今以上に直腸脱の頻度が上がるようなら、介護をする人のためにも手術を受けることを考えてほしいですよね。寝たきりになってしまう前に、状況が良い方向に向かってくれますように……!

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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